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お披露目③
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怖いとは思わない。僕も彼にすべてを捧げたい。
「でも今日は味見だけで我慢する。いいか?」
「っ……はい」
全部を奪ってほしい──なんて言えるわけもなかった、まだそんなに大胆な気持ちを伝えることは難しい。
デューク様が横向きに抱きかかえてベッドまで連れて行ってくれた。そっと降ろされると、シーツのやわらかさが背を伝い緊張感を与えてきた。
覆い被さってきたデューク様にキスをされると全身が熱くなる。彼の香りに触れるたびに自分が少しずつデューク様の色に染められていく。自身からも香りがあふれてきているのがわかった。
指先がリボンタイをゆっくりと解く。緩くなった襟首のボタンが外されると、焦らすように丁寧にボタンをひとつずつ外される。
「お前の全部が愛おしい。いつものアルビーも、今のアルビーも違った魅力がある」
「うれしいです」
ふにゃりと蕩けるような笑みを浮かべた。デューク様がおでこにキスをしながら再び「可愛すぎる」とつぶやくのが聞こえた。それが嬉しくて、笑みが深まる。もっともっと褒めてほしい。可愛いと言われたい。
一瞬窓の外から見えた星が煌めいていることに気がついた。一番星のように輝くデューク様のことをずっと見つめていたい。
「あなたの隣にずっといさせてください」
「当然だろう。離す気もない」
唇が重なる。この瞬間が愛おしくてたまらない。
これから与えられる感覚に期待して心臓が跳ねている。
──デューク様とひとつになってしまいたい。
そう思った瞬間、デューク様の手が僕の服を取り去った。
熱い手のひらが腰あたりを撫でてくる。素肌に触れられるとくすぐったさと恥ずかしさで頭がクラクラとしてしまう。
片手で顎を掴まれてキスをされた。ぎゅっと目を閉じて潜り込んでくる舌を必死に受け止めていると、デューク様の手が下半身へと這わされる。ズボンと下着を脱がされると下半身があらわになり、羞恥心が増した。
「恥ずかしい……」
「なにも恥ずかしくなんてない。綺麗だ」
「あっ……」
太ももを撫でられて顔を真っ赤に染める。その反応を楽しむように肌を撫でられて体を震わせた。お互いから溢れてくる香りが絡み合い、官能的な雰囲気を醸し出している。
「触るぞ」
大きくて骨ばった手が僕のペニスに触れると、その刺激だけで背筋にピリピリとした感覚が走る。気持ちよくたまらない。
初めはゆっくりとした手付きで上下に扱かれる。甘い声が漏れてしまうのが恥ずかしくて口を押さえようとすると、それよりも早くキスをされてしまう。
「声を聞かせてくれ」
「やっ……恥ずかしい……」
「恥じらってる姿もそそる」
ニヤリと口角をあげたデューク様は色気を纏っていて、その色香だけで開花期に入ってしまいそうなほどに心が揺すぶられてしまう。
「あっ、ァ!」
亀頭を刺激され、気持ちよさに甘い声が漏れてしまう。デューク様もスラックスを脱ぐと、僕のものとは比べ物にならないサイズのペニスが顔を出した。思わず視線をそらしてしまう。
「怖いか?大丈夫。今日は最後まではしない」
「は、い……」
顔の熱がおさまらない。お互いのペニスを同時に扱かれて、気持ちよさに目の前がクラクラしてしまう。
快感に反応して立ち上がった乳首を舐められると、下半身からの刺激も相まって気持ちよさが増す。デューク様のすべてに翻弄されて、喘ぎ声を我慢することさえ難しい。ただ快楽の渦に身を任せながら、愛する人の存在を噛みしめる。
「アルビーが可愛すぎておかしくなりそうだ」
耳元で囁かれて心が鷲掴みされるような感覚になった。愛おしくて大好きで、ずっと傍にいたくて、離れがたい。
僕もデューク様におかしくさせられている。
感じる温もりも、お互いの匂いや心音すら、すべてが僕を包み込んで離さない。
「デューク様っ、気持ちいいッ」
「はぁ、俺も……」
何度も深いキスを交わして、愛液で蕩けきったペニスを擦りつけあう。
少しずつ昂ぶっていく気持ちよさに翻弄されて瞳をうるませる。その瞬間、一際強く刺激が与えられて、お互いが同時に欲を吐き出した。
お腹の上に温かな感覚が広がっていく。一気に襲ってきた倦怠感に促されるように、ゆっくりと目を閉じた。
「無理させたな。おやすみアルビー」
