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10〜東視点〜
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葉山さんが亡くなってから、俺は不安な想いを抱えていた。
自分の病室のベッドで膝に顔を埋めて泣き続ける。
俺もいつかあんな風になるのかな?
人はいつか死ぬとわかっていても怖いんだ……。
死ぬこともだけど、残された人はどうなる?
それを考えるとどうしようもなく不安になって、辛くて、恐ろしい…………。
「っ…日向…死にたくないよっ!」
大好きな人の名前を呼んで、ひたすら涙を流す。泣いたらもっと悲しくなるって分かってるのに流れる涙は止められない。
「夕陽!!!」
その時、病室の入口から声が聞こえてきて暖かい温もりが俺の事を包んでくれた。
いきなりのことに驚きすぎて反応することができず俺は固まってしまう。
だって………
坂本が俺の名前を呼んで抱きしめてくれているから。
今、一番会いたくて一番会いたくない人…。
「ひ、なた?」
名前を呼んだら坂本は俺の声を聞いて抱きしめる力を強くしてくれた。
あぁ……落ち着くなぁ。
俺は坂本の胸に顔を埋めてそっと目を閉じる。
そしたら、坂本は俺の背中に回していた手を外して離れようとしたんだ………。
やだ…どこにも行かないで!
俺は坂本の服を掴んでもっとって言って日向の顔をみた。
そしたら、坂本がまた抱きしめてくれて、俺の頭を撫でてくれる。だから俺はまた彼の胸に顔を埋めて目を閉じた。
坂本の胸の中にいると悲しいことも不安なことも何処かに無くなってしまうような気がするんだ。
だからどうか今だけは、甘えることを許して欲しい。
しばらくして俺は日向から離れると、坂本が俺の事をじっと見つめてきて、どうして泣いていたのか聞いてきた。
もう、隠せないのかな?
本当は坂本にだけは俺が死んでしまうことを知られたくなかった…。
俺は葉山さんのことを話した。
「そっか…友達が亡くなったのか…」
「うん…」
坂本は少しだけ俯いた俺の頭を優しく撫でてくれた。
それが嬉しくて、そんな些細なことにすら泣けてくるし鼓動が早くなる。
「日向……っ」
駄目だとわかっている。
坂本の優しさに甘えたら、きっと自分は必ず迷惑をかけてしまうから…。
それでも自分のことを言わないといけないこともわかっていたんだ…。
坂本に出会ったあの日から、いつか別れが来ることは分かっていた。
だから冷たい態度を取ってみたりもしたけど、でもやっぱり自分の気持ちには嘘は付けなかった。
「日向、俺、もうすぐ死ぬんだ」
「え…は?なにいってんの?」
混乱しているのか、困惑した顔で眉を寄せる坂本の手の甲に自分の手をおいて、しっかりと目を見てもう一度だけ俺は同じ言葉を繰り返し言って聞かせた。
「俺は死ぬんだ」
言いたくなかった…いや、知られたくなかった。
きっと、悲しませてしまうって分かっていたし、俺自身がこの現実を受け入れなければいけなくなるって知っていたから。
自分の病室のベッドで膝に顔を埋めて泣き続ける。
俺もいつかあんな風になるのかな?
人はいつか死ぬとわかっていても怖いんだ……。
死ぬこともだけど、残された人はどうなる?
それを考えるとどうしようもなく不安になって、辛くて、恐ろしい…………。
「っ…日向…死にたくないよっ!」
大好きな人の名前を呼んで、ひたすら涙を流す。泣いたらもっと悲しくなるって分かってるのに流れる涙は止められない。
「夕陽!!!」
その時、病室の入口から声が聞こえてきて暖かい温もりが俺の事を包んでくれた。
いきなりのことに驚きすぎて反応することができず俺は固まってしまう。
だって………
坂本が俺の名前を呼んで抱きしめてくれているから。
今、一番会いたくて一番会いたくない人…。
「ひ、なた?」
名前を呼んだら坂本は俺の声を聞いて抱きしめる力を強くしてくれた。
あぁ……落ち着くなぁ。
俺は坂本の胸に顔を埋めてそっと目を閉じる。
そしたら、坂本は俺の背中に回していた手を外して離れようとしたんだ………。
やだ…どこにも行かないで!
俺は坂本の服を掴んでもっとって言って日向の顔をみた。
そしたら、坂本がまた抱きしめてくれて、俺の頭を撫でてくれる。だから俺はまた彼の胸に顔を埋めて目を閉じた。
坂本の胸の中にいると悲しいことも不安なことも何処かに無くなってしまうような気がするんだ。
だからどうか今だけは、甘えることを許して欲しい。
しばらくして俺は日向から離れると、坂本が俺の事をじっと見つめてきて、どうして泣いていたのか聞いてきた。
もう、隠せないのかな?
本当は坂本にだけは俺が死んでしまうことを知られたくなかった…。
俺は葉山さんのことを話した。
「そっか…友達が亡くなったのか…」
「うん…」
坂本は少しだけ俯いた俺の頭を優しく撫でてくれた。
それが嬉しくて、そんな些細なことにすら泣けてくるし鼓動が早くなる。
「日向……っ」
駄目だとわかっている。
坂本の優しさに甘えたら、きっと自分は必ず迷惑をかけてしまうから…。
それでも自分のことを言わないといけないこともわかっていたんだ…。
坂本に出会ったあの日から、いつか別れが来ることは分かっていた。
だから冷たい態度を取ってみたりもしたけど、でもやっぱり自分の気持ちには嘘は付けなかった。
「日向、俺、もうすぐ死ぬんだ」
「え…は?なにいってんの?」
混乱しているのか、困惑した顔で眉を寄せる坂本の手の甲に自分の手をおいて、しっかりと目を見てもう一度だけ俺は同じ言葉を繰り返し言って聞かせた。
「俺は死ぬんだ」
言いたくなかった…いや、知られたくなかった。
きっと、悲しませてしまうって分かっていたし、俺自身がこの現実を受け入れなければいけなくなるって知っていたから。
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