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第三章 ウスト遺跡編
第三十六話 イース王国再び
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ニキスはイースに向けて飛行する。他愛ない会話をする一行だが、ラルドはずっと黙っている。ニキスはラルドを慰めようと、話しかける。
「ラルドよ、さっきのこと、気にしているのか?」
「……」
「ラルド? 聞いてるか?」
「……ああ。聞こえてるよ。さっきのこと、凄く気にしてる」
「気にするなって言っても、気にしちゃうよな。その気持ち、わかるぞ」
「お前になんかわかるもんか。経験したこともないくせに」
(おっと、チクチクしてんな。下手に話しかけない方が良かったか……)
「経験したことないことがわからないなんて決まりはないぞ。私がわかってるって言ってるんだから、わかってるんだよ」
「……」
(あらら、また黙っちゃった……まあ、下手に会話を続けるよりはマシか)
「ラルド君、ごめんな。俺があんなことをしたばかりに」
「なぜ、あのとき僕を止めたんですか」
「叫び声が近かったから、無理に行かずともなんとかなるだろうと思ったからだ。実際、あいつらはみんな無事だったろう?」
「そうですね(結果論じゃないか)」
「とにかく、今はイースに行くのが先だ。あいつらのことはもう忘れてしまえ」
「……はい」
ラルドは納得いかなそうに返事した。そうこうしているうちに、一行はイース上空にたどり着いた。ニキスはもう少し進んで、イースとベッサを結ぶ道に降りた。
「さあ、後は歩いていけ。私は、一度創造神にあの番人たちへの対処法がないか聞きにいってみる」
「ニキス、ありがとう。それじゃあ、また後でな」
ニキスは天界へ向かっていった。一行はイースに向けて歩き始める。すぐにイースに着き、門番の元へウォリアが駆け寄る。
「お、ウォリア、今回はなんだ?」
「また情報屋だ。前に金は積んであるから、今回は無料で使えるだろう」
「そうか。ツレの人たちは、また俺たちの部屋に置いとけば良いか?」
「ああ、頼む」
ウォリアは鎧を脱ぐと、門を一人で開けてイースへ入っていった。他の者たちは、門番の部屋に案内される。
情報屋の前に着いたウォリアは、中へ入る。相変わらず独特な格好の情報屋が奥から現れる。
「ウォリア、またか」
「今回はちょっと依頼したいことがあってな。金は前に積んだ分で大丈夫だろう?」
「そうだな。この前の金のおかげで、一生安定して暮らせるだろうよ。して、依頼とはなんだ?」
「お前の部下って、ウスト遺跡に近づいたことはあるか?」
「いや、あそこに向かわせたことはないが」
「そうか。実は、あそこについて調べてほしいんだ。俺たちが調べようにも、変な奴のせいで探索もろくに出来ない。そこで、お前の部下ならやってくれるんじゃないかと期待しているんだ」
「ほう、生活が安定した我々にそんな依頼をするとは、なかなか鬼畜だな。でも良いだろう。その安定した生活を送れているのは、お前のおかげだからな。ズバ抜けて優秀な奴を向かわせるとしよう。して、具体的に何を調べてほしいんだ?」
「あそこに蔓延る変な奴の倒し方さ。きっと無敵に見える奴らにも、弱点はあるはずだ」
「そんなに凄い奴らなのか? その変なのってのは」
「頭の上に砲台くっつけて、そこから光線を出すんだ。近距離の戦闘でも、武器を持ってて一筋縄ではいきそうにない。しかも、大量にいる」
それを聞いた情報屋は、腕を組んで目をつむる。
「ふむ……今回の依頼、達成するのは難しそうだ。もし解決できなくても、怒らないでくれよ」
「ああ。情報はいつまでに集め終わる?」
