135 / 171
第135話 人生に悩む夏
しおりを挟む
―――さらに暑さが増して、8月になった。
いまは学園も夏休み!
のんびりスイカやアイスでも食べてぐうたら過ごしたいところであるが、残念ながらそうもいかない。
なぜなら、
夏の女神祭と学園祭という2大イベントを無事に終えたにもかかわらず、
もうすぐわたしの誕生日というイベントまであるのだ!
今年も誕生日パーティーは
お茶会のイツメンゲストをお迎えすることになっている。
(エマ様、ニック様、殿下、オリバー様は勿論高貴すぎて残念ながら呼べない)
ということで、ここ最近はパーティー会場の準備やおもてなし料理のメニュー、手土産や当日の流れなどを考えるなど忙しくしていた。
『今年の夏は夢のスローライフから遠ざかっているなぁ……』
結局いつもなにかしら考えたり作ったりしていてスローライフではないものの。
まぁ…毎日楽しいから問題なし!だ。
―――ところで…
時が経つのは本当におそろしく早いもので、
わたしは今年14歳になる。
最初はあんなにすぐにぶっ倒れていたのに…
本当にすごい進歩だ。
14歳が何を言ってるんだと思われるかもしれないが、健康がなにより大事だよ本当に!
『さらに1年後は15歳か。そしたら成人するんだよなぁ…』
あっという間なような長いような、
実感が湧かず不思議な気持ちになる。
そう言えば、身長はこの1年でグンと伸びた。
2年前は150cmだったのに、今では156cmになっていた!
わたしの目標は15歳までに160cmだから…
うーん、ギリギリいけなくもなさそうだ。
見た目も女子から女性に変わり始めているような感じで、まだまだ幼さはあるかもしれないけど、我ながらいい磨きっぷりである。
この夏の誕生日を過ぎたら、
15歳になるまでの1年の間に
"成人の儀"の準備もしなければならない。
成人の儀といえば、
跡継ぎの方たちは婚約者候補を見つけはじめる歳だ。
幸いにもこの家を跡を継ぐわけではないから、お兄様のように早く婚約者候補を見つけなくてもよいのだけど……
17歳で学園を卒業したのち、
だいたい18歳頃には婚約したり結婚するご令嬢がほとんどなので悩ましい。
(悩ましいと言ってるけど、そもそも相手がいない!できる気配もない!ははは!)
『学園を卒業したらカフェの経営もしてみたいし、田舎暮らしにもあこがれるし、将来のことも考えはじめないと…』
もしかしたら、お父様とお兄様なら「ずっと独身でもいい」と言ってくれる気がする。
これはアリなのだろうか…
またもやご令嬢の常識から外れた異端児になってしまう気がする。
そういえば、
今年はお兄様が学園を卒業される年でもあるから、今年の冬は号泣間違いなしという事が確定している。
お兄様はきっと、勉強が大好きなミラ様のご卒業を待ってから結婚するんだろうなぁ……
もうすぐ14歳、されど14歳。
一丁前に人生について考えるわたしであった。
いまは学園も夏休み!
のんびりスイカやアイスでも食べてぐうたら過ごしたいところであるが、残念ながらそうもいかない。
なぜなら、
夏の女神祭と学園祭という2大イベントを無事に終えたにもかかわらず、
もうすぐわたしの誕生日というイベントまであるのだ!
今年も誕生日パーティーは
お茶会のイツメンゲストをお迎えすることになっている。
(エマ様、ニック様、殿下、オリバー様は勿論高貴すぎて残念ながら呼べない)
ということで、ここ最近はパーティー会場の準備やおもてなし料理のメニュー、手土産や当日の流れなどを考えるなど忙しくしていた。
『今年の夏は夢のスローライフから遠ざかっているなぁ……』
結局いつもなにかしら考えたり作ったりしていてスローライフではないものの。
まぁ…毎日楽しいから問題なし!だ。
―――ところで…
時が経つのは本当におそろしく早いもので、
わたしは今年14歳になる。
最初はあんなにすぐにぶっ倒れていたのに…
本当にすごい進歩だ。
14歳が何を言ってるんだと思われるかもしれないが、健康がなにより大事だよ本当に!
『さらに1年後は15歳か。そしたら成人するんだよなぁ…』
あっという間なような長いような、
実感が湧かず不思議な気持ちになる。
そう言えば、身長はこの1年でグンと伸びた。
2年前は150cmだったのに、今では156cmになっていた!
わたしの目標は15歳までに160cmだから…
うーん、ギリギリいけなくもなさそうだ。
見た目も女子から女性に変わり始めているような感じで、まだまだ幼さはあるかもしれないけど、我ながらいい磨きっぷりである。
この夏の誕生日を過ぎたら、
15歳になるまでの1年の間に
"成人の儀"の準備もしなければならない。
成人の儀といえば、
跡継ぎの方たちは婚約者候補を見つけはじめる歳だ。
幸いにもこの家を跡を継ぐわけではないから、お兄様のように早く婚約者候補を見つけなくてもよいのだけど……
17歳で学園を卒業したのち、
だいたい18歳頃には婚約したり結婚するご令嬢がほとんどなので悩ましい。
(悩ましいと言ってるけど、そもそも相手がいない!できる気配もない!ははは!)
『学園を卒業したらカフェの経営もしてみたいし、田舎暮らしにもあこがれるし、将来のことも考えはじめないと…』
もしかしたら、お父様とお兄様なら「ずっと独身でもいい」と言ってくれる気がする。
これはアリなのだろうか…
またもやご令嬢の常識から外れた異端児になってしまう気がする。
そういえば、
今年はお兄様が学園を卒業される年でもあるから、今年の冬は号泣間違いなしという事が確定している。
お兄様はきっと、勉強が大好きなミラ様のご卒業を待ってから結婚するんだろうなぁ……
もうすぐ14歳、されど14歳。
一丁前に人生について考えるわたしであった。
37
あなたにおすすめの小説
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる