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最終章・アイドルの幸せ
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***
-バダク王国・王宮-
王宮の一室。
バタンッ…
扉の閉まる音が、王宮の廊下に響き渡る。
「…ルル…」
「……ティム…」
暗闇の中、扉が閉まるのと同時に、フルールはウルティムスに強く抱きしめられた。
ウルティムスの熱く逞しい体に抱きしめられ、フルールの胸が激しく高鳴る。
「……弟王…」
「??」
ソッ…と、フルールから体を離すウルティムスは
「…お前に触れてた…」
不貞腐れた表情を浮かべながら、小さな不満を口にする。
「…僕の事を「弟」みたく思ってるんだよ…」
「ネックはバロン一筋だし、深い意味はないよ」
「あ"ぁ"っ?んなのわぁーてるよ…でも、面白くねぇー…」
「…っ…////」
「(嘘…「あの」ティムがやきもち!?可愛いぃぃぃ!!)」
ほろ酔い気味のウルティムスはとても素直で、その可愛さにフルールは身悶え、自らウルティムスに体を寄せた。
すると
ガバッ!
「わぁっ…!」
ウルティムスはフルールを抱き上げ、ゆっくりとベッドに押し倒し、顔を覗き込む。
フルールを見つめる瞳には「愛欲」の色が浮かんでおり、フルールはゆっくりと瞳を閉じた。
チュッ…
静寂した薄暗い部屋の中。
二人の触れ合う音だけが響き渡り、降り注ぐ月明かりが二人を優しく照らす。
チュッ…クチュ…チュ…
「…っ…ふっ…ティ、ティム……」
「…っ……」
重なる唇は次第に深くなって行き、ウルティムスの舌がフルールの口内を刺激する。
フルールは初めての感覚に体を震わせ、思わず目の前のウルティムスに縋り付いてしまう。
「……はぁ……ティム……苦しい……///」
「……ちゅっ……ルル…」
ウルティムスは上手く呼吸が出来ないフルールの為に、ゆっくりと唇を離した。
ツゥ…と、糸を引いて離れる濡れた唇に、フルールは顔を紅潮させる。
「……ティム、酔ってる?///」
「……酔うほど飲んでねぇーよ……ただ…」
「すげぇ、興奮してる」
ウルティムスは再び、フルールの唇に噛み付くようなキスをした。
何度も何度も深く貪られ、顔中には優しいキスの雨が降り注ぐ。時々、首筋に走る小さな刺激に、フルールの口からは吐息が漏れる。
シーツを握るフルールの手に、ウルティムスは自分の手を重ね、二人はギュッ…と、強く握り合うのだった。
***
ギシッ…
「…はぁ…ティム…」
「……っ…」
ベッドの軋む鈍い音が、フルールの耳に大きく木霊する。
「…ルル……」
「ティム…僕、もう……もう…」
フルールは熱くなった体に力を入れ、シーツにシワを作りながら
「もう、無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!////」
悲痛な叫び声をあげたのだった。
「あ"ぁ"っ…?まだキスしかしてねぇーだろう…」
「はっ、そんなんでよく「子作り」誘ってこれたなぁ~?」
クスクス笑うウルティムスを、フルールは涙を溜めた大きな瞳で見つめる。
そんなフルールをウルティムスは愛おしく思い、紅潮した頬を優しく撫でた。
「うぅー…でも……///」
「これ以上したら、僕の心臓が壊れちゃうよぉー!!////」
「ぐぅっ…」
フルールの可愛い過ぎる言い分に、ウルティムスは胸を抑え、悶える。
ニヤける口を大きな手で隠しながら、ウルティムスはソッ…と、体を起こした。
「ご、ごめん…僕、初めてで…」
黙って体を離すウルティムスに、フルールは不安で顔を歪めるも
「あ"ぁ"っ?んな事は知ってるし、ルルが謝る必要はねぇーだろう…」
ウルティムスは優しくフルールに語りかけ、頭を撫でた。
「…俺様だって「あれ以上」の事を此処でしようなんて、考えてねぇーよ」
「(ちょっと、危なかったけどな…)」
「そ、そうなの?///」
ウルティムスの胸中に気付いていないフルールは、安心した表情を浮かべる。
「あぁ、それに2年は「本番」出来ねぇーし…ただ……」
「??」
突然、黙り込んだウルティムスに、フルールはコテン…と、首を傾げた。
そんな姿も愛らしく、ウルティムスはフルールを抱き寄せ
「…帰ったら、少し「エロいこと」するから…」
「…覚悟しとけよ」
「ひゃっ!!//////」
「わざと」艶のある声で、耳元に囁きかける。
「そん時は、止めてもやめねぇーからな」
「~~っ~~…////」
ウルティムスの色っぽい「声」に腰を抜かしたフルールは、疼く「奥」に困惑し、体を震わせた。
余裕のある大人な顔をするウルティムスを、フルールは腹立たしく思う。
「…っ…ティムのエッチ!!!//////」
「あははははっ」
顔を真っ赤に染め、涙目で睨み付けてくるフルールの姿に、ウルティムスは思わず声をあげて笑った。
その顔はとても「幸せ」に満ち溢れており、二人の夜は「まだまだ」終わらないのであった…。
***
いつもより1時間遅れの更新です…。
すみません…(>_<)
-バダク王国・王宮-
王宮の一室。
バタンッ…
扉の閉まる音が、王宮の廊下に響き渡る。
「…ルル…」
「……ティム…」
暗闇の中、扉が閉まるのと同時に、フルールはウルティムスに強く抱きしめられた。
ウルティムスの熱く逞しい体に抱きしめられ、フルールの胸が激しく高鳴る。
「……弟王…」
「??」
ソッ…と、フルールから体を離すウルティムスは
「…お前に触れてた…」
不貞腐れた表情を浮かべながら、小さな不満を口にする。
「…僕の事を「弟」みたく思ってるんだよ…」
「ネックはバロン一筋だし、深い意味はないよ」
「あ"ぁ"っ?んなのわぁーてるよ…でも、面白くねぇー…」
「…っ…////」
「(嘘…「あの」ティムがやきもち!?可愛いぃぃぃ!!)」
ほろ酔い気味のウルティムスはとても素直で、その可愛さにフルールは身悶え、自らウルティムスに体を寄せた。
すると
ガバッ!
