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「う゛う゛……っ、ぐっ、う゛っ、ふ、ぐぅ……っ」
大粒の宝玉が、すでに限界まで開かれているはずの後孔を抉じ開け、ひとつまたひとつとロサリオールの中に押し込まれてくる。
王はロサリオールの後孔が咥えた短剣の柄を動かしながら、僅かに開いた空間に容赦なく宝玉を送り込んできた。
ただでさえ狭い孔の中から、じゃりっじゃりっと玉飾りの擦れあう音が響いてくる。
「ははっ、ずいぶんと上手に飲み込むじゃないか。初物とは思えぬ拡がり具合だな。あとは、その色気のない声だけなんとかできれば、明日からでもオンナとして使ってやれるだろうな。もっと精進しろ。剣の腕を磨くように、尻孔の鍛練も忘れるな」
短剣の柄を咥えた後孔に、手入れ用の油がべっとりと塗りつけられる。
戦場で幾筋も刻まれてきた斬り傷よりも、遥かに屈辱的で深くロサリオールを傷つける後孔の傷は、じくじくと疼くような熱を持ち、それに触れた油はとろりと蕩けた。
「……主人に対してきちんと返事もできんとは、先が思いやられるな。まあ、それだけ躾る楽しみがあると思えば、多少は我慢もできるが……忘れるなよ。元来、俺は気の短い男だ。いつまでも我慢してやるとは思わないことだな。このまま、俺が楽しめるオンナになれないのなら、その役目は別のものに引き継ぐだけだ。覚えておけ、すべてはお前の態度次第だと」
ぐるりと回転した短剣の柄が、油という衣をまとって踊りはじめた。
ぐぢゅぐぢゅとねっとりとした油と血の混ぜられる音に、じゃりっじゃりっと玉飾りの擦れる音が入り交じる。
極々つまらなそうに短剣を操る王は、誰よりも恐ろしく、ロサリオールの主人となった男だった。
ロサリオールの後孔から新たな鮮血が滴ろうとも、王の手は止まる気配さえない。
「は、あ゛ぁっ、ぐ……ぅっ、はぁッッ、は……ぃい゛ぃッッ、う゛っ、ンッ、ふっ、ぐぅ……う゛う゛っ、ご、主っ、じッッ、ざま゛ぁあ゛あ゛ッッ」
腹の中を裂かれる痛みは、耐え難いものではあったが、耐えられないものではない。
それよりも、王の紡ぐ言葉の方が、何倍もいや何百倍も恐ろしい。
ロサリオールは、心のどこかが軋む音に耐えながら、王の望む方へ堕ちる道を選ぶことしかできなかった。
「……ほう。良い心掛けだな。ほら、せっかく手伝ってやってるんだ。さっさと扱いて絶頂しろ。きちんと、見てくださいとねだるのを忘れるなよ」
「う゛ぎッッ、ひッッ、ひあ゛ッッ、あ゛ひ、ひぃい゛い゛ッッ」
急に短剣の挿抜が早くなり、残っていた宝玉たちが、次々とロサリオールの中に押し込まれてくる。
「褒美はすべて下賜すると約束したからな。しっかり持ち帰れるように、押し込んでおいてやる。途中で落とすようなことがあれば、俺の騎士に良からぬ噂が立ってしまうだろうからな」
二十個ほどあった宝玉は、すべてロサリオールの腹に押し込まれ、奥へ奥へと押し込まれていく。
あまりにも深く、取れなくなるのではないかと恐れるほどに。
「いいのか? お前が精を吐くまで、この遊びは終わらんぞ。それとも、このまま尻孔で達するようになれるまで続けてやろうか?」
「ひ、ぎぃい゛ッッ」
ぐりんっと押し上げられた腹の裏が激しく軋み、堪えきれずに悲鳴をあげる。
ロサリオールは必死に手をのばして、ぐったりと倒れたままの陰茎を握り締めた。
「あ゛っ、あ゛あ゛ッッ、ご、主、じッッ、ざま゛ぁッッ、み゛っ、み゛でッッ、み゛でぐだざ……ッッ」
後孔の痛みが激しすぎて、勃起できるのかもわからない。
ただ必死に陰茎を扱き、早く射精しなければと焦っていた。
「あ゛ぐッッ」
「おいおい、子どもの使いじゃあるまいし、言われたことをそのまま言ってどうする。俺に見てくれとねだるのなら、そうだな……『卑しいメス騎士がでかクリチンポでオナニーします。おまんこを犯されながらイくところを御覧ください』くらいは言ってもらわないと駄目だな。お前は、もっと自分の立場を理解するべきだ」
