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新しい出会い
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あの後、僕の部屋で家族みんなで夕食を食べた。珍しく賑やかな食事の場となり、兄たちの学校の様子や弟が家庭教師に教えてもらったことなど、様々な話をした。過度に僕だけを気遣って申し訳なさそうにする様子もあまり見えず、お互いがお互いの大切さに改めて気付いたことで、家族の絆が初めて生まれたかのようだった。
僕が倒れて熱を出してしまったことで、勝手に罪悪感を抱えられて、気を使われてもどうしたらいいのかわからなかったため、この空気感は僕にとっては過ごしやすい、居心地のいいものだった。
みんなが僕の部屋に集まり、僕を必死に呼んでいたのは、医者に「熱が下がらなければこのまま目が覚めないこともある。」と最悪の想定を聞かされたからのようだ。ただの気絶かと思ったけど、あの後熱が出たなんてびっくりだ。僕がシエルの体に入ったことで、何らかのイレギュラーが起こったのかもしれない。
夕食後、父と母が執事やメイド達に引きずられるように名残惜しそうに部屋を出ていった。父に関しては、子供のように駄々をこねていたのは幻覚で幻聴だろうか....。
ドアが閉まって見えなくなるまで、「アルスぅーリカルドぉーシエルぅノアぁーーーー、いやぁーーだぁーーーーーー!!」と叫んでいた。最終的に一緒になってごねていた母も呆れて、父の頭を軽くひっぱたいていた。兄弟たちに至っては呆れ顔で、完全無視を貫き、当たり前に何も反応せず、僕だけが驚いているようだった。
シエルの両親、特に父だが....こんなキャラだっただろうか…。
その後、残された僕たちは、世間話をしながら時間を過ごし、兄弟たちの「「「一緒に寝る(んだ)(ぞ)っ!」」」という判断させない決定事項の通告により、兄弟みんなで一緒に寝ることになった。
僕とノヴァを真ん中に挟むように、兄たちが横になる。初めて感じた、兄弟の心地よい温もりにお互い身を任せながら、いつの間にか眠りについていた。
彼らを起こさないようにシエルの寝室に入る。可愛い穏やかな寝顔を見せる我が子たちに癒され、思わず笑みがこぼれる。こんなに心温まる、微笑ましい光景はいつぶりだろうか…。今度こそ、この光景を守らなければいけない。シエルのおかげで、家族の本当の在り方を見つめなおせた。もう、間違えるものか。顔を見合わせ、愛するパートナーと共に誓い合う。
--------------------------------------------------------------
久しぶりに見た、彼の駄々っ子の本性。それだけあの場所が居心地の良いものだった、ということなのでしょう。今まで目にかけてやれなかった分、シエルは勿論、他の息子達にも存分に愛情を注いでいこうと密かに心に誓う。
フュースト公爵家当主アーノルドの妻、エリスが神様に誓います。どうか、この子たちが今後、あふれんばかりの愛を受け、すくすくと育っていきますように。この子たちの未来が輝かしいものでありますように。
心から幸せな家族との時間を胸に、祈らずにはいられず、愛する夫と顔を見合わせ、宝物たちを守る覚悟を決めたのだった。
スッキリと目が覚める。それもそうか、僕はどうやら四日間も眠っていたみたいだし…。
顔だけキョロキョロと動かし、周りを確認する。左右には、美しく整った彫刻のような美形と、あどけなさの残った美少年の顔が気持ちのよさそうに、美しいままに寝ていた。
起こさないようにそぉーっと動こうとするも、何故か体がびくともしない。どうやら腰と上半身それぞれに、兄弟たちが抱きついているみたいだった。動いた衝撃で起きないか心配したが、どうやらぐっすりのようだ。
「へんなの。
.....あっ喉かわいちゃった。どうしよぅ」
急な喉の渇きに、急いで彼らの腕を解いていく。起こさないように、十分に気をつけた。
見た目からして重厚感のある扉を開け、廊下に出る。真っ暗闇が広がり、何の音も聞こえない。
当たり前か...まだ夜だし。誰も起きてないのがとーぜん。
.....と、いうことは.............。僕達しかいない空間であり、このいえでじゆーにできるということ.......。
ぼくたちだけの場所だぁぁぁぁぁぁぁっ!
転生した時から、この広く、大きな場所で走り回ったり、自由に遊びまわりたいと思っていた。前世は、そういった欲求を抱く年齢ではないが、精神がこの幼い年齢に引っ張られ、真にこどもっぽくなっている。
彼も僕も暗いことや静か過ぎることに、特に怖さは感じていない。むしろ慣れてる。このだだっ広い空間に自分一人しかいないことに、幼心を刺激される。どうやら、それは彼も同じみたいだ。僕が考えているやりたいことに対し、心なしかワクワクして、興奮している様子が伝わってくる。
いつも騒がしい場所が静かになると、こんなにも変わって見える。階段の手すりを滑ったりもできるだろうか。滑ったことがないから、誰も見ていないうちに試してみようっ!
