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千凪
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佐藤さんと加藤が来てから
二週間近くたった。
二人はもうすっかり
クラスに溶け込んでいる。
しかし、
そんな二人に目をつける
危険人物が現れた。
「ここの学食おいしいね~」
学食の葱うどんを食べながら
佐藤さんはそう言った。
「そういえば、
佐藤さんと加藤は
どこ校から来たんだ?」
「私?私は西木野高校!」
「俺は朝井高校。」
「二人とも東京の端から端
だったんだね。」
「そうそう、そんでね…」
「お二人さん」
俺たちの会話に割って
入ってきた。
「千凪か、なんだ?」
「いーや、別にぃ?」
「お前その喋り方
本当ムカつく!」
千凪とは、同じクラスの
チャラ男のことだ。
千凪は以前、玲奈に手を
出したが思いきり急所を
蹴られて退いたらしい。
「黙れ暴力女!!」
「いや誰のせいだよ」
それから千凪は玲奈を
徹底して嫌っている。
玲奈も同様だが…
「胸デカいからって
調子乗んなよ馬鹿!」
「うるせぇダサメッシュ!」
「もうお前らそんくらいに
しとけ、先生来るぞ。」
隣の机にいたクラスメイトの
佐々木に注意された。
佐々木とは、クラス内で一番
落ち着いた男子のことで、
男女共に人気がある。
「ちっ…あ、そうだ、
は~なちゃん!」
千凪は突然表情を替えて
佐藤さんににじり寄った。
「ん~、何ですか?」
佐藤さんは若干迷惑そうに
千凪に問いかけた。
それをよしととったのか、
千凪はにやにやしながら
佐藤さんを口説き始めた。
「転入してきたときから
思ってたんだけどさ~
花ちゃんっ可愛いよね~
なのに何で竹坂みたいな
男といんのさ?
俺の方がカッコいいよ?
俺のところおいでよ~」
「でも…」
「いいからさっ
早くおいで!!」
千凪が強引に佐藤さんの腕を
引いた瞬間、加藤目の色
変えて立ち上がった。
「うおっ!?
んだよ加藤!」
「加藤くん…?」
すると加藤は何も言わず
千凪の手をはたいた。
勿論、千凪は抵抗する。
「いってぇな!!
何しやがんだ加藤!」
「黙れ」
黙れと言い放った加藤の
声に感情はなかった。
目にも光はない。
それに怖じ気づいたのか
千凪は俺たちを睨んで
そそくさと去っていった。
「あ~…怖かった…
ありがとう、加藤くん!」
「え、あ、いや…
別にいいよ…」
さっきまでとは違い、
佐藤さんにお礼を言われた
途端に加藤はドギマギと
し始めた。
何はともあれ、佐藤さんが
無事で良かった。
ただ、油断はならない。
千凪は一度目をつければ
何度でも噛みついてくる。
玲奈にはそれを越える
度胸があったのだが…
それに俺たちがいるときは
大丈夫だが、いつでも
一緒にいれるわけじゃない。
そういうときを狙って
あいつは来る。
これからは気を張って
いかなくてはならない。
いつだって…
二週間近くたった。
二人はもうすっかり
クラスに溶け込んでいる。
しかし、
そんな二人に目をつける
危険人物が現れた。
「ここの学食おいしいね~」
学食の葱うどんを食べながら
佐藤さんはそう言った。
「そういえば、
佐藤さんと加藤は
どこ校から来たんだ?」
「私?私は西木野高校!」
「俺は朝井高校。」
「二人とも東京の端から端
だったんだね。」
「そうそう、そんでね…」
「お二人さん」
俺たちの会話に割って
入ってきた。
「千凪か、なんだ?」
「いーや、別にぃ?」
「お前その喋り方
本当ムカつく!」
千凪とは、同じクラスの
チャラ男のことだ。
千凪は以前、玲奈に手を
出したが思いきり急所を
蹴られて退いたらしい。
「黙れ暴力女!!」
「いや誰のせいだよ」
それから千凪は玲奈を
徹底して嫌っている。
玲奈も同様だが…
「胸デカいからって
調子乗んなよ馬鹿!」
「うるせぇダサメッシュ!」
「もうお前らそんくらいに
しとけ、先生来るぞ。」
隣の机にいたクラスメイトの
佐々木に注意された。
佐々木とは、クラス内で一番
落ち着いた男子のことで、
男女共に人気がある。
「ちっ…あ、そうだ、
は~なちゃん!」
千凪は突然表情を替えて
佐藤さんににじり寄った。
「ん~、何ですか?」
佐藤さんは若干迷惑そうに
千凪に問いかけた。
それをよしととったのか、
千凪はにやにやしながら
佐藤さんを口説き始めた。
「転入してきたときから
思ってたんだけどさ~
花ちゃんっ可愛いよね~
なのに何で竹坂みたいな
男といんのさ?
俺の方がカッコいいよ?
俺のところおいでよ~」
「でも…」
「いいからさっ
早くおいで!!」
千凪が強引に佐藤さんの腕を
引いた瞬間、加藤目の色
変えて立ち上がった。
「うおっ!?
んだよ加藤!」
「加藤くん…?」
すると加藤は何も言わず
千凪の手をはたいた。
勿論、千凪は抵抗する。
「いってぇな!!
何しやがんだ加藤!」
「黙れ」
黙れと言い放った加藤の
声に感情はなかった。
目にも光はない。
それに怖じ気づいたのか
千凪は俺たちを睨んで
そそくさと去っていった。
「あ~…怖かった…
ありがとう、加藤くん!」
「え、あ、いや…
別にいいよ…」
さっきまでとは違い、
佐藤さんにお礼を言われた
途端に加藤はドギマギと
し始めた。
何はともあれ、佐藤さんが
無事で良かった。
ただ、油断はならない。
千凪は一度目をつければ
何度でも噛みついてくる。
玲奈にはそれを越える
度胸があったのだが…
それに俺たちがいるときは
大丈夫だが、いつでも
一緒にいれるわけじゃない。
そういうときを狙って
あいつは来る。
これからは気を張って
いかなくてはならない。
いつだって…
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