短剣を深く突き刺した王にのしかかられ、耳元で囁かれた言葉に怒りよりも羞恥が勝った。
顔が焼けるように熱くなり、言葉を紡ぐことさえできなくなる。
それでも、早く言わなくてはと思うのだが、から回る唇がはくはくと動くだけで、言うべき言葉など出てくるわけもない。
「ほら、最初だからな、優しくしてやる。繰り返せよ。『卑しいーー』」
「ぃ、いゃ、しぃッッ、め、すッッ、き、しぃッッ、あ゛っ、あ゛あ゛ッッ、ごしゅ、じっ、さッッ」
「手は、俺が動かしてやる。お前は、ただ繰り返せばいい」
耳元で囁かれながら、陰茎を握る手を上から掴まれ、動かされる。
それは自分で扱くよりも強く、早さも激しさも比べ物にならない。
追い詰められて、追い上げられて、初めて与えられたちゃんとした快楽に体が蕩ける。
後孔に咥え込まされた短剣さえ、気にならないほどに。
「あ゛ッッ、は、あ゛っ、で、でか、くりぃッッ、ぢ、ぢんッッ、ぽぉお゛ぉん゛ッッ、お゛っ、お゛なっ、お゛なに゛、ひッッ、あ゛ッッ、あ゛あ゛ッッ、い゛ッッ、い゛ぐっ、ぢんぽ、い゛ぐっ、で、でるぅッッ」
こみ上げてきた射精感に身も心も委ねようとした瞬間、後孔に押し込まれていた短剣が引き抜かれた。
痛みに強ばるロサリオールの耳元で、王が冷たく冷えた声で囁く。
「まだ口上の途中だろう。俺は、まだ許可していないぞ」
「も、もうしわけっ、もうしわけござ、ひぃい゛い゛ッッ」
再び後孔に短剣がずっぷりと埋め込まれ、王の囁く声が口上を繰り返す。
半ばまできていたはずの口上は、また最初から繰り返されることになった。
ロサリオールは、それから何度も王の手に追い上げられ、射精しそうになれば後孔を痛め付けられた。
その度に、口上は最初まで戻され、ロサリオールは何度も屈辱的な言葉を言い直さなければならなかった。
大粒の宝玉が、すでに限界まで開かれているはずの後孔を抉じ開け、ひとつまたひとつとロサリオールの中に押し込まれてくる。
王はロサリオールの後孔が咥えた短剣の柄を動かしながら、僅かに開いた空間に容赦なく宝玉を送り込んできた。
ただでさえ狭い孔の中から、じゃりっじゃりっと玉飾りの擦れあう音が響いてくる。
「ははっ、ずいぶんと上手に飲み込むじゃないか。初物とは思えぬ拡がり具合だな。あとは、その色気のない声だけなんとかできれば、明日からでもオンナとして使ってやれるだろうな。もっと精進しろ。剣の腕を磨くように、尻孔の鍛練も忘れるな」
短剣の柄を咥えた後孔に、手入れ用の油がべっとりと塗りつけられる。
戦場で幾筋も刻まれてきた斬り傷よりも、遥かに屈辱的で深くロサリオールを傷つける後孔の傷は、じくじくと疼くような熱を持ち、それに触れた油はとろりと蕩けた。
「……主人に対してきちんと返事もできんとは、先が思いやられるな。まあ、それだけ躾る楽しみがあると思えば、多少は我慢もできるが……忘れるなよ。元来、俺は気の短い男だ。いつまでも我慢してやるとは思わないことだな。このまま、俺が楽しめるオンナになれないのなら、その役目は別のものに引き継ぐだけだ。覚えておけ、すべてはお前の態度次第だと」
ぐるりと回転した短剣の柄が、油という衣をまとって踊りはじめた。
ぐぢゅぐぢゅとねっとりとした油と血の混ぜられる音に、じゃりっじゃりっと玉飾りの擦れる音が入り交じる。
極々つまらなそうに短剣を操る王は、誰よりも恐ろしく、ロサリオールの主人となった男だった。
ロサリオールの後孔から新たな鮮血が滴ろうとも、王の手は止まる気配さえない。
「は、あ゛ぁっ、ぐ……ぅっ、はぁッッ、は……ぃい゛ぃッッ、う゛っ、ンッ、ふっ、ぐぅ……う゛う゛っ、ご、主っ、じッッ、ざま゛ぁあ゛あ゛ッッ」
腹の中を裂かれる痛みは、耐え難いものではあったが、耐えられないものではない。