あと、なにかサンドイッチ的軽食をこっちの世界でも作ってみたかった。食事は前世のほうが美味しいものがいっぱいあるし、ここでも、全く同じではなくても、同じようなものを作れるのかどうか試す必要もあるしねっ。そして、その夜食を星を見ながら食べたい!
他にはぁ、.......そうだ!もふもふの動物と一緒に過ごしたいな。それと..............
考えてみると、沢山やりたいことが出てくる。それは、その分楽しいことや嬉しいことを体験できる楽しみが残っているということだから、より興奮がおさまらない。
まずは、何をしよう?屋根の上に寝転んで、星を眺めながら過ごすのも捨てがたいし、手すりで滑り台も惜しい。迷っている時間が凄くもったいない。
こういう時は.......第三の選択肢に決めよう!スパイごっこと称して、キッチンに侵入するのだっ。ラジャーっ!
前世は大人ではなかったが、ごっこ遊びはとうに過ぎた年齢だったはずなのに、思考も言葉遣いも自然と子どもっぽくなっている。精神は体に引っ張られるというのは、正しいようだ。
弟のノヴァが、僕より幼いのに精神的にも発達しているせいか、このままだと僕が弟だと思われるかもしれないや。
....まぁ、どっちでもいいけどね。
記憶を頼りに、何とか暗い中、目標地点に辿り着いた。静かに扉を開け...ようと思ったが、シエルが脆弱すぎて力加減が上手く出来ず、上手く開かないところを思いっきり力を入れてしまった。屋敷に響くギィーッという音とともに、ドアの開かれる勢いにのまれ、後ろに倒れそうになる。尻餅をつきそうだったが、後ろから誰かに支えられたみたいだった。
誰かが起きていることに驚き、恐る恐る後ろを振り返る。
「ぁ、…ありがとっ。」
「おっ、あぁ…。」
取り敢えずお礼を伝える。相手も急に話しかけられたのに驚いたのか、どこか焦っていた。
失礼にならないように、相手の姿を目に移す。初めは、真っ暗すぎて相手の姿がよく見えないのかと思ったが、真っ黒の髪に、真っ黒の服で、全身が真っ暗闇と同化したのか、はたまた、真っ暗闇に吞み込まてしまった存在のようだった。それでも、向こうで言うモデルさんのようだと感じてしまうのは、なぜだろうか。シルエットが全体的にすらっとしているからだろうか…。
「かお.......みていい?」
「んんっ?.....あ、ほらよっ。」
思わず、暗闇で見えない顔が気になりすぎて、失礼なことを言ってしまった。動揺して、言葉が出せないでいると、その人は、戸惑いながらも自分に近づき、顔が見えるようにしゃがんでくれた。
一言で表すのなら、イケメンの一言に尽きる。闇夜を模す黒と、普通の炎とは違う、少しトーンが下がった暗めの赤色の目。とても美しく感じる。だけど、どこか怖いくらいに芯を持って、瞳を不気味に輝かせている。
どこか魅了されたらいけない存在のような気がしてならない。彼自身が毒性を秘めているような、そんな根拠もない考えが頭をよぎる。
鼻も口もすべての顔のパーツが有り得ないくらいに整っていて、妬みさえわいてこない。
髪が邪魔なのか、耳にかけ、こちらに目線を向ける。そんな些細な仕草がとてもかっこよくて、顔を見つめたまま固まってしまった。見つめあうような形になって、緊張してドキドキする。な、なにコレ。
沈黙を破るように、その人は僕の手を取り、優しく微笑んで軽く口づける。
一瞬驚いたものの、仲よくしようの合図のなのかな?と冷静に考える。何か返さないといけないのだろうか?そんな考えで焦って、動いてしまう。気付いた時には、その人の頬に一瞬触れるくらいのキスをしていた。
お互い驚いて放心する。そうして、また沈黙が訪れる。
多分、行動を起こした僕自身が一番驚いている。いくら何か返事しなきゃって焦っていたとはいえ、知らない人にいきなりほっぺにキスだなんて、どうかしている。不審者でしかない。
「ご、ごめんなしゃいっっ。」
消え入るような声で、言い逃げして調理室に入った。
思いっきり嚙んじゃったっ…。しかも、目も合わさずに謝ってしまったし、真摯的な行動ではなかった。やらかしたことに対して、すごく不誠実な態度だったかなぁ.......。自分でやってしまったことなのに、穴に入りたいくらい恥ずかしい。
気付けば、無心で調理道具と材料を揃えていた。
僕が倒れて熱を出してしまったことで、勝手に罪悪感を抱えられて、気を使われてもどうしたらいいのかわからなかったため、この空気感は僕にとっては過ごしやすい、居心地のいいものだった。
