異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第44話 お父様とデート 2

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初めての街は、
夢のように楽しいところだった。

串焼き屋、パン屋、キャンディショップ、焼き菓子店、定食屋、レストラン……
いろんなお店があって、そこら中から良いにおいがする。

『お!?あれは!?』

まさかのびっくり。
からあげとポテトフライを売っている屋台があるじゃないか!

お父様も気がついたようで、
人混みを上手に掻き分けながら進んでいく。

屋台にたどり着くと、
「へい!らっしゃい!」
と、ものすごく下町感があるおじさんが
声をかけてくれた。

「このからあげとポテトフライセットをひとつお願いするよ。」

お父様がそう言ってお金を渡すと
お店のおじさんが驚いた顔をしてこちらを見つめた。

「…なんでい、随分と美形な親子だねえ!
女神様の遣いかと思っちまったよ。」

べらんめえ口調がなんかおもしろいけど、
そんなに褒めてもらえて光栄だ。

ちなみに今日は、お父様もわたしも、
街の人に溶け込めるように商人の親子っぽい服を着ている。

だからおじさんもフランクなんだろうけど。
しかしそうか、隣に自発光がいた…
正直とても目立つ。
周りの人たちもザワついている。

ちなみに、からあげとポテトフライは出来たてでとてもおいしかった!

それをおじさんに伝えると
「秘伝のレシピさまさまよう!伯爵様のお家からおろしてもらってる特別な味だからよぉ!自慢の味でい!」と嬉しそうに笑っていた。

食べた時にそうかもしれないと思っていたが
実際にこうして街で売られていて、
誇りを持ってそう言ってくれているのが嬉しかった。

ちなみにこのあと、
お父様の光に吸い寄せられたかの如く
気づけば人だかりができてしまい…

充分に街を歩き回れないまま
初めての街ブラデートは終わった。


―――その後。

「こ、今度はやっぱり邸宅周辺に行ってみよう!あ、あのあたりなら賑やかでもあるし、
私のことも皆、見知っているし!」

全然食べ歩きができなかったわたしの機嫌を取ろうと、必死なお父様がいた。
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