「早くて一週間、遅くて一ヶ月だな。いかんせん、危険な仕事だからな。ウスト遺跡に行って生きて帰ってきた者はいないらしいし」
「そのくらいかかるのか……それじゃあ、一週間後、またここに来る。もしそのときにまだ情報が無かったら、一週間おきに来ることにしよう」
「ああ、そうしてくれ。それじゃあ、また一週間後」
情報屋は奥の方へ戻っていった。ウォリアは情報屋から出て、門番の部屋へ向かっていった。
一方門番の部屋では、ラルドだけが二階に登り、本を読みながら考え事をする。
(カタラたちが逃げてきたってことは、あの何かはテイム出来なかったってことか。そうなると、やはり殺すしか方法はないか……)
ラルドは本を何度も読み返すが、何度読んでも何かの情報は一切ない。
(ん? でも、カタラたちが逃げ切れたってことは、もしかしてそこまで強くないんじゃないか? しまったなぁ。カタラたちにあいつらがどんな奴かを聞いておくべきだった。でも、あの空気じゃ聞けなかったよな……)
ラルドがそんなことを考えていると、ウォリアが戻ってきた。
「レイフ、戻ったぞ」
「おおウォリア、情報屋はなんて言ってたんだ?」
「一週間から一ヶ月のうちにあいつらの攻略方法を見つけ出すって言ってた。あれ、そういえばラルドがいないな」
「ああ、ラルド君は二階で落ち込んでるよ。まったく、あいつらは余計なことをしてくれたよな」
「励ましにいかないのか?」
「来ないでくれってオーラが凄かったから、いってない。ニキス君にだって、ああ言ってただろ?」
「それもそうだな。さて、今後どうするか、話し合うか」
一行は今後について話し始めた。
「とにかく、最長一ヶ月の暇が出来るんだな。その間、俺たちでもあの変なのの対処法を見つけようとしてみないか?」
「俺は反対だ。竜の翼を貫通する光線を発射する奴だぞ。俺たちが行ったら、蜂の巣にされかねない」
「私の結界が通用するか、一回試してみるのは良さそうね。だから私は賛成よ」
「後は二人だけか……エメ君、君はどう思う?」
「俺はウォリアと同意見だ」
「ラルド君……は、ちょっと話をしてくれなさそうだな」
「私が行って聞いてくるわ。ちょっと待ってて」
ジシャンは二階に上がり、ラルドに話しかける。
「ラルド君、話、聞こえてたでしょ。あなたはどうしたい?」
「あ、僕は、その、カタラたちにもう一度会いたいなぁ……って思ってます」
「えぇ! どうして?」
「何かを間近で見たあいつらなら、何かについて知ってないかなと思いまして」
「でも、それはパスね。レイフ、すっかりあの子に怒り心頭だもの」
「そうですか。じゃあ、僕はずっとここにいます」
「反対ってことで良いわね?」
ラルドはうなずく。それを見たジシャンは、一階へ降り、その旨を一行に伝えた。
「そうか。反対派の方が多いってことだな」
「私とレイフだけで行くのもありだけど、どうしましょうね」
「うーん、ホースを使ってもあそこに行くまで一日はかかるし、ニキス君はラルド君がいないと動かなそうだし、無理そうだな……それなら、一週間いられる場所を見つけないとな。ずっとここにいるのも門番に迷惑だろうし」
「お前の家で良いんじゃないか?」
「そうだな。俺の家にしとくか。さあ、そうと決まればラルド君を呼んでこよう」
レイフはラルドを呼ぶために二階へ上がった。そこには、頭をずっと下に向けているラルドがいた。
「ラルド君、しばらく俺の家で果報を待つことになった。俺たちについてきてくれないか」
「わかりました。すぐに外に出て、ホースたちを召喚します」
「ありがとう。それじゃあ、俺たちも外に出よう」
ラルドは真っ先に門番の部屋から出て、ホースたちとメジスを召喚した。そしてすぐにレイフたちも出てきた。
「門番さん、部屋、ありがとうな」
「良いよ良いよ、なんと言っても勇者様なんだから」