「わぁっ…!」
ウルティムスはフルールを抱き上げ、ゆっくりとベッドに押し倒し、顔を覗き込む。
フルールを見つめる瞳には「愛欲」の色が浮かんでおり、フルールはゆっくりと瞳を閉じた。
チュッ…
静寂した薄暗い部屋の中。
二人の触れ合う音だけが響き渡り、降り注ぐ月明かりが二人を優しく照らす。
チュッ…クチュ…チュ…
「…っ…ふっ…ティ、ティム……」
「…っ……」
重なる唇は次第に深くなって行き、ウルティムスの舌がフルールの口内を刺激する。
フルールは初めての感覚に体を震わせ、思わず目の前のウルティムスに縋り付いてしまう。
「……はぁ……ティム……苦しい……///」
「……ちゅっ……ルル…」
ウルティムスは上手く呼吸が出来ないフルールの為に、ゆっくりと唇を離した。
ツゥ…と、糸を引いて離れる濡れた唇に、フルールは顔を紅潮させる。
「……ティム、酔ってる?///」
「……酔うほど飲んでねぇーよ……ただ…」
「すげぇ、興奮してる」
ウルティムスは再び、フルールの唇に噛み付くようなキスをした。
何度も何度も深く貪られ、顔中には優しいキスの雨が降り注ぐ。時々、首筋に走る小さな刺激に、フルールの口からは吐息が漏れる。
シーツを握るフルールの手に、ウルティムスは自分の手を重ね、二人はギュッ…と、強く握り合うのだった。
***
ギシッ…
「…はぁ…ティム…」
「……っ…」
ベッドの軋む鈍い音が、フルールの耳に大きく木霊する。
「…ルル……」
「ティム…僕、もう……もう…」
フルールは熱くなった体に力を入れ、シーツにシワを作りながら
「もう、無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!////」
悲痛な叫び声をあげたのだった。
「あ"ぁ"っ…?まだキスしかしてねぇーだろう…」
「はっ、そんなんでよく「子作り」誘ってこれたなぁ~?」
クスクス笑うウルティムスを、フルールは涙を溜めた大きな瞳で見つめる。
そんなフルールをウルティムスは愛おしく思い、紅潮した頬を優しく撫でた。
「うぅー…でも……///」
「これ以上したら、僕の心臓が壊れちゃうよぉー!!////」
「ぐぅっ…」
フルールの可愛い過ぎる言い分に、ウルティムスは胸を抑え、悶える。
ニヤける口を大きな手で隠しながら、ウルティムスはソッ…と、体を起こした。
「ご、ごめん…僕、初めてで…」
黙って体を離すウルティムスに、フルールは不安で顔を歪めるも
「あ"ぁ"っ?んな事は知ってるし、ルルが謝る必要はねぇーだろう…」
ウルティムスは優しくフルールに語りかけ、頭を撫でた。
「…俺様だって「あれ以上」の事を此処でしようなんて、考えてねぇーよ」
「(ちょっと、危なかったけどな…)」
「そ、そうなの?///」
ウルティムスの胸中に気付いていないフルールは、安心した表情を浮かべる。
「あぁ、それに2年は「本番」出来ねぇーし…ただ……」
「??」
突然、黙り込んだウルティムスに、フルールはコテン…と、首を傾げた。
そんな姿も愛らしく、ウルティムスはフルールを抱き寄せ
「…帰ったら、少し「エロいこと」するから…」
「…覚悟しとけよ」
「ひゃっ!!//////」
「わざと」艶のある声で、耳元に囁きかける。
「そん時は、止めてもやめねぇーからな」
「~~っ~~…////」
ウルティムスの色っぽい「声」に腰を抜かしたフルールは、疼く「奥」に困惑し、体を震わせた。
余裕のある大人な顔をするウルティムスを、フルールは腹立たしく思う。
「…っ…ティムのエッチ!!!//////」
「あははははっ」
顔を真っ赤に染め、涙目で睨み付けてくるフルールの姿に、ウルティムスは思わず声をあげて笑った。
その顔はとても「幸せ」に満ち溢れており、二人の夜は「まだまだ」終わらないのであった…。
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いつもより1時間遅れの更新です…。
すみません…(>_<)
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