幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

文字の大きさ
43 / 131

ルナの親友

しおりを挟む
「こんにちは」
「いらっしゃい、アンヌさん」
学校の帰りいつものようにアンヌはルナの家に来ていた。
「みんな、相変わらず元気?」
「元気、元気、そういえばエルヴェが就職試験に落ちたと騒いでいたわ」
「えっ!?エルヴェ君が?」
「落ちた原因なんだと思う?」
「何?緊張して何も話せなかったとか?」
「彼女が作ったクッキーを食べてお腹壊して途中で面接辞退したの」
「えーっ!?」
「面接落ちたの彼女のせいにして酷いよね~っ、でも彼女の前では言えないみたいよ」
「いろいろ言ってもエルヴェ君彼女が好きなんだ…」

『これ友達から聞いて買ったんだ』
『美味しそうなマドレーヌ』
『昨日のマドレーヌ美味しかったよ。また、作って欲しいな』
『ふふっ、高くつくわよ』

「……」
ルナは思い出したくないルシアンとジェニファーを思い出していた…店で買ったと嘘を言うルシアンは、ジェニファーの手作りのマドレーヌをルナに贈った。
「…私…一生マドレーヌを食べる事が出来ないのかな…」
「マドレーヌ?」
ルナは、アンヌにルシアンが見舞いに持って来たお菓子がジェニファーが作ったお菓子だと話しをした。
「何それ、酷くない!?買って来たと嘘ついてジェニファーさんの手作りを渡すなんて」
「……でも、悔しいけど…マドレーヌ美味しかった…彼女がお菓子作りの仕事をしたいと思うの分かる気がする…」
「ルナ…」
「……彼女、決まった就職が不採用になったみたいなの…」
「えっ!?不採用?」
「…お父さんが話していたの…ルシアンもジェニファーさんも決まっていた就職先が不採用になったって…今回の事が原因だとお父さんが先生から聞いたと言っていたの…」
「そうなんだ…でも、それは本人達のせいなんだからルナを苦しめた罰が当たったのよ!」
「アンヌ…」
ルナはアンヌが側にいてくれて良かったと思った。
「アンヌが男子だったら良かったのにな~…」
「ふふっ、褒めてくれたお礼に今日の宿題一緒にしない?」
「え~っ、何それ~っ」
今夜、アンヌが家に泊まる事になった…一緒に晩ごはんを食べた。お風呂も一緒に入った。夜は、一緒のベッドで寝て沢山話しをした…明日は、アンヌが学校帰りにルナに会いに来てもルナはいないのだから……





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

結婚後、訳もわからないまま閉じ込められていました。

しゃーりん
恋愛
結婚して二年、別邸に閉じ込められていたハリエット。 友人の助けにより外に出ることができ、久しぶりに見た夫アルバートは騎士に連行されるところだった。 『お前のせいだ!』と言われても訳がわからなかった。 取り調べにより判明したのは、ハリエットには恋人がいるのだとアルバートが信じていたこと。 彼にその嘘を吹き込んだのは、二人いたというお話です。

冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない

くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、 軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。 言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。 ――そして初めて、夫は気づく。 自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。 一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、 「必要とされる存在」として歩き始めていた。 去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。 これは、失ってから愛に気づいた男と、 二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。 ――今さら、遅いのです。

フッてくれてありがとう

nanahi
恋愛
「子どもができたんだ」 ある冬の25日、突然、彼が私に告げた。 「誰の」 私の短い問いにあなたは、しばらく無言だった。 でも私は知っている。 大学生時代の元カノだ。 「じゃあ。元気で」 彼からは謝罪の一言さえなかった。 下を向き、私はひたすら涙を流した。 それから二年後、私は偶然、元彼と再会する。 過去とは全く変わった私と出会って、元彼はふたたび──

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

今さらやり直しは出来ません

mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。 落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。 そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……

私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~

marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」 「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」 私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。 暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。 彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。 それなのに……。 やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。 ※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。 ※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。

嘘つきな唇〜もう貴方のことは必要ありません〜

みおな
恋愛
 伯爵令嬢のジュエルは、王太子であるシリウスから求婚され、王太子妃になるべく日々努力していた。  そんなある日、ジュエルはシリウスが一人の女性と抱き合っているのを見てしまう。  その日以来、何度も何度も彼女との逢瀬を重ねるシリウス。  そんなに彼女が好きなのなら、彼女を王太子妃にすれば良い。  ジュエルが何度そう言っても、シリウスは「彼女は友人だよ」と繰り返すばかり。  堂々と嘘をつくシリウスにジュエルは・・・

八年間の恋を捨てて結婚します

abang
恋愛
八年間愛した婚約者との婚約解消の書類を紛れ込ませた。 無関心な彼はサインしたことにも気づかなかった。 そして、アルベルトはずっと婚約者だった筈のルージュの婚約パーティーの記事で気付く。 彼女がアルベルトの元を去ったことをーー。 八年もの間ずっと自分だけを盲目的に愛していたはずのルージュ。 なのに彼女はもうすぐ別の男と婚約する。 正式な結婚の日取りまで記された記事にアルベルトは憤る。 「今度はそうやって気を引くつもりか!?」

処理中です...