おでこにキスが落とされる。それを受け取ると、幸せな気持ちのまま眠りについた。
「でも今日は味見だけで我慢する。いいか?」
「っ……はい」
全部を奪ってほしい──なんて言えるわけもなかった、まだそんなに大胆な気持ちを伝えることは難しい。
デューク様が横向きに抱きかかえてベッドまで連れて行ってくれた。そっと降ろされると、シーツのやわらかさが背を伝い緊張感を与えてきた。
覆い被さってきたデューク様にキスをされると全身が熱くなる。彼の香りに触れるたびに自分が少しずつデューク様の色に染められていく。自身からも香りがあふれてきているのがわかった。
指先がリボンタイをゆっくりと解く。緩くなった襟首のボタンが外されると、焦らすように丁寧にボタンをひとつずつ外される。
「お前の全部が愛おしい。いつものアルビーも、今のアルビーも違った魅力がある」
「うれしいです」
ふにゃりと蕩けるような笑みを浮かべた。デューク様がおでこにキスをしながら再び「可愛すぎる」とつぶやくのが聞こえた。それが嬉しくて、笑みが深まる。もっともっと褒めてほしい。可愛いと言われたい。
一瞬窓の外から見えた星が煌めいていることに気がついた。一番星のように輝くデューク様のことをずっと見つめていたい。
「あなたの隣にずっといさせてください」
「当然だろう。離す気もない」
唇が重なる。この瞬間が愛おしくてたまらない。
これから与えられる感覚に期待して心臓が跳ねている。
──デューク様とひとつになってしまいたい。
そう思った瞬間、デューク様の手が僕の服を取り去った。
熱い手のひらが腰あたりを撫でてくる。素肌に触れられるとくすぐったさと恥ずかしさで頭がクラクラとしてしまう。
片手で顎を掴まれてキスをされた。ぎゅっと目を閉じて潜り込んでくる舌を必死に受け止めていると、デューク様の手が下半身へと這わされる。ズボンと下着を脱がされると下半身があらわになり、羞恥心が増した。
「恥ずかしい……」
「なにも恥ずかしくなんてない。綺麗だ」
「あっ……」
太ももを撫でられて顔を真っ赤に染める。その反応を楽しむように肌を撫でられて体を震わせた。お互いから溢れてくる香りが絡み合い、官能的な雰囲気を醸し出している。
「触るぞ」
大きくて骨ばった手が僕のペニスに触れると、その刺激だけで背筋にピリピリとした感覚が走る。気持ちよくたまらない。
初めはゆっくりとした手付きで上下に扱かれる。甘い声が漏れてしまうのが恥ずかしくて口を押さえようとすると、それよりも早くキスをされてしまう。
「声を聞かせてくれ」
「やっ……恥ずかしい……」
「恥じらってる姿もそそる」
ニヤリと口角をあげたデューク様は色気を纏っていて、その色香だけで開花期に入ってしまいそうなほどに心が揺すぶられてしまう。
「あっ、ァ!」
亀頭を刺激され、気持ちよさに甘い声が漏れてしまう。デューク様もスラックスを脱ぐと、僕のものとは比べ物にならないサイズのペニスが顔を出した。思わず視線をそらしてしまう。
「怖いか?大丈夫。今日は最後まではしない」
「は、い……」
顔の熱がおさまらない。お互いのペニスを同時に扱かれて、気持ちよさに目の前がクラクラしてしまう。
快感に反応して立ち上がった乳首を舐められると、下半身からの刺激も相まって気持ちよさが増す。デューク様のすべてに翻弄されて、喘ぎ声を我慢することさえ難しい。ただ快楽の渦に身を任せながら、愛する人の存在を噛みしめる。
「アルビーが可愛すぎておかしくなりそうだ」
耳元で囁かれて心が鷲掴みされるような感覚になった。愛おしくて大好きで、ずっと傍にいたくて、離れがたい。
僕もデューク様におかしくさせられている。
感じる温もりも、お互いの匂いや心音すら、すべてが僕を包み込んで離さない。
「デューク様っ、気持ちいいッ」
「はぁ、俺も……」
何度も深いキスを交わして、愛液で蕩けきったペニスを擦りつけあう。
少しずつ昂ぶっていく気持ちよさに翻弄されて瞳をうるませる。その瞬間、一際強く刺激が与えられて、お互いが同時に欲を吐き出した。
お腹の上に温かな感覚が広がっていく。一気に襲ってきた倦怠感に促されるように、ゆっくりと目を閉じた。
「無理させたな。おやすみアルビー」
おでこにキスが落とされる。それを受け取ると、幸せな気持ちのまま眠りについた。
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