みんなが僕の部屋に集まり、僕を必死に呼んでいたのは、医者に「熱が下がらなければこのまま目が覚めないこともある。」と最悪の想定を聞かされたからのようだ。ただの気絶かと思ったけど、あの後熱が出たなんてびっくりだ。僕がシエルの体に入ったことで、何らかのイレギュラーが起こったのかもしれない。
夕食後、父と母が執事やメイド達に引きずられるように名残惜しそうに部屋を出ていった。父に関しては、子供のように駄々をこねていたのは幻覚で幻聴だろうか....。
ドアが閉まって見えなくなるまで、「アルスぅーリカルドぉーシエルぅノアぁーーーー、いやぁーーだぁーーーーーー!!」と叫んでいた。最終的に一緒になってごねていた母も呆れて、父の頭を軽くひっぱたいていた。兄弟たちに至っては呆れ顔で、完全無視を貫き、当たり前に何も反応せず、僕だけが驚いているようだった。
シエルの両親、特に父だが....こんなキャラだっただろうか…。
その後、残された僕たちは、世間話をしながら時間を過ごし、兄弟たちの「「「一緒に寝る(んだ)(ぞ)っ!」」」という判断させない決定事項の通告により、兄弟みんなで一緒に寝ることになった。
僕とノヴァを真ん中に挟むように、兄たちが横になる。初めて感じた、兄弟の心地よい温もりにお互い身を任せながら、いつの間にか眠りについていた。
彼らを起こさないようにシエルの寝室に入る。可愛い穏やかな寝顔を見せる我が子たちに癒され、思わず笑みがこぼれる。こんなに心温まる、微笑ましい光景はいつぶりだろうか…。今度こそ、この光景を守らなければいけない。シエルのおかげで、家族の本当の在り方を見つめなおせた。もう、間違えるものか。顔を見合わせ、愛するパートナーと共に誓い合う。
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久しぶりに見た、彼の駄々っ子の本性。それだけあの場所が居心地の良いものだった、ということなのでしょう。今まで目にかけてやれなかった分、シエルは勿論、他の息子達にも存分に愛情を注いでいこうと密かに心に誓う。
フュースト公爵家当主アーノルドの妻、エリスが神様に誓います。どうか、この子たちが今後、あふれんばかりの愛を受け、すくすくと育っていきますように。この子たちの未来が輝かしいものでありますように。
心から幸せな家族との時間を胸に、祈らずにはいられず、愛する夫と顔を見合わせ、宝物たちを守る覚悟を決めたのだった。
スッキリと目が覚める。それもそうか、僕はどうやら四日間も眠っていたみたいだし…。
顔だけキョロキョロと動かし、周りを確認する。左右には、美しく整った彫刻のような美形と、あどけなさの残った美少年の顔が気持ちのよさそうに、美しいままに寝ていた。
起こさないようにそぉーっと動こうとするも、何故か体がびくともしない。どうやら腰と上半身それぞれに、兄弟たちが抱きついているみたいだった。動いた衝撃で起きないか心配したが、どうやらぐっすりのようだ。
「へんなの。
.....あっ喉かわいちゃった。どうしよぅ」
急な喉の渇きに、急いで彼らの腕を解いていく。起こさないように、十分に気をつけた。
見た目からして重厚感のある扉を開け、廊下に出る。真っ暗闇が広がり、何の音も聞こえない。
当たり前か...まだ夜だし。誰も起きてないのがとーぜん。
.....と、いうことは.............。僕達しかいない空間であり、このいえでじゆーにできるということ.......。
ぼくたちだけの場所だぁぁぁぁぁぁぁっ!
転生した時から、この広く、大きな場所で走り回ったり、自由に遊びまわりたいと思っていた。前世は、そういった欲求を抱く年齢ではないが、精神がこの幼い年齢に引っ張られ、真にこどもっぽくなっている。
彼も僕も暗いことや静か過ぎることに、特に怖さは感じていない。むしろ慣れてる。このだだっ広い空間に自分一人しかいないことに、幼心を刺激される。どうやら、それは彼も同じみたいだ。僕が考えているやりたいことに対し、心なしかワクワクして、興奮している様子が伝わってくる。
いつも騒がしい場所が静かになると、こんなにも変わって見える。階段の手すりを滑ったりもできるだろうか。滑ったことがないから、誰も見ていないうちに試してみようっ!
