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13、待ち時間
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「撮影の準備ができました」
「そう、すぐにまわしてくれるかい? みんなにも、早く見せてあげたいから。ああ、こんなことならクランプをつけるところから、撮影しておけばよかったかな」
小さなカメラが、おれのちんこを真上から撮影している。
拡がった尿道の中に、ライトまで当ててしっかりと録画しているようだった。
「見てごらん。この映像は、みんなのところにあるモニターに映し出されているんだよ。みんな、真剣な顔で君の開会式を見守ってくれているだろう」
ステージの下のあちこちで、ぼんやりと白い光が灯っているのが見えた。
あれが、全部モニターの光なら、ここにはまだ八人くらい人がいることになる。
そんなにもたくさんの人が、おれのちんこが開いているのを、見守ってくれているだなんて、おかし――
「嬉しいだろう? 君が、特別な子だから、みんなこんな風に集まって、見守ってくれているんだよ」
肩を叩いたおじさんの声が、おれの思考を遮った。
これは、おかしいことじゃないんだろうか。
「とくべつ、だから……みまもってる?」
「そうだよ。ここにいるみんなは、君のために集まった人たちだからね」
「そう、なんだ……」
「さあ、開会式の続きをしようか」
「つづ、き……? もう、おわったんじゃ」
「まだ終わってはいないだろう? だって、君の小さな穴は、もうひとつここにあるのだから」
おじさんの手が、お尻の間に差し込まれて、そこにある穴をするりと撫でる。
たしかに、そこも小さな穴だ。
そういえば、小さな穴は開会式で開かなくてはいけないところなんだっけ。
「そう、だった……ちいさい、あなは、ひらかないと」
「そうだね。よく覚えていたね。小さい穴は、しっかりと開いて、お祝いしてあげないとね」
おじさんの手が、おれの肩を優しく叩く。
おれは、おじさんを見上げながら、ゆっくりと頷いた。
「今度は最初から撮影してあげるから安心して。いつでも一緒に見られるように、大事に保管しておいてあげるからね」
「洗浄も撮影されますか?」
「ああ、もちろんだよ。すべて撮影しておこう。きっと、この子にはそれが必要になる時がくると思うからね」
「かしこまりました。では、準備をいたします」
「うん、よろしくね。ああ、そのカメラはこっちにくれるかな。みんなが退屈しないように、こちらも色々と準備をしておくよ」
案内人は、おじさんにカメラを渡すと、ステージからいなくなった。
ここにきた時からずっといてくれたからなのか、姿が見えなくなるとなんだか不安になってくる。
「大丈夫だよ。彼は準備をしに行っただけだから、すぐに戻ってくるからね。でも、待っている間は退屈だろう。少しだけ、僕と一緒に遊ぼうか。君のために、僕もたくさん準備してきたんだよ。君は、これを見たことはある?」
「そう、すぐにまわしてくれるかい? みんなにも、早く見せてあげたいから。ああ、こんなことならクランプをつけるところから、撮影しておけばよかったかな」
小さなカメラが、おれのちんこを真上から撮影している。
拡がった尿道の中に、ライトまで当ててしっかりと録画しているようだった。
「見てごらん。この映像は、みんなのところにあるモニターに映し出されているんだよ。みんな、真剣な顔で君の開会式を見守ってくれているだろう」
ステージの下のあちこちで、ぼんやりと白い光が灯っているのが見えた。
あれが、全部モニターの光なら、ここにはまだ八人くらい人がいることになる。
そんなにもたくさんの人が、おれのちんこが開いているのを、見守ってくれているだなんて、おかし――
「嬉しいだろう? 君が、特別な子だから、みんなこんな風に集まって、見守ってくれているんだよ」
肩を叩いたおじさんの声が、おれの思考を遮った。
これは、おかしいことじゃないんだろうか。
「とくべつ、だから……みまもってる?」
「そうだよ。ここにいるみんなは、君のために集まった人たちだからね」
「そう、なんだ……」
「さあ、開会式の続きをしようか」
「つづ、き……? もう、おわったんじゃ」
「まだ終わってはいないだろう? だって、君の小さな穴は、もうひとつここにあるのだから」
おじさんの手が、お尻の間に差し込まれて、そこにある穴をするりと撫でる。
たしかに、そこも小さな穴だ。
そういえば、小さな穴は開会式で開かなくてはいけないところなんだっけ。
「そう、だった……ちいさい、あなは、ひらかないと」
「そうだね。よく覚えていたね。小さい穴は、しっかりと開いて、お祝いしてあげないとね」
おじさんの手が、おれの肩を優しく叩く。
おれは、おじさんを見上げながら、ゆっくりと頷いた。
「今度は最初から撮影してあげるから安心して。いつでも一緒に見られるように、大事に保管しておいてあげるからね」
「洗浄も撮影されますか?」
「ああ、もちろんだよ。すべて撮影しておこう。きっと、この子にはそれが必要になる時がくると思うからね」
「かしこまりました。では、準備をいたします」
「うん、よろしくね。ああ、そのカメラはこっちにくれるかな。みんなが退屈しないように、こちらも色々と準備をしておくよ」
案内人は、おじさんにカメラを渡すと、ステージからいなくなった。
ここにきた時からずっといてくれたからなのか、姿が見えなくなるとなんだか不安になってくる。
「大丈夫だよ。彼は準備をしに行っただけだから、すぐに戻ってくるからね。でも、待っている間は退屈だろう。少しだけ、僕と一緒に遊ぼうか。君のために、僕もたくさん準備してきたんだよ。君は、これを見たことはある?」
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