一行はホースを走らせ、レイフの家に向かっていった。
(そういえば、最近キャイと会ってなかったな。元気にしてるかな。レイフ様の家に着いたらまずはそれを確認するか)
「ラルド、何か考え事か?」
「いや、なんでもない」
ラルドはそう考えながら、メジスを走らせた。
「ラルドよ、さっきのこと、気にしているのか?」
「……」
「ラルド? 聞いてるか?」
「……ああ。聞こえてるよ。さっきのこと、凄く気にしてる」
「気にするなって言っても、気にしちゃうよな。その気持ち、わかるぞ」
「お前になんかわかるもんか。経験したこともないくせに」
(おっと、チクチクしてんな。下手に話しかけない方が良かったか……)
「経験したことないことがわからないなんて決まりはないぞ。私がわかってるって言ってるんだから、わかってるんだよ」
「……」
(あらら、また黙っちゃった……まあ、下手に会話を続けるよりはマシか)
「ラルド君、ごめんな。俺があんなことをしたばかりに」
「なぜ、あのとき僕を止めたんですか」
「叫び声が近かったから、無理に行かずともなんとかなるだろうと思ったからだ。実際、あいつらはみんな無事だったろう?」
「そうですね(結果論じゃないか)」
「とにかく、今はイースに行くのが先だ。あいつらのことはもう忘れてしまえ」
「……はい」
ラルドは納得いかなそうに返事した。そうこうしているうちに、一行はイース上空にたどり着いた。ニキスはもう少し進んで、イースとベッサを結ぶ道に降りた。
「さあ、後は歩いていけ。私は、一度創造神にあの番人たちへの対処法がないか聞きにいってみる」
「ニキス、ありがとう。それじゃあ、また後でな」
ニキスは天界へ向かっていった。一行はイースに向けて歩き始める。すぐにイースに着き、門番の元へウォリアが駆け寄る。
「お、ウォリア、今回はなんだ?」
「また情報屋だ。前に金は積んであるから、今回は無料で使えるだろう」
「そうか。ツレの人たちは、また俺たちの部屋に置いとけば良いか?」
「ああ、頼む」
ウォリアは鎧を脱ぐと、門を一人で開けてイースへ入っていった。他の者たちは、門番の部屋に案内される。
情報屋の前に着いたウォリアは、中へ入る。相変わらず独特な格好の情報屋が奥から現れる。
「ウォリア、またか」
「今回はちょっと依頼したいことがあってな。金は前に積んだ分で大丈夫だろう?」
「そうだな。この前の金のおかげで、一生安定して暮らせるだろうよ。して、依頼とはなんだ?」
「お前の部下って、ウスト遺跡に近づいたことはあるか?」
「いや、あそこに向かわせたことはないが」
「そうか。実は、あそこについて調べてほしいんだ。俺たちが調べようにも、変な奴のせいで探索もろくに出来ない。そこで、お前の部下ならやってくれるんじゃないかと期待しているんだ」
「ほう、生活が安定した我々にそんな依頼をするとは、なかなか鬼畜だな。でも良いだろう。その安定した生活を送れているのは、お前のおかげだからな。ズバ抜けて優秀な奴を向かわせるとしよう。して、具体的に何を調べてほしいんだ?」
「あそこに蔓延る変な奴の倒し方さ。きっと無敵に見える奴らにも、弱点はあるはずだ」
「そんなに凄い奴らなのか? その変なのってのは」
「頭の上に砲台くっつけて、そこから光線を出すんだ。近距離の戦闘でも、武器を持ってて一筋縄ではいきそうにない。しかも、大量にいる」
それを聞いた情報屋は、腕を組んで目をつむる。
「ふむ……今回の依頼、達成するのは難しそうだ。もし解決できなくても、怒らないでくれよ」
「ああ。情報はいつまでに集め終わる?」
「早くて一週間、遅くて一ヶ月だな。いかんせん、危険な仕事だからな。ウスト遺跡に行って生きて帰ってきた者はいないらしいし」