それよりも、王の紡ぐ言葉の方が、何倍もいや何百倍も恐ろしい。
ロサリオールは、心のどこかが軋む音に耐えながら、王の望む方へ堕ちる道を選ぶことしかできなかった。
「……ほう。良い心掛けだな。ほら、せっかく手伝ってやってるんだ。さっさと扱いて絶頂しろ。きちんと、見てくださいとねだるのを忘れるなよ」
「う゛ぎッッ、ひッッ、ひあ゛ッッ、あ゛ひ、ひぃい゛い゛ッッ」
急に短剣の挿抜が早くなり、残っていた宝玉たちが、次々とロサリオールの中に押し込まれてくる。
「褒美はすべて下賜すると約束したからな。しっかり持ち帰れるように、押し込んでおいてやる。途中で落とすようなことがあれば、俺の騎士に良からぬ噂が立ってしまうだろうからな」
二十個ほどあった宝玉は、すべてロサリオールの腹に押し込まれ、奥へ奥へと押し込まれていく。
あまりにも深く、取れなくなるのではないかと恐れるほどに。
「いいのか? お前が精を吐くまで、この遊びは終わらんぞ。それとも、このまま尻孔で達するようになれるまで続けてやろうか?」
「ひ、ぎぃい゛ッッ」
ぐりんっと押し上げられた腹の裏が激しく軋み、堪えきれずに悲鳴をあげる。
ロサリオールは必死に手をのばして、ぐったりと倒れたままの陰茎を握り締めた。
「あ゛っ、あ゛あ゛ッッ、ご、主、じッッ、ざま゛ぁッッ、み゛っ、み゛でッッ、み゛でぐだざ……ッッ」
後孔の痛みが激しすぎて、勃起できるのかもわからない。
ただ必死に陰茎を扱き、早く射精しなければと焦っていた。
「あ゛ぐッッ」
「おいおい、子どもの使いじゃあるまいし、言われたことをそのまま言ってどうする。俺に見てくれとねだるのなら、そうだな……『卑しいメス騎士がでかクリチンポでオナニーします。おまんこを犯されながらイくところを御覧ください』くらいは言ってもらわないと駄目だな。お前は、もっと自分の立場を理解するべきだ」
短剣を深く突き刺した王にのしかかられ、耳元で囁かれた言葉に怒りよりも羞恥が勝った。
顔が焼けるように熱くなり、言葉を紡ぐことさえできなくなる。
それでも、早く言わなくてはと思うのだが、から回る唇がはくはくと動くだけで、言うべき言葉など出てくるわけもない。
「ほら、最初だからな、優しくしてやる。繰り返せよ。『卑しいーー』」
「ぃ、いゃ、しぃッッ、め、すッッ、き、しぃッッ、あ゛っ、あ゛あ゛ッッ、ごしゅ、じっ、さッッ」
「手は、俺が動かしてやる。お前は、ただ繰り返せばいい」
耳元で囁かれながら、陰茎を握る手を上から掴まれ、動かされる。
それは自分で扱くよりも強く、早さも激しさも比べ物にならない。
追い詰められて、追い上げられて、初めて与えられたちゃんとした快楽に体が蕩ける。
後孔に咥え込まされた短剣さえ、気にならないほどに。
「あ゛ッッ、は、あ゛っ、で、でか、くりぃッッ、ぢ、ぢんッッ、ぽぉお゛ぉん゛ッッ、お゛っ、お゛なっ、お゛なに゛、ひッッ、あ゛ッッ、あ゛あ゛ッッ、い゛ッッ、い゛ぐっ、ぢんぽ、い゛ぐっ、で、でるぅッッ」
こみ上げてきた射精感に身も心も委ねようとした瞬間、後孔に押し込まれていた短剣が引き抜かれた。
痛みに強ばるロサリオールの耳元で、王が冷たく冷えた声で囁く。
「まだ口上の途中だろう。俺は、まだ許可していないぞ」
「も、もうしわけっ、もうしわけござ、ひぃい゛い゛ッッ」
再び後孔に短剣がずっぷりと埋め込まれ、王の囁く声が口上を繰り返す。
半ばまできていたはずの口上は、また最初から繰り返されることになった。
ロサリオールは、それから何度も王の手に追い上げられ、射精しそうになれば後孔を痛め付けられた。
その度に、口上は最初まで戻され、ロサリオールは何度も屈辱的な言葉を言い直さなければならなかった。
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