真面目で裏切らない夫を信じていた私

クロユキ

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離婚の理由

クレアの父親が屋敷へ来た知らせを受けたアルフォートは戸惑っていた。
「…ク、クレアも一緒なのか?」
「いえ…奥様はご一緒ではありません…」
「そうか…分かった…会いに行こう……」
アルフォートは、部屋を出て階段を下りると玄関の前に結婚式以来久しぶりに会うクレアの父親が立っていた。
「あ…お義父さん…」
アルフォートはそれから声が出なかった。
「…クレアが実家へ帰って来たのを知っているのか?」
「えっ!?…あ…はい……」
自分の顔を見て直ぐにクレアの名前を出した父親に戸惑った。
「何故、クレアが実家へ帰って来たのか理由が知りたい」
「えっ…」
クレアの父親に笑顔は無くじっと自分を見る目にアルフォートは動揺していた。
「あ…あの…クレアは何も話していないのですか?」
「君と結婚をして今まで実家へ帰っていない娘がなんの連絡も無く…それも夜に成り掛けている時間に帰って来れば私達も驚いてしまう…何故クレアを実家へ帰らせ君は屋敷に居るのかその理由を聞きたい」
「あ……それは…」
アルフォートは声を出す事が出来なかった…クレアの父親を前にして……
「……離婚とはなんだ?」
「えっ!?」
ビクッとアルフォートは突然父親が離婚を口に出しそれに驚いた。
「娘が母親に君と離婚をすると言ったそうだ。私は直接は聞いていない…クレアが屋敷へ帰り使用人と母親に君から捨てられ離婚に成ったと言った」
「!!捨て……」
「君の口から直接聞きたいと思い遅い夜だったが馬車を走らせた…離婚は本当なのか?」
「……それは……」
「…君がそんな顔をするのは初めて見た…娘と顔を合わせた時も式を挙げた時も君は無表情だった…クレアと結婚は望んでいなかった様に見えた」
「えっ……」
「君は、クレアと結婚をしてこの半年幸せと思った事はあるのか?私達は、君とクレアの生活を知らない…子供の事も聞いていない…娘からの話しを待っ事にしていた…だが今日、娘が突然帰り君に捨てられ離婚に成ったと言い帰って来た…どう言う事なんだ?」
「あ……」
アルフォートは、冷たい目を向けるクレアの父親に戸惑うばかりだった。






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