「そのくらいかかるのか……それじゃあ、一週間後、またここに来る。もしそのときにまだ情報が無かったら、一週間おきに来ることにしよう」
「ああ、そうしてくれ。それじゃあ、また一週間後」
情報屋は奥の方へ戻っていった。ウォリアは情報屋から出て、門番の部屋へ向かっていった。
一方門番の部屋では、ラルドだけが二階に登り、本を読みながら考え事をする。
(カタラたちが逃げてきたってことは、あの何かはテイム出来なかったってことか。そうなると、やはり殺すしか方法はないか……)
ラルドは本を何度も読み返すが、何度読んでも何かの情報は一切ない。
(ん? でも、カタラたちが逃げ切れたってことは、もしかしてそこまで強くないんじゃないか? しまったなぁ。カタラたちにあいつらがどんな奴かを聞いておくべきだった。でも、あの空気じゃ聞けなかったよな……)
ラルドがそんなことを考えていると、ウォリアが戻ってきた。
「レイフ、戻ったぞ」
「おおウォリア、情報屋はなんて言ってたんだ?」
「一週間から一ヶ月のうちにあいつらの攻略方法を見つけ出すって言ってた。あれ、そういえばラルドがいないな」
「ああ、ラルド君は二階で落ち込んでるよ。まったく、あいつらは余計なことをしてくれたよな」
「励ましにいかないのか?」
「来ないでくれってオーラが凄かったから、いってない。ニキス君にだって、ああ言ってただろ?」
「それもそうだな。さて、今後どうするか、話し合うか」
一行は今後について話し始めた。
「とにかく、最長一ヶ月の暇が出来るんだな。その間、俺たちでもあの変なのの対処法を見つけようとしてみないか?」
「俺は反対だ。竜の翼を貫通する光線を発射する奴だぞ。俺たちが行ったら、蜂の巣にされかねない」
「私の結界が通用するか、一回試してみるのは良さそうね。だから私は賛成よ」
「後は二人だけか……エメ君、君はどう思う?」
「俺はウォリアと同意見だ」
「ラルド君……は、ちょっと話をしてくれなさそうだな」
「私が行って聞いてくるわ。ちょっと待ってて」
ジシャンは二階に上がり、ラルドに話しかける。
「ラルド君、話、聞こえてたでしょ。あなたはどうしたい?」
「あ、僕は、その、カタラたちにもう一度会いたいなぁ……って思ってます」
「えぇ! どうして?」
「何かを間近で見たあいつらなら、何かについて知ってないかなと思いまして」
「でも、それはパスね。レイフ、すっかりあの子に怒り心頭だもの」
「そうですか。じゃあ、僕はずっとここにいます」
「反対ってことで良いわね?」
ラルドはうなずく。それを見たジシャンは、一階へ降り、その旨を一行に伝えた。
「そうか。反対派の方が多いってことだな」
「私とレイフだけで行くのもありだけど、どうしましょうね」
「うーん、ホースを使ってもあそこに行くまで一日はかかるし、ニキス君はラルド君がいないと動かなそうだし、無理そうだな……それなら、一週間いられる場所を見つけないとな。ずっとここにいるのも門番に迷惑だろうし」
「お前の家で良いんじゃないか?」
「そうだな。俺の家にしとくか。さあ、そうと決まればラルド君を呼んでこよう」
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「ありがとう。それじゃあ、俺たちも外に出よう」
ラルドは真っ先に門番の部屋から出て、ホースたちとメジスを召喚した。そしてすぐにレイフたちも出てきた。
「門番さん、部屋、ありがとうな」
「良いよ良いよ、なんと言っても勇者様なんだから」
一行はホースを走らせ、レイフの家に向かっていった。
(そういえば、最近キャイと会ってなかったな。元気にしてるかな。レイフ様の家に着いたらまずはそれを確認するか)
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