性格が嫌いだと言われ婚約破棄をしました

クロユキ

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婚約破棄②

キャロル達家族がエリックの屋敷へ向かっているのをまだエリックは知らずにいた。
キャロルが婚約破棄を今日両親に話しはしないだろうとエリックは思っていた。
(名ばかりの婚約者でも婚約破棄を言われたらキャロルも泣いているかもしれない…一応俺達は婚約者だったからな…)
「エリック?キスをしながら考え事は止めて…」
「あ…悪い…」
エリックとパトリシアはまだ学園のベンチに座りキスを楽しんでいた。
「…もしかして…彼女の事を考えていたの?」
頬を膨らませるパトリシアにエリックは謝っていた。
「…ごめん…婚約を取り消しをしたのを俺の両親にいつ話しをすれば良いのか考えていたんだ…」
「私、早い方が良いと思うの…明日エリックのお父様にお話しをして欲しいけれどダメ?…いつまでもあの人がエリックの婚約者なんて思いたくないから…」
パトリシアは、沈んだ顔をエリックに見せ婚約破棄を早く両親に話しをして欲しいとお願いをしていた。
「そうだな、俺もキャロルと廊下で擦れ違うと婚約者だなんて思うだけでもため息が出てしまう…」
エリックはパトリシアにキャロルの事をイヤだと話しているが何故かすっきりとしない複雑な気持ちがあった。
キャロルに婚約破棄を話しをしてすっきりとしていいはずなのにモヤモヤとしていた。
「そろそろ帰ろうか?見回りの先生が来ると面倒だから」
「うん、わかったわ」
パトリシアはエリックの腕に手を回し寄り添い甘える仕草をしていた。
(パトリシアはこういう所が俺は好きなんだ…手も握って来ないキャロルとは大違いだ…)
エリックとパトリシアは馬車に乗り帰る事にした。


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