性格が嫌いだと言われ婚約破棄をしました

クロユキ

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思い込み

学園から帰ったエリックは気分が良かった。
息子の様子を見て両親もいつもと違うと思った。
「……何か良い事でもあったのか?」
「えっ!?顔に出ていた?今日俺の彼女からそのままの俺が良いと言ってくれたんだ。あ、彼女はこの前話していた女子の事なんだけど…俺の事を良く見てくれているんだ。キャロルとは大違いだ」
「エリック、キャロルさんを悪く言わないようにしなさい」
「仕方ないよ、彼女と比べてしまうから…性格も仕草も何もかも違うからさつい比べてしまうんだ。まあ、キャロルの勉強には感謝してるけどさ」
エリックは苦笑いを両親に向けていた。
「勉強?キャロルさんと一緒に勉強をしていたのか?」
「少し違うけど、授業の時先生が次の授業で問題を当てるから勉強をするようにと言われるんだ。その問題の答えをキャロルに書いて貰っていたんだ」
両親はエリックの話しを聞き茫然としていた。
「……何故キャロルさんがお前の授業の問題の答えを書いているんだ?」
「俺、問題見ても分からないからキャロルに答えを書かせていたんだ。それを彼女に見つかったけどさ…これからはキャロルに書いて貰うのは止めて欲しいとお願いされたんだ。」
「…お前は、キャロルさんに問題の答えを書かせていたのか?その間、お前は何をしていた?」
「え……何ってキャロルが書き終わるのを待っていたけど」
「一緒に勉強をせずにお前はキャロルさんに任せていたと言うのか?」
「キャロルから教えて貰うの恥ずかしいし…俺の事を馬鹿にしてると思ったから…」
「…何故、キャロルさんがお前を馬鹿にしていると思うんだ?」
「えっ、婚約者が頭が良いとそう思ってしまうから…だから一緒に居るのがイヤだったんだ」
両親はエリックの話しを聞きその後何も話しはしなかった。
エリックが部屋を出て両親は肩を落としていた。
「……キャロルさんになんて詫びればいいんだ…まさか、教科書の問題の答えをエリックから書かされていたとは…」
「エリックが…あんな事を言うなんて…」
エリックの両親はまさか婚約者のキャロルに勉強の答えを書かせていたとはエリックから聞き初めて知った。
エリックがキャロルに任せていた事がそれが当たり前のように思っている息子に嘆いてしまった。





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