異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第119話 恋の話とバレンタインデー

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―――あっという間に
バレンタインデー前日になった。

幸いにも昨日と今日は休日なのだが、
昨日は先に、殿下のチョコ菓子教室を済ませている。

少しいびつなものや焦げてしまったものもあったけど、殿下は一生懸命チョコパイを作っていて微笑ましかった。
包装も頑張っていて、カレン様がお好きなバラの花を添えていた。

陛下たちへのお土産も届けてもらったのだが、今日の朝早速お礼状が届き(速い!)、
「ラム酒の香りがふわりと鼻先を抜け、大変に美味であった。」とお褒めのお言葉が書かれていた。

満足いただけたようで何よりだ!


―――ということで、
今日はご令嬢たちとのチョコ菓子教室。

女子トークに花を咲かせながら、
ブラウニーが焼けるのを待っているところだ。

「で……カレン様は殿下とはどうなんですの?」

「わたくしも気になってました!ミラ様はお兄様とどうなんですの?」

ライラ様とわたしは、噂のカップルに突撃インタビューをしてみる。
アンナ様も興味津々で、カップを戻して膝に手を置き、聞く気満々だ。

カレン様とミラ様はシャイなので、
急に恋の進展を聞かれてモジモジとされている。

「わ、わたくしは…殿下とはその…
以前よりもお話する機会やお手紙の数も増えまして、先日は一緒にランチをさせていただきましたの。好きなお花のお話や、学園での出来事をお話したりして…とても楽しく過ごさせていただいてますわ!」

「わたくしは…キース様と先月"冬の女神祭"をまわらせていただきましたの!ニコル様の前でお話するのもなんだか照れくさいのですが…キース様はとてもエスコートがお上手で…冬のライトアップされた街並みは、それはそれは綺麗でした。もちろん、キース様も……」

うふふ、うふふふふ!

そういえばこの間、
殿下はカレン様とランチだと言って
「髪はおかしくないか。最初はどんな話からするのがいいだろうか。」と張り切っていたっけ!

カレン様の好きなバラを知ったのは
その時だったのか!

それにしても、お兄様もやるじゃないか。
あまり恋愛には積極的ではないイメージだったけど、意外とそうでもないみたいだ。

『いいなぁ~…わたしもお兄様と夜のライトアップを見てエスコートしてほしい!』

冬の夜のライトアップを受けて
街並みを歩く2人はどれほど素敵だっただろうか。
まるでおとぎ話の王子様とお姫様のようにロマンチックだったに違いない。

ライラ様とわたしとアンナ様は、話を聞きながら「ほぅっ……」とウットリしてしまった。


―――ジリリリリリ……!

と、そこで
ちょうどいい所でタイマーが鳴り。
ブラウニーが焼きあがった合図をうけて我に返るわたしたちであった。

その後は味見をしながらお茶会を楽しんで。
チョコ菓子教室は無事におひらきとなった。


後日:
次の日はみんな、それぞれが大切な人にチョコ菓子を送ったり花束を送ったりして
素敵なバレンタインデーを過ごしましたとさ!

わたしは今年も業者のようにチョコを配りまくり、家族や屋敷のみんなにはかわいらしいお花をいただきました。

お部屋がかわいいお花でいっぱい!
めでたしめでたし!
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