あと、なにかサンドイッチ的軽食をこっちの世界でも作ってみたかった。食事は前世のほうが美味しいものがいっぱいあるし、ここでも、全く同じではなくても、同じようなものを作れるのかどうか試す必要もあるしねっ。そして、その夜食を星を見ながら食べたい!
他にはぁ、.......そうだ!もふもふの動物と一緒に過ごしたいな。それと..............
考えてみると、沢山やりたいことが出てくる。それは、その分楽しいことや嬉しいことを体験できる楽しみが残っているということだから、より興奮がおさまらない。
まずは、何をしよう?屋根の上に寝転んで、星を眺めながら過ごすのも捨てがたいし、手すりで滑り台も惜しい。迷っている時間が凄くもったいない。
こういう時は.......第三の選択肢に決めよう!スパイごっこと称して、キッチンに侵入するのだっ。ラジャーっ!
前世は大人ではなかったが、ごっこ遊びはとうに過ぎた年齢だったはずなのに、思考も言葉遣いも自然と子どもっぽくなっている。精神は体に引っ張られるというのは、正しいようだ。
弟のノヴァが、僕より幼いのに精神的にも発達しているせいか、このままだと僕が弟だと思われるかもしれないや。
....まぁ、どっちでもいいけどね。
記憶を頼りに、何とか暗い中、目標地点に辿り着いた。静かに扉を開け...ようと思ったが、シエルが脆弱すぎて力加減が上手く出来ず、上手く開かないところを思いっきり力を入れてしまった。屋敷に響くギィーッという音とともに、ドアの開かれる勢いにのまれ、後ろに倒れそうになる。尻餅をつきそうだったが、後ろから誰かに支えられたみたいだった。
誰かが起きていることに驚き、恐る恐る後ろを振り返る。
「ぁ、…ありがとっ。」
「おっ、あぁ…。」
取り敢えずお礼を伝える。相手も急に話しかけられたのに驚いたのか、どこか焦っていた。
失礼にならないように、相手の姿を目に移す。初めは、真っ暗すぎて相手の姿がよく見えないのかと思ったが、真っ黒の髪に、真っ黒の服で、全身が真っ暗闇と同化したのか、はたまた、真っ暗闇に吞み込まてしまった存在のようだった。それでも、向こうで言うモデルさんのようだと感じてしまうのは、なぜだろうか。シルエットが全体的にすらっとしているからだろうか…。
「かお.......みていい?」
「んんっ?.....あ、ほらよっ。」
思わず、暗闇で見えない顔が気になりすぎて、失礼なことを言ってしまった。動揺して、言葉が出せないでいると、その人は、戸惑いながらも自分に近づき、顔が見えるようにしゃがんでくれた。
一言で表すのなら、イケメンの一言に尽きる。闇夜を模す黒と、普通の炎とは違う、少しトーンが下がった暗めの赤色の目。とても美しく感じる。だけど、どこか怖いくらいに芯を持って、瞳を不気味に輝かせている。
どこか魅了されたらいけない存在のような気がしてならない。彼自身が毒性を秘めているような、そんな根拠もない考えが頭をよぎる。
鼻も口もすべての顔のパーツが有り得ないくらいに整っていて、妬みさえわいてこない。
髪が邪魔なのか、耳にかけ、こちらに目線を向ける。そんな些細な仕草がとてもかっこよくて、顔を見つめたまま固まってしまった。見つめあうような形になって、緊張してドキドキする。な、なにコレ。
沈黙を破るように、その人は僕の手を取り、優しく微笑んで軽く口づける。
一瞬驚いたものの、仲よくしようの合図のなのかな?と冷静に考える。何か返さないといけないのだろうか?そんな考えで焦って、動いてしまう。気付いた時には、その人の頬に一瞬触れるくらいのキスをしていた。
お互い驚いて放心する。そうして、また沈黙が訪れる。
多分、行動を起こした僕自身が一番驚いている。いくら何か返事しなきゃって焦っていたとはいえ、知らない人にいきなりほっぺにキスだなんて、どうかしている。不審者でしかない。
「ご、ごめんなしゃいっっ。」
消え入るような声で、言い逃げして調理室に入った。
思いっきり嚙んじゃったっ…。しかも、目も合わさずに謝ってしまったし、真摯的な行動ではなかった。やらかしたことに対して、すごく不誠実な態度だったかなぁ.......。自分でやってしまったことなのに、穴に入りたいくらい恥ずかしい。
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