どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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失恋からの幸せ

グレス様は私の話しを聞いて暗く沈んでいる様に見えるのは気のせいかしら……
「……責任を…取りたい……」
「えっ!?」
「君を苦しめたのは俺だ…君の言う事はなんでも聞く…買いたい物があれば一緒に買い物に行く…馬車で行きたい場所があれば一緒に行こう……学園内の道を歩きたいなら一緒に歩こう…」
「グレス様…?」
「……これは、今まで君が俺に言っていた事だ…」
「!!私が……」
グレス様は、じっと私の方を見て私が思い出したのかをまるで確認をするように私を見ていた。
「…ありがとうございます。グレス様…覚えてくれていたのですね…」
「何か思い出したのか?」
「いいえ…以前の私が聞きましたら喜んでいたと思います…聞かせてあげたいと思いました…」
私は、グレス様に笑顔を見せもう一人の私にグレス様が誘ってくれたのと教えてあげたい……
「……俺は…君が俺とシャーロットに絡んでふざけていると思っていた…だからあの時君がベランダへ来て俺とシャーロットに怒っていた…俺は…俺達は学園で禁じていた事をするのを君が止めてくれた……それを……」
「…学園で禁じていた事……」
「…シャーロットが俺に触れて欲しいと……」
「そうですか…私は、あなた方を見て注意をしていたと言うのですね?」
「ああ……」
「……私は…本当にグレス様の事を慕っていたのですね…」
ポタッと私の目から涙がこぼれ落ちた…私は、哀しくないのに…
「……ジェシカ……」
「……今の私は、グレス様を慕っていた頃を覚えていません…でも、後悔したと思ってくれただけでもそれがグレス様の償いだと思っています…ありがとう……そして、さようならを貴方に言います」
「……ジェシカ……」
私は、グレス様に学園で会っても声をかけないでとそれが私からのお願いをした。
それから一週間後に王宮で学園の披露宴が再開があり、二人の王子様から私の婚約が発表され生徒の皆が大騒ぎになった。
披露宴ではグレス様とシャーロット様の姿を見たけれど、学園で一緒に居る姿を見る事はなかった。
私の初恋は失恋に終わってしまったけれど…今は二人の王子様に愛され私は幸せです。


おわり

最後まで読んでくださいましてありがとうございます。




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