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最終章「そして『春』がやって来た」
90.ショコラとの思い出語り(2)
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「でもその後、色々やりましたよね、小説書いたり、畑耕したり、あとは……」
「モンスター退治もやったよなぁ……」
「あんときは疲れましたね……」
「全く、あのバカルチア……」
「いえ、バーベキューの時が……」
「そっちかよ!」
ショコラはハルの呟きに思わずツッコミ返す。ハルはその時のことを思いだしたように呟いた。
「いやー……まさか食事のことになるとここまで張り合うとは思わなかったな……やっぱりおいしいご飯は力の源……」
「ハル? そういやあの後にマーシャとリリィは来たんだよな」
「うん。弟子にしてくれってね。今やあの2人も強くなったなぁ……」
「何言ってんだ、クロエもそうだろうよ」
「あ、そうだったわ。魔法だけじゃ無く普通に武器とかも使い始めたからね」
ハルはしみじみと弟子の成長を喜んだが、その隣でショコラはげんなりとした表情になった。
「んで、その後にあのクソ野郎……事ルチアがやって来たんだよな……ホントにアイツは」
「そうですよね……しかも読書タイムまで邪魔したんですから」
「でも、ミスティが来てルチアを振り回しまくったのは見ててスカッとしたな!」
「ショコラさん、かなり性格悪いですね……」
「まぁ、アイツには散々迷惑かけられましたからね!」
ハルはふと思いだしたようにショコラに言った。
「そういえば、ショコラさん。ミスティさんと言えばダンジョンありましたね。あれって好評なんです?」
「あぁ、オマエがやれ図書館作ったり、アンデッドだらけだったりしたやつだな……。けっこう人気らしいぞ。主に初心者や中級者にな」
「なんか嬉しいですね!」
「ああ、そうだな」
と仲良く談笑していると2人はとある湖の訪日やって来た。
「あ、ここです。ミカエルとルシファーと出会ったの」
「まさかその事がきっかけで天界と魔界に行くことになるとは」
「うん。まぁ図書館攻撃されたのが結構きましたね」
「……ホントに本好きだなぁ……」
「でも天界も魔界も楽しかったですよ。未だに2人とは文通していますし、2人とも喧嘩しながらも仲良くしているとのことで」
「そうか~~また行きたいな」
「ショコラさんはどっちが好きです?」
「悪魔国の方かな」
「じゃあ今度手紙で書きますね」
「おう、頼むぞ」
2人はもと来た道を戻りながら、まだまだ話していた。空は既に橙に染まっていたが、まだまだ話の種は尽きない。
「でも天使国から帰って平和っていいなーってなってたら鬼達がやって来て」
「ハル、オマエ酒強かったんだな」
「まぁ、慣れてるもので」
「ちょっと前には雪合戦。ハル、風何とかなってよかったな!」
「そう思うならさっさと家に連れ戻して欲しかったですよ……」
「悪かったって……」
ハルはショコラを小突いてショコラもやり返す。ようやく2人が帰ってくるとルビィが仁王立ちで待ち構えていた。
「2人ともどこまで行っていたんですか!」
「ごめんごめん。思い出に浸ってたら」
「今日は、夜見桜するって言ったのはあなたですよ、ショコラ様!」
「悪かったって!」
「ほら、皆さん待ってますよ」
そう言い、ルビィは2人を案内する。そこには去年きたときには全く気づかなかったが、満開の桜が大量にかつ綺麗に咲いていた。
「モンスター退治もやったよなぁ……」
「あんときは疲れましたね……」
「全く、あのバカルチア……」
「いえ、バーベキューの時が……」
「そっちかよ!」
ショコラはハルの呟きに思わずツッコミ返す。ハルはその時のことを思いだしたように呟いた。
「いやー……まさか食事のことになるとここまで張り合うとは思わなかったな……やっぱりおいしいご飯は力の源……」
「ハル? そういやあの後にマーシャとリリィは来たんだよな」
「うん。弟子にしてくれってね。今やあの2人も強くなったなぁ……」
「何言ってんだ、クロエもそうだろうよ」
「あ、そうだったわ。魔法だけじゃ無く普通に武器とかも使い始めたからね」
ハルはしみじみと弟子の成長を喜んだが、その隣でショコラはげんなりとした表情になった。
「んで、その後にあのクソ野郎……事ルチアがやって来たんだよな……ホントにアイツは」
「そうですよね……しかも読書タイムまで邪魔したんですから」
「でも、ミスティが来てルチアを振り回しまくったのは見ててスカッとしたな!」
「ショコラさん、かなり性格悪いですね……」
「まぁ、アイツには散々迷惑かけられましたからね!」
ハルはふと思いだしたようにショコラに言った。
「そういえば、ショコラさん。ミスティさんと言えばダンジョンありましたね。あれって好評なんです?」
「あぁ、オマエがやれ図書館作ったり、アンデッドだらけだったりしたやつだな……。けっこう人気らしいぞ。主に初心者や中級者にな」
「なんか嬉しいですね!」
「ああ、そうだな」
と仲良く談笑していると2人はとある湖の訪日やって来た。
「あ、ここです。ミカエルとルシファーと出会ったの」
「まさかその事がきっかけで天界と魔界に行くことになるとは」
「うん。まぁ図書館攻撃されたのが結構きましたね」
「……ホントに本好きだなぁ……」
「でも天界も魔界も楽しかったですよ。未だに2人とは文通していますし、2人とも喧嘩しながらも仲良くしているとのことで」
「そうか~~また行きたいな」
「ショコラさんはどっちが好きです?」
「悪魔国の方かな」
「じゃあ今度手紙で書きますね」
「おう、頼むぞ」
2人はもと来た道を戻りながら、まだまだ話していた。空は既に橙に染まっていたが、まだまだ話の種は尽きない。
「でも天使国から帰って平和っていいなーってなってたら鬼達がやって来て」
「ハル、オマエ酒強かったんだな」
「まぁ、慣れてるもので」
「ちょっと前には雪合戦。ハル、風何とかなってよかったな!」
「そう思うならさっさと家に連れ戻して欲しかったですよ……」
「悪かったって……」
ハルはショコラを小突いてショコラもやり返す。ようやく2人が帰ってくるとルビィが仁王立ちで待ち構えていた。
「2人ともどこまで行っていたんですか!」
「ごめんごめん。思い出に浸ってたら」
「今日は、夜見桜するって言ったのはあなたですよ、ショコラ様!」
「悪かったって!」
「ほら、皆さん待ってますよ」
そう言い、ルビィは2人を案内する。そこには去年きたときには全く気づかなかったが、満開の桜が大量にかつ綺麗に咲いていた。
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