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第134話 学園祭の後日談
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―――学園祭が終わった翌日。
まだまだ学園祭の余韻が冷めやらぬ生徒たちからは、昨日のことに関する話があちこちから聞こえてきていた。
そしてそれは、現在ランチ中であるわたしたち仲良し女子チームも同様だった。
「公爵令嬢役であるエマ様が、騎士様にわざと冷たく接して、苦痛の表情で立ち去る瞬間は、思わず涙しましたわ!」
「わたくしは、悪役令嬢役のニコル様が断罪される時の迫真の演技に鳥肌がたちましたわ!ライラ様の脚本も最高でした!」
「ミラ様のクラスの、王都の歴史博物館は本格的で素晴らしかったですね!」
「カレン様のクラスのお化け屋敷も本格的で、とても楽しかったですわ!」
「アンナ様のクラスの装飾品店も可愛いもので溢れていて癒されました!」
みんな休憩の合間を縫ってお互いの出し物を見に行っていたので、口々に感想を言い合っている。
本当にどれも楽しくて素晴らしかった!
「それにしても……ニコル様とライラ様とエマ様のクラスは、圧倒的に寄付額ナンバーワンでしたわね!本当におめでとうございます!」
―――ふふふふ……
そう!いまカレン様が言ったとおり、
わたしたちはなんと、"売上(寄付額)ナンバーワン"に輝いたのだ!
昨日の学園祭の閉会式で表彰してもらい、
クラスメイト全員で喜びあったあの時の感動は忘れられない。
「そういえば…キース様の件、大丈夫でしたか?キース様がニコル様を連れて、もふもふ姿をあちらこちらにお披露目されていたようですけれど……」
感動の余韻も一瞬。
ミラ様のひと言で苦い記憶が蘇った。
後夜祭の際、わたしのもふもふ姿を大層気に入っていたお兄様は、
笑顔の圧でわたしをもふもふに着替えさえ、
その後学友の皆様やお知り合いにお披露目してまわったのだ。
殿下とニック様に大爆笑されたあの姿である。
もちろんもふもふ好きには刺さったが、
反応に困っているご友人たちもいたし
笑いを堪えるのに必死で小刻みに震えているご友人たちもいた。
それに気づかず自信満々にわたしを紹介するお兄様の姿は、一周まわって面白かった。
わたしは正直、最初に腹を抱えるほどに爆笑されていたので今更傷つきはしなかったが、
謎の疲労感だけは残ったのだった。
「え、ええ……だ、大丈夫ですわ!」
わたしは精一杯の笑顔でそう応えると、
ミラ様はホッとしたように微笑まれた。
―――ちなみに。
今回の劇が大人気だったこともあり、
わたしは一部の方から「悪役令嬢様」と呼ばれるようになった。
知らない人が聞いたら勘違いされてしまうのでご遠慮願いたいところだが……
「あら、何か聞こえたようだけど?」
とニヒルな顔でファンサービスをしてしまう、満更でもないわたしであった。
まだまだ学園祭の余韻が冷めやらぬ生徒たちからは、昨日のことに関する話があちこちから聞こえてきていた。
そしてそれは、現在ランチ中であるわたしたち仲良し女子チームも同様だった。
「公爵令嬢役であるエマ様が、騎士様にわざと冷たく接して、苦痛の表情で立ち去る瞬間は、思わず涙しましたわ!」
「わたくしは、悪役令嬢役のニコル様が断罪される時の迫真の演技に鳥肌がたちましたわ!ライラ様の脚本も最高でした!」
「ミラ様のクラスの、王都の歴史博物館は本格的で素晴らしかったですね!」
「カレン様のクラスのお化け屋敷も本格的で、とても楽しかったですわ!」
「アンナ様のクラスの装飾品店も可愛いもので溢れていて癒されました!」
みんな休憩の合間を縫ってお互いの出し物を見に行っていたので、口々に感想を言い合っている。
本当にどれも楽しくて素晴らしかった