異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第80話 2年2ヶ月目の2月

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―――早いもので、
こちらの世界に転生して2年2ヶ月目…
真冬の2月に突入した。
(2続きでなんだか嬉しい。)

「ニコル嬢、おはよう。」
「ニコル様!おはようございます!」

そう挨拶してくれたのは、
この国の第3王子アルバート様と、
先月一悶着あった侯爵令嬢のライラ様だ。

殿下とは、カレン様への聖なる日のプレゼントに協力してからというもの、
世間話をする仲になった。

ライラ様はあれからすっかり懐いてくれて
おかげさまで仲良くやっている。

いまでは、他にもチラホラ挨拶をしてくれる子が増えてきて、なんだかやっと学園生活らしくなってきたところだ。


『そういえば!2月といえば、前世では豆まきやら、バレンタインデーってのがあったなぁ。』

…残念ながらこちらの世界には、
大きな王都のお祭りは数回あっても、
気軽に楽しめるちょっとしたドキワクイベントがない。

『バレンタインデー戦略…こっちの世界で流行らしてしまおうか…』

そうすればチョコのお菓子を大量に作れるだけでなく、
それが浸透すれば毎年この時期はチョコ菓子で溢れかえるおいしい世界となる。

はてさて…
チョコ菓子のアイディアと販路は問題ないとして。
流行らせるにはどうしたものか…

『女子のイベント…いや、海外では男子もありだった。義理チョコ友チョコ本命チョコ…若いティーンエイジャーがターゲット…』

―――ふと、周りを見てみる。

そうだった!
ここはお貴族様たちが通う、
流行の発信地ではないか。

この学園には、
ライラ様、カレン様、ミラ様、殿下という素晴らしい宣伝役…いや、おともだちもいるし。

未就学ではあるけど、
辺境伯令嬢のアンナ様というおともだちもいる。

『たしか、お料理教室をして欲しいと言われていたっけ!』

これまたちょうどいいことに、
以前お茶会でご令嬢たちから
「料理やお菓子を作ってみたい!」と頼まれていたことを思い出した。

―――手作りチョコキタコレ!!

すでに授業が始まったにもかかわらず、
わたしは早速
バレンタインデー大作戦の詳細を練った。
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