《完結》私が知らないと思ったの?

クロユキ

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二人だけの食事③

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私は、大きな屋敷を見て口が空いたまま茫然と屋敷を見上げていた。
「……ここ…ブラッド君の……」
「はい、俺の家です」
「い……」
「行きましょう、両親を紹介します」
「え……ええ……」
『ブラッド君、貴方何者?』と思わず声に出しそうになった…こんな立派な屋敷に住んでいるのに私の小さな店で働くの?と思ってしまった。
お店に面接に来た時、お店が素敵だと言ってくれて彼を見た時何処かで会った気がしていた…同じ学園で一つ年下と言って私を学園の時から知っていたと「だから会った事があるのね」とそこから学園の事を色々話しをしていた…男性の店員を前から考えていた事もあってお店で働くのをお願いした。
ルークに色々と頼みたい事があっても仕入れ先へ行かないと…とお店は私に任せてばかりだった。
「お帰りなさいませ、ブラッド様」
「ああ、クラリス様と一緒なんだ両親を呼んで欲しい」
「分かりました」
「……」
メイドが十人いる出迎えと執事にも驚いたけれど屋敷の中がキラキラと輝いて見えるのはこの屋敷の中だけ太陽があるのかしら…
「お待たせ致しました」
ブラッド君に似た男性が笑顔で私の側に立ちその男性の隣では、笑顔が素敵な女性に私はブラッド君の両親だと分かった。
「ブラッドの父です。ようこそお出で下さいました」
「母です。いつも息子がお世話になっております」
「あ……クラリスと言います。ブラッド…さんには、お店で働いてくれまして良い方が来てくださったと喜んでいます」
私は、顔を強張らせてブラッド君の両親に挨拶をした。
「ハハハ、そう言って下さると私達も嬉しいです」
「今夜はゆっくりとしていて下さい」
「あ、ありがとうございます…」
「ブラッド、クラリス様を案内しなさい」
「はい、クラリス様外へ行きましょう」
「外?」
私は、彼の両親に頭を下げてブラッド君と一緒に外へと出た。
「ブラッド君?」
「食事は、夜の庭園なんです」
「夜の庭園?」
私は街灯がある道をブラッド君と一緒に歩き、数名のメイド達とテーブルの上には豪華な料理が並んでいた。




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