けだものどもの孕み腹

ソウ

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 左の足首に嵌められた足環。綺麗な宝石が飾るそれには、術がかけられていた。獣人が気に入った繁殖用の人間を使いたいとき、振動で呼び戻せる仕組みになっている。宝石は色分けされて、魔術師がひとりひとりを管理し、把握する魔道具でもあった。

 顔色を失くすルトたちに、立場を思い知らせるように魔術師が細かく繋げた。

「さぁ今から核種胎の種を入れてやる。下衣したごろもをすべて脱ぎ、尻を出せ。それが済めば後宮の開放を宣言して下さるぞ。すでに、知らせを受けた獣人たちが集まってきておる。それまでに、お前らの身体を慣らしてやろう。後宮外の鉄柵が開放され、宮内に入った獣人が大広間に来たら、私たちは離れる。だが、体内に仕込んだ種を勝手に出すことは禁じる」

 また、あの悪夢がやってくる。尻を出せと言われて、素直に従う少年はいなかった。足が竦んで一向に動けない。痺れを切らした魔術師が、指をぱちんと大きく鳴らした。

「いっ、痛っ」
「ぇ……っ」

 突然、ルトたちは足首を押さえてうずくまった。足環だ、足環が急に締まり、その上から痺れるような電流が走ったのだ。

「さっさとせんから痛い目をみるのだ。早く下着を下ろさんか。下だけでいい、服を脱いで、後ろを向け」

 呆れた魔術師の声が頭上から聞こえる。彼らの手には、クルミ大ほどの、ゴツゴツした種が用意された。足輪の電流はだんだん強くなり、次第に左の下半身まで痺れていく。足輪はルトたちを管理するだけでなく、折檻の役目も果たしていた。

 ルトたちは慌ててズボンをずり下ろした。一気に下着も脱ぎ去ると、全員が下半身を丸出しにした。

「そのまま、四つん這いになれ。尻の穴を準備するが逃げてはならん」

 言われるがまま、少年たちは剥き出しの丸い尻だけを高く持ち上げた。床に張り付いた拍子に上衣うわごろもが軽くめくれる。

 十人ずつ横並びになった細い身体は、背中あたりまで魔術師の目に曝された。冷たい空気が流れ素肌に鳥肌が立つ。四人の魔術師が一列ずつ、端から順に、震える尻の穴に触れた。

「ぅ、ぃっ、……っ」
「あっ! ゃ……っ!」

 少しずつ漏れ出す喘ぎとともに、魔術師の指づかいが大胆になる。潤滑油を使っているのか、じゅるじゅると、卑猥な音が大きく響きだした。悲鳴をあげる小さな口からは唾液が零れていく。





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