信じていました…

クロユキ

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信じていた人の裏切り※

庭園を歩いているとお姉様が手を振り私と旦那様の側に駆け寄った。
「二人で何処へ行くの?」
「お姉様、お帰りなさい庭園へ散歩です。」
「私も一緒に良い?」
「ええ、でも仕事で疲れているのでは?」
「二人の顔を見たら元気になったわ」
お姉様は、旦那様の腕に手を回し旦那様は驚いて戸惑っていた。
「お、おい、ローラがいるんだ」
「あら、良いじゃない、ローラも彼の腕に手を回したら?」
「えっ!?」
「この人、腕に手を組んで歩くの好きなの」
「えっ!?そうなんですか?」
「アリーヌ」
私は旦那様の腕に手を回し旦那様は私を見て微笑んでくれた。
「両手に花じゃない」
「おい」
「クスクス」
私は、旦那様とお姉様の会話が好きだった。
庭園から帰った私達は夕食まで時間があったので私は部屋に戻り編み物の続きをした。
夕食の時間になるとお姉様と旦那様の会話を聞き、二人とも仕事の話しをして私は聞いていても首を傾げるばかりで私は二人の会話をじっと見ていた。
夕食が終わり私はメイド達が用意した湯編みをして旦那様を待っていた。
「……こ、今夜も?」
私はドキドキと緊張して旦那様を待っていた。
コンコン
「待たせたね」
「い、いえ…」
クスッと笑う旦那様はソファーに座る私の隣に座った。
「今夜は、一緒に寝るだけでいいかな?」
「えっ!?」
「メイドから聞いて腰が治っていないと聞いたんだ」
「えっ!?私はメイドに腰の話しは…」
「君の歩き方がおかしいと思って私に話しをしたんだ」
「っ…」
クリストフはローラの手を取りベッドの方へと一緒に歩き横になった。
「無理をさせてごめん…」
「旦那様が謝る事はありません…」
「時間は沢山あるんだ焦らずにゆっくり過ごそう…」
「…はい、旦那様…」
私は、一緒に眠る旦那様の話しを聞いて目を閉じた。
何時眠っていただろうか…目を覚ました私は隣に旦那様の姿がないのを気が付いた。
「旦那様?…部屋に戻ったのかしら…」
「……」
私は眠れず窓を見ると満月だとわかった。
「…少し歩こうかしら…」
歩けば疲れて眠ると思った私は部屋を出て廊下を歩いていた。
歩いているとお姉様の部屋から声が聞こえた。
「……ぁ…」
「……っ…」
旦那様の声に聞こえた私は、こんな夜に二人で話しをしているのだろうかと気になり扉を少し開け部屋の中を見た。
私が見た光景は、月の明かりで部屋の中が分かるくらいに明るくベッドの上で愛を囁く旦那様と姉の姿を見て…私は頭の中が真っ白になった。
「あ…愛しているわ…クリストフ…ああ…」
「はぁはぁ…アリーヌ……」
「ねぇ…貴方の子供が欲しいわ……」
「っ…無理な事を……」
ガタン!!
「「!?」」
クリストフとアリーヌは物音で部屋の扉が開いているのに気が付いた。
「誰だ!?」
クリストフが慌てて脱ぎ捨てたガウスを着てアリーヌも慌てて寝服を着た…クリストフはベッドから飛び降り部屋の扉を開けた。
「誰だ!………」
クリストフは真っ青な顔になり廊下の床に腰を落として涙を流すローラの姿があった。


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