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魔王と勇者の出会い

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~魔物達の闇の計画と魔王と勇者~

森の奥深くに黒い城が建っていた
その昔城は暗黒くの黒き魔王が住んでいる為、人間は足を踏み入れることは滅多に無いが、時に城の事を知らないならず者が足を踏み入れたら最後、誰も帰る事は無いと言われていた。が現在の魔王は人間を殺す事が嫌いな魔族の中でも変わった魔王であった為迷い込んだ人間は無傷が多く、生きて帰る人間は多い為逸しか人間の噂話では城は安全な拠り所と言われるようになった
そして魔王も城を抜け出し、人間の子供に姿を変え人里へ行くことが多かった
城を抜け人間の街や村に足を運ぶ魔王を、良く思わない魔物達が多かった
魔物達は人間を襲い食べる魔物も居れば、人間を痛め付けるのを生き甲斐にしている魔物達がいる、それを今現在の魔王は許さずもし人間に危害を加える事があれば、魔物が魔王に痛め付けられてしまう…魔物達も限界であった
そんな下級魔物が魔王側近の魔物に話しをした
「ジオルド様、今日も魔王様が人間の村へ行かれました…我々も限界で御座います」
「フフフそう焦るな、魔王様の力は我々には勝つことは無理だ頭を使え…魔王様に勝つにはお前達の協力が必要になるどうだ、私に協力するか?魔王様に勝った暁には私が魔王になりお前達の自由にすると良いだろう」
「ジオルド様が新魔王様に……おお素晴らしい我々は貴方様に協力致します現魔王を倒すお力を教えてください」
魔物達は魔王の側近に魔王を葬る事を誓いその時まで身を潜めていた!

****

魔物達が魔王を倒す計画を立てている事を知らない魔王は一人の人間に興味を持ち始めていた
その人間は唯一魔王を倒す事が出来ると言われている勇者であった。
その日も魔王は人間の子供の姿になると森を抜けて歩いている時一人の冒険者の姿をした若者が魔王の前に立ち剣を構えていた
「お前が魔王だな、人間の姿になって居るようだが俺の前では無用だ俺はお前の姿を見抜く力を持っている」
カチャと剣を構え魔王に勇者は話した
勇者の力は、剣の技は勿論の事五属性を持ち会わせている最強の勇者である、正体を知られた魔王は笑みを浮かべ本来の魔王の姿になった…その姿は妖しく美しい容姿で黒く長い髪の毛が美しく風になび普通に見れば人間と変わらない容姿をしていた。
「ククク良く私の正体を身やぶったな誉めてやろう…勇者が現れたのは実に百年ぶりだな」
魔王はニヤリと笑みを浮かべ勇者に話しをした
「俺はお前を倒す為に来た俺と闘え黒き魔王」
「ククク良いだろう体がなまっていたところだ相手になろう」
魔王が右手を広げると黒い剣が魔王の手から現れ、その剣を魔王が握りしめて振り下ろした、それを見た勇者が一気に魔王へ飛び掛かり戦いが始まった。
勇者と魔王の戦い始めてどれ程たったのだろう勝負が着いたようだ、魔王は剣を片手に持ち立っている、そして勇者は膝を付き負けを認め命を魔王にやる覚悟を決めていた
「……俺の負けだ…この命お前にくれてやる」
勇者は魔王に死を覚悟の上でその時を待っていた
「負けた勇者の命など私は要らぬ、私に負けて悔しければ何度でもお前の勝負を受けてたつ、今日のこの場所で一年後私に勝負を挑むと良い、楽しみに待っているぞ勇者」
勇者に一年後の約束を言い終えると魔王は消えてしまった
勇者は魔王に負けた上、命を取らなかった魔王に情けをかけられたと悔しい程だが、一年後必ず魔王に勝っ事を胸に誓い修行の日々を送っていた

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