《完結》私が知らないと思ったの?

クロユキ

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口論

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「黙っていないでなんとか言ったらどうなんだ!」
お義父様の怒鳴る声が食事の部屋の中で響いていた。
「……っ……っ」
お義父様から叱りを受けて言葉が出ないのかしら?仕方ないわね怒られる事を貴方はしてしまったのだから…でも、私が言う前に彼女が言ってしまうなんて…この先の事を考えて夫と付き合っていますと言ったのかしら?
「……お父さん、このまま止めなくていいの?」
「途中で止めると気分が悪いだろう…このまま親子喧嘩を私達は見ていようではないか」
「まあっ、お父さんたら趣味が悪いわ」
「ふん」
私の隣でお父様とお母様は、夫とお義父様の喧嘩をそのまま口を出さずに見ている事にすると話しをしているのを聞いた。
「良かったわ食事が終わって…あっ、でもまだ紅茶とケーキが残っていたわ」
「ルーク、なんとか言ったらどうなの?」
お義母様も夫に怒る顔を見せていた。
「お義母様、ルーク様を責めないで私達愛し合っているんです」
「貴女は、黙ってなさい!誰がお義母様と呼ぶように言ったの」
私は、お義母様が怒るのを初めて見て驚いてしまった。
「あ…ごめんなさい…」
今にも泣き出しそうな顔をする彼女に夫は黙ったまま何も言わず
にいた…彼女を庇うと思っていたけれど…
「何もそこまで言わなくていいではありませんか、余りにも酷い娘はルーク君を心から愛しているんです」
「酷いですって?息子に色目を向けて近付いたのは誰ですか!」
「色目だなんて…ルーク、お義母様が私に酷い事を言うのなんとか言ってよ」
彼女は夫に目に涙を溜めて腕を掴み助けを求める姿を見せ夫は苦痛な顔を彼女に向けていた。
「……何故…この場で君が離婚の話しをしたんだ…」
「えっ、だって何度も貴方にお願いしても言ってくれないから私が言うしかなかったじゃない…私、貴方の子を身籠っているのよ」
「は!?」
夫は驚いた声を出し部屋の空気が変わってしまった。




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