秘密の閨授業

うしお

文字の大きさ
8 / 32
一日目リノ、夫役

8、淫らに開く唇

しおりを挟む
「指を追加するね」

二本の指を深く飲み込んだ秘処を、リノの好きにさせている彼が断るとは思えないが、リノはしっかりと声をかけ、彼が頷くのを見てからゆっくりと三本目の指を挿入した。
追加したのは、もちろん人差し指だ。
槍のように細くまとめられた三本の指が、ゆっくりと彼の中に飲み込まれていく。
ゆっくりとしわを無くしていく彼の秘処は、リノの指を拒むこともなく、素直に口を開いてくれた。
このままこの太さに馴染ませてしまおうと、リノは彼の中で三本の指に潤滑油をまとわせ、しっかりと濡らしてから抜き差しを繰り返す。
魔法具でそうしたように、彼の中を三本の指で突き上げ、奥まで届かぬ代わりに快楽のツボをとんとんとんと繰り返し責めてやる。

「あっ、ああっ、あっ、だめっ、それっ、つよぃっ、つよいっ、んああああっ」

それは、座学で学んだ通りの反応だった。
いきなり強い快楽を与えると口ではダメや嫌など制止を促すような言葉を口にするが、体はもっととねだるようにいやらしく絡みついてくる、という現象だ。
こうなってくると、ほとんど受け入れ側の準備は整っている状態になるのだが、残念ながらリノを受け入れてもらうにはまだまだ準備が足りていない。
リノは更なる穴の拡張をするべく、三本の指を根本まで彼の中に埋め、穴の中を拡げるようにあちらこちらを引っ掻いた。
もっと中までしっかりとほぐさないと、リノの陰茎を挿入することはできないだろう。

「あっ、あっ、ああっ、ああっ」

いやらしく口を開いた穴が、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を立て、リノの目の前で三本の指をうまそうにしゃぶっている。
リノの陰茎は、目の前で揺れている彼のものより、ほんの少し大きくて長い。
三本でもまだ足りないと感じたリノは、再び彼に断りを入れてから、穴の中に四本目の指を挿入した。
人差し指から小指まで、親指以外のリノの指が彼の中に飲み込まれていた。
なんといやらしくて素晴らしい穴なのか。

「もう少し、がんばってね」

丸くすぼめた四本の指を伝わせ、小瓶の中に残してあった潤滑油の半分を注ぎ込む。
リノは、ますます淫らに啼くようになった秘処をじっと見つめながら、四本の指を根本まで埋め込んでいく。
彼の中には、リノの手がほとんど飲み込まれているのと同じだ。
きっと、もう少し時間をかければ、リノの手をまるごとだって飲み込めるだろう。
もちろん、いまのリノたちにそこまでするような必要も、かけるような時間もない。
すべてはリノが心の中で、妄想しているだけのことだ。
現実のリノは、四本の指で彼の中を引っ掻くようにほぐしながら、目眩がしそうなほどいやらしい秘処に釘付けだった。
そのとき、ぎちぎちになるまで拡がった穴が、リノの指を咥えたまま注ぎ込んだ潤滑油をよだれのようにとろりと垂らした。
事実を語るなら、数滴の潤滑油がシーツの上に落ちただけのことだ。
だが、それを見たリノの我慢は、一瞬で限界を迎えてしまった。
全身の血が、沸騰しているかのように熱い。
それでも、リノはそんな熱さなどおくびにも出さず、むしろ平静さを装って、彼に最後の確認の言葉を投げかけた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 ★1000 Thank_You!!

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

処理中です...