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さらば語彙力。
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「生徒会長は許嫁」の新作の発売まで待っているともう5月下旬。中間テストという隕石が投下され、心は氷河期を迎えたが、数学が得意なお二方、マサとハっちゃんのおかげで苦手だった数学の赤点は逃れられそうだ。本当にあざす。”僕、理系なのに数弱なんだ”という言葉は絶対信じてはいけないのが鉄則だが、俺の場合は本当ゆえ例外中の例外なのだろう。
「テストお疲れ。とりあえず二人のおかげで今回も数学なんとかなったわ。本当にあざす。」
「おう、お疲れさんー。赤点回避できたらお礼は店員さんの写メ見せてもらうことな、告白の結果報告待ってるから頑張りやー。」
「粉砕確定だから写メとれるわけがないだろ……期待すんなよ。」
「じゃあ俺とハっちゃんに何か奢るってことでよろー。」
「お、それいいすね、じゃあ焼肉がいいなあ、人の金で食べる焼肉ほど旨い物はないよね。」
「へいへい考えとくわ、んじゃ先失礼するわ。」
「ういー、成功祈ってるよー」
もう俺を邪魔する足枷はない。テストも告白への躊躇いもどこか彼方へと消えた。天候に恵まれた五月晴れの空。暑いことなど、特典のことを考えればどーでもよくなる。ん、だってテストで普段よりも早く終わったのだから、今回は流石に特典をとれるだろう。何度も逃してる俺にようやく運が廻ってきた。勝ち確。
◇
時刻は午後4時。ルーティンと化した駅到着を早く済まし、書店の前に今、俺はいる。夢にまで見た特典が現実に。心臓は文字通り鼓動が止まらないが、別の意味でも止まない。告白の件で緊張しすぎてるのだ。「口先では言葉にできても実行には移せない」。そんな戯言を何度も聞いてきた。が、ここまで来て諦めるなど選択肢にない。特典と告白、どっちも譲れない。自分は常々欲しいことに強欲なのだと実感する。内なる気持ちを改めて確認し、いざ。店内に入って見渡すと”彼女”がいつものレジにいた。
嗚呼、可愛すぎる。……心の声聞こえてないよね?
余計なことが頭の片隅によぎりながらも俺は彼女に例の質問を投げた。
「すみません、特典まだ残っていますか。」
やっぱり二つのこと同時に考えるのきつい。うん、まずは特典のことからだな。ってあれ?いつもの店員さんが驚いた表情を浮かべている。ん、いや困惑してる?
「……。あっ、あ、すみません、これですね。」
明らかに冷静さを欠いた彼女が、特典を袋に詰める。うん、俺が早く来ると思ってなかったからびびっているのだろう。顔、覚えててくれたのか。嬉しいいいいいい。
それはおいといて。彼女から手渡された中身。ようやく、ようやく願望が叶う。人前でなかったなら。特に“彼女”の前でなければ、感動のあまり、発狂していたに違いない。全身からみなぎるこの感情をどうにか抑え、もう一つの「やる」と決めたことを。
「店員さん。それと話したいことがありまして。この後、お時間ありますか。」
「……。8時にこのビルの外で待ってもらえますか。だいぶ時間空きますけど。」
「ッッッ!了解しました、8時ですね。じゃあ、また。」
とりあえずまとまった時間でゆっくり伝えることができそうだ。ビルから出たときの景色が今までの訪問の際と、まるで違う。もう高層ビルが絶景。それはおいといて、時間までどうしようか……あ、緊張しすぎて色紙すっかり見れていないじゃないか。どこか近くのカフェで、珈琲1杯頼んで数時間粘る間にゆっくりじっくり見よう。……まずい、興奮してきた。
カフェにて。
「あああああああああああああああああ、嬉しいいいいいい。やばい、マジやばい……語彙力失うわ、これ。」
振られる前に、今のうち喜んでおこうと思って開封したのだが。色紙が凄いって言葉じゃ収まりきらないくらいのクオリティゆえ、告白のこと忘れて全力で発狂してしまっている。あれ、心の中で叫んだはずだよね?周りの人達こっち見つめていないかい……。あ、ごめんなさい。
◇
色紙とファイルを思う存分眺めていたら、なんか気づかない間にもう7時30分。嬉しすぎるあまり、また時飛ばししてしまった。幸せ。作者様、本当にありがとう。次のテストも頑張れそうだ。ん、7時半?間に合うのか不安になってきた。ここのカフェからビルまで結構かかりそうだ、急げ急げ。
全力で約束の場所に向かう。心臓が鼓動しすぎているが、走ったことによるものなのか緊張なのか分からない。時間ギリギリで着くと、そこには夜風になびく流麗な黒髪の少女。目線が合わさり、数秒見つめる。そして自分は気になっているのだと再認識する。体が浮つく感覚。やべ、苦しいし、体が熱い。重症だこれ。憧れているなんてレベルじゃない。この子のことが好きだ。
「……お待たせしてすみません。こちらから提案しておいて。」
「いえ、私も伝えたいことがありましたから。それでご用件というのはなんでしょう。」
ん、伝えたいこと?状況から察するに、俺が好意抱いていることに気づいたからやめてほしい的な?うん、分かっていたこと。迷惑なのは承知の上。ラノベから学んだのだ。「後悔の仕方」を。
「あ、あの。その。実は、初めて会ったときからあなたのことが気になっていました。連絡先交換していただけないでしょうか。」
メンタル粉々にされる準備はできてる。でもアロンアルファで修復して、立ち上がるんだ、何度も。そのつもり。
「……その。とりあえず連絡先なら。交換よろしくお願いします。」
「……。」
?
