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【4話】終業式
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橋爪が「転校」してきてからというもの、色々あったけれど年度が終わるのは待ってくれない。終業式がやってきた。来年も学校はあるし春休みはそんなに長くないけれど、やっぱり節目は節目だ。それに恐ろしい成績表もやってくる。
みんな新学期を楽しみにしていて、春休みは一緒に文房具を新調しに行ったりする人もいるようだ。だがみんなも僕と同様に成績表が親に見せられるものかどうか不安で仕方がないようで成績表早く出してくれないかなといった声がちょくちょく聞こえる。しかし僕の隣の橋爪は一切そういった様子を見せない。誰かが言った。
「橋爪はいいよなあ、成績表見て叱ってくる親がいなくて。」
ああだからこんなに堂々としているのか、と思ったが当の本人はキョトンとしている。親が成績表見て叱る…?などとつぶやいて不思議に思った顔をしている。これは成績表自体を理解していない可能性があると思った僕は、やつにかいつまんで話した。彼は納得した様子で言った。
「ああ、最後にもらうやつね!わかるわ!でも俺のところは叱るとかそういう文化はねえな!」
納得してもらって満足した僕は横に向けていた顔を前に向けて時計を見た。そろそろ終業式が始まる。この頃にはもう、クラスの中では橋爪親善大使と呼ばれていた僕は橋爪と一緒に終業式に向かった。
これを読んでいる方の中には想像がついている方もいるかもしれないが、やっぱり、橋爪はど勘違い野郎だった。校長先生のお話が長くみんなが退屈している時に列の外に出て行った。もうすでに満足した気分に浸っていた僕はあいつが勘違いをして起こしている行動とはつゆ知らず、トイレかな?などとのんきなことを思っていた。
急に静かだった体育館がざわつく。何かと思ったら橋爪のせいだった。急に壇上に上がり始めたのだ。驚いて話すことを忘れてしまい、「えー」や「えっとあの」、「あー」を繰り返す校長に彼はこういった。
「橋爪隆治です!代表して2年5組の成績表を受け取りに来ました。」
みんな新学期を楽しみにしていて、春休みは一緒に文房具を新調しに行ったりする人もいるようだ。だがみんなも僕と同様に成績表が親に見せられるものかどうか不安で仕方がないようで成績表早く出してくれないかなといった声がちょくちょく聞こえる。しかし僕の隣の橋爪は一切そういった様子を見せない。誰かが言った。
「橋爪はいいよなあ、成績表見て叱ってくる親がいなくて。」
ああだからこんなに堂々としているのか、と思ったが当の本人はキョトンとしている。親が成績表見て叱る…?などとつぶやいて不思議に思った顔をしている。これは成績表自体を理解していない可能性があると思った僕は、やつにかいつまんで話した。彼は納得した様子で言った。
「ああ、最後にもらうやつね!わかるわ!でも俺のところは叱るとかそういう文化はねえな!」
納得してもらって満足した僕は横に向けていた顔を前に向けて時計を見た。そろそろ終業式が始まる。この頃にはもう、クラスの中では橋爪親善大使と呼ばれていた僕は橋爪と一緒に終業式に向かった。
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急に静かだった体育館がざわつく。何かと思ったら橋爪のせいだった。急に壇上に上がり始めたのだ。驚いて話すことを忘れてしまい、「えー」や「えっとあの」、「あー」を繰り返す校長に彼はこういった。
「橋爪隆治です!代表して2年5組の成績表を受け取りに来ました。」
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