性格が嫌いだと言われ婚約破棄をしました

クロユキ

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複雑な気持ち

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何か揉めてると思ったアシアンとクレマンはエリックとキャロルそしてクリスの側に駆け寄った。
「お、おい、どうした?ここは図書室たぞ…廊下へ出よう」
クレマンは慌てたように廊下に出るように声をかけた。
廊下に出たエリックは何故クリスから言われないといけないんだと不機嫌な顔を見せていた。
「行こう、キャロルさん」
「え、ええ…」
キャロルは戸惑いながらクリスと帰る事になった。
「エリック、何があったんだ?」
「俺はただキャロルに勉強を教えてくれとキャロルに話しをしたんだ…それをクリスの奴が横から口出しして来たんだ…なんだアイツ、学年が一番だからって人を馬鹿にして…ふざけんな」
クリスに怒るエリックを見てクレマンとアシアンはお互い顔を見た。
「……クリスが怒るのも無理もない…」
「は?クリスの肩を持つのか?」
「いや…お前とキャロルさんは別れたんだ…また、勉強を教えてくれと言うのはちょっとと思うけど…」
「確かに俺達は別れたが…勉強を習うぐらい良いだろう?」
「……お前の彼女…パトリシアがどう思うんだ?」
「えっ…」
「別れた元婚約者に勉強を見て欲しくないと言っていたんだろう?お前の彼女は…」
「それは…」
「今日は、俺達が一緒だったからたまたまキャロル・ラシリアが図書室へ居たんだ…俺達も言った筈だ勉強を教えて貰うのは今日だけだと…」
「……」
「お前とキャロルさんは別れたんだ…勉強を一緒にしたいならパトリシアの彼女と一緒にするんだな」
「……」
エリックは、クレマンとアシアンに言われ何も言えなかった。





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