「テストお疲れ。とりあえず二人のおかげで今回も数学なんとかなったわ。本当にあざす。」
「おう、お疲れさんー。赤点回避できたらお礼は店員さんの写メ見せてもらうことな、告白の結果報告待ってるから頑張りやー。」
「粉砕確定だから写メとれるわけがないだろ……期待すんなよ。」
「じゃあ俺とハっちゃんに何か奢るってことでよろー。」
「お、それいいすね、じゃあ焼肉がいいなあ、人の金で食べる焼肉ほど旨い物はないよね。」
「へいへい考えとくわ、んじゃ先失礼するわ。」
「ういー、成功祈ってるよー」
もう俺を邪魔する足枷はない。テストも告白への躊躇いもどこか彼方へと消えた。天候に恵まれた五月晴れの空。暑いことなど、特典のことを考えればどーでもよくなる。ん、だってテストで普段よりも早く終わったのだから、今回は流石に特典をとれるだろう。何度も逃してる俺にようやく運が廻ってきた。勝ち確。
◇
時刻は午後4時。ルーティンと化した駅到着を早く済まし、書店の前に今、俺はいる。夢にまで見た特典が現実に。心臓は文字通り鼓動が止まらないが、別の意味でも止まない。告白の件で緊張しすぎてるのだ。「口先では言葉にできても実行には移せない」。そんな戯言を何度も聞いてきた。が、ここまで来て諦めるなど選択肢にない。特典と告白、どっちも譲れない。自分は常々欲しいことに強欲なのだと実感する。内なる気持ちを改めて確認し、いざ。店内に入って見渡すと”彼女”がいつものレジにいた。
嗚呼、可愛すぎる。……心の声聞こえてないよね?
余計なことが頭の片隅によぎりながらも俺は彼女に例の質問を投げた。
「すみません、特典まだ残っていますか。」
やっぱり二つのこと同時に考えるのきつい。うん、まずは特典のことからだな。ってあれ?いつもの店員さんが驚いた表情を浮かべている。ん、いや困惑してる?
「……。あっ、あ、すみません、これですね。」
明らかに冷静さを欠いた彼女が、特典を袋に詰める。うん、俺が早く来ると思ってなかったからびびっているのだろう。顔、覚えててくれたのか。嬉しいいいいいい。
それはおいといて。彼女から手渡された中身。ようやく、ようやく願望が叶う。人前でなかったなら。特に“彼女”の前でなければ、感動のあまり、発狂していたに違いない。全身からみなぎるこの感情をどうにか抑え、もう一つの「やる」と決めたことを。
「店員さん。それと話したいことがありまして。この後、お時間ありますか。」
「……。8時にこのビルの外で待ってもらえますか。だいぶ時間空きますけど。」
「ッッッ!了解しました、8時ですね。じゃあ、また。」
とりあえずまとまった時間でゆっくり伝えることができそうだ。ビルから出たときの景色が今までの訪問の際と、まるで違う。もう高層ビルが絶景。それはおいといて、時間までどうしようか……あ、緊張しすぎて色紙すっかり見れていないじゃないか。どこか近くのカフェで、珈琲1杯頼んで数時間粘る間にゆっくりじっくり見よう。……まずい、興奮してきた。
カフェにて。
「あああああああああああああああああ、嬉しいいいいいい。やばい、マジやばい……語彙力失うわ、これ。」
振られる前に、今のうち喜んでおこうと思って開封したのだが。色紙が凄いって言葉じゃ収まりきらないくらいのクオリティゆえ、告白のこと忘れて全力で発狂してしまっている。あれ、心の中で叫んだはずだよね?周りの人達こっち見つめていないかい……。あ、ごめんなさい。
◇
色紙とファイルを思う存分眺めていたら、なんか気づかない間にもう7時30分。嬉しすぎるあまり、また時飛ばししてしまった。幸せ。作者様、本当にありがとう。次のテストも頑張れそうだ。ん、7時半?間に合うのか不安になってきた。ここのカフェからビルまで結構かかりそうだ、急げ急げ。
全力で約束の場所に向かう。心臓が鼓動しすぎているが、走ったことによるものなのか緊張なのか分からない。時間ギリギリで着くと、そこには夜風になびく流麗な黒髪の少女。目線が合わさり、数秒見つめる。そして自分は気になっているのだと再認識する。体が浮つく感覚。やべ、苦しいし、体が熱い。重症だこれ。憧れているなんてレベルじゃない。この子のことが好きだ。
「……お待たせしてすみません。こちらから提案しておいて。」
「いえ、私も伝えたいことがありましたから。それでご用件というのはなんでしょう。」
ん、伝えたいこと?状況から察するに、俺が好意抱いていることに気づいたからやめてほしい的な?うん、分かっていたこと。迷惑なのは承知の上。ラノベから学んだのだ。「後悔の仕方」を。
「あ、あの。その。実は、初めて会ったときからあなたのことが気になっていました。連絡先交換していただけないでしょうか。」
メンタル粉々にされる準備はできてる。でもアロンアルファで修復して、立ち上がるんだ、何度も。そのつもり。
「……その。とりあえず連絡先なら。交換よろしくお願いします。」
「……。」
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