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第81話 想定外
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―――「おい。ニコル嬢。おい!」
わたしが夢中でバレンタインデー大作戦の計画を立てていたら、殿下からお声がかかった。
「お前な…とっくに授業は終わっているぞ。」
呆れたようにそう言った美少年王子は、
わたしのメモをかっさらい「何を書いてたんだ?」と訝しげに読み始めた。
「バレンタイン…デー?好きな人…に、
手作りチョコを…渡すイベント!?
な、なんだこれは!」
ちょっとちょっと…
勝手に人のメモを読み始めて、
勝手に興奮しないでくださいよ~。
「こ、これは!まだ誰にも言わないでくださいね!?秘密のドキワクイベントを考えていたのですから…」
わたしはそう言うと、
バレンタインデーについて殿下に軽く教えてあげた。
「ふむ。なるほど…それは、お、男から好きな女性に渡してもいいのか?」
急にドキマギし始めた殿下は
きっとカレン様を思い浮かべているのであろう。
ほっぺたが赤くなっている。
「はい!良いのですよ!
男性は…チョコ菓子でなくても、
花束をあげるのもいいかもしれません!」
本当はホワイトデーもあるけど、
ここは海外式でいこうじゃないか。
『バレンタインデーに花束を渡す男性陣!
手作りチョコを渡す女性陣!
うんうん、いいねいいね甘酸っぱいね!』
そんなドキワクな妄想を広げていると…
殿下がとんでも無いことを言い出した。
「おい…その、チョコ菓子作りにも興味がある。教えろ。近々招待状を出すから準備をしておけ。」
―――へ?
「し、招待…状…教えろ?」
いやあの、お茶会ともだちへの
料理教室は計画していたんですが…
この展開は予想してなかったなぁ。
招待状というのは、つまり。
王城に行って殿下にチョコ作りを教えるということだろうか。
女子会でのキャッキャウフフなチョコ菓子教室だけを計画していたわたしは、頭が真っ白になる。
『殿下には、もらう側として宣伝に役立ってもらおうと思ってたのに…』
しかし。目の前のワクワクした表情の
殿下の申し出を断れるわけもなく…
ひきつった笑顔で「はい…」と答えるしかなかった。
わたしが夢中でバレンタインデー大作戦の計画を立てていたら、殿下からお声がかかった。
「お前な…とっくに授業は終わっているぞ。」
呆れたようにそう言った美少年王子は、
わたしのメモをかっさらい「何を書いてたんだ?」と訝しげに読み始めた。
「バレンタイン…デー?好きな人…に、
手作りチョコを…渡すイベント!?
な、なんだこれは!」
ちょっとちょっと…
勝手に人のメモを読み始めて、
勝手に興奮しないでくださいよ~。
「こ、これは!まだ誰にも言わないでくださいね!?秘密のドキワクイベントを考えていたのですから…」
わたしはそう言うと、
バレンタインデーについて殿下に軽く教えてあげた。
「ふむ。なるほど…それは、お、男から好きな女性に渡してもいいのか?」
急にドキマギし始めた殿下は
きっとカレン様を思い浮かべているのであろう。
ほっぺたが赤くなっている。
「はい!良いのですよ!
男性は…チョコ菓子でなくても、
花束をあげるのもいいかもしれません!」
本当はホワイトデーもあるけど、
ここは海外式でいこうじゃないか。
『バレンタインデーに花束を渡す男性陣!
手作りチョコを渡す女性陣!
うんうん、いいねいいね甘酸っぱいね!』
そんなドキワクな妄想を広げていると…
殿下がとんでも無いことを言い出した。
「おい…その、チョコ菓子作りにも興味がある。教えろ。近々招待状を出すから準備をしておけ。」
―――へ?
「し、招待…状…教えろ?」
いやあの、お茶会ともだちへの
料理教室は計画していたんですが…
この展開は予想してなかったなぁ。
招待状というのは、つまり。
王城に行って殿下にチョコ作りを教えるということだろうか。
女子会でのキャッキャウフフなチョコ菓子教室だけを計画していたわたしは、頭が真っ白になる。
『殿下には、もらう側として宣伝に役立ってもらおうと思ってたのに…』
しかし。目の前のワクワクした表情の
殿下の申し出を断れるわけもなく…
ひきつった笑顔で「はい…」と答えるしかなかった。
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