異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

文字の大きさ
66 / 171

第66話 お城の大広間

しおりを挟む
―――会場である城の大広間に到着すると、
あまりの大きさと豪華さに圧倒された。

「うわぁ~…!」

それはそれは開放感のある高い吹き抜けに、
見たこともない大きなシャンデリア、
いくつものテーブルにはたくさんのご馳走が並び、シャンパンやジュースを運ぶお手伝いさんたちが行き交っている。

その高貴な雰囲気に、思わず背筋も伸びる。
『優雅に優雅に…』
マナーレッスンで受けた"淑女の佇まい方"を思い出してシャンとする。

会場には、同じく今年デビュタントを迎える他のご子息ご令嬢たちも、ご家族のエスコート付きでたくさん控えていた。

『同じ歳の子はたくさんいるみたい…』

ここで、ご挨拶をして顔見知りになったり
未来のおともだちもできちゃったりするんだろうか…

そんなムフフな展開を想像しながら、
手前の入口近くで、ワトソン伯爵勢のみんなとしばし待機をする。

ふと辺りを見渡すと、
わたし達を見つめる人だかりが出来ていた。
10mくらい距離が空いている気がする…
避けられているのだろうか?なぜ………

もしかして、お父様やお母様、お兄様のことは知っていても、わたしがあまりに表に顔を出さないから「だれこの子」状態なのかもしれない。


―――そんなこんなで…

いよいよパーティーが開始した。
若々しいイケ渋な陛下のご挨拶が終わり、
デビュタント組代表として第3王子様がスピーチをしていた。

『王子様も同じ歳なんかい…』

これはこれは学園が大騒ぎになりそうである。王子を巡るご令嬢同志の熾烈な争いや、王子と身分差の恋をするご令嬢もいるかもしれない。

おもしろそうだ…
その時はぜひ、高みの見物をさせてもらおう。

とりあえず、この世界の高貴な方たちは
みんな揃いも揃って見目麗しいことがわかった。それでもお父様が世界一だけどね!


―――•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪

陛下がグラスをチリンチリンと鳴らしたあと、楽団による演奏が始まった。

『ワルツだ…!』

ココロも踊る生演奏。
サッと大きな丸い円ができあがる。

最初は王家のみなさんのダンスから始まり、
次いで公爵家…
その後は、上級・中級・下級の団体ごとに
入れ替わっていく流れだ。

わたしはもう、緊張とお父様と踊れる嬉しさで頭が真っ白になっていた。

せいぜい大ミスをしないことを祈る。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!

Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた! ※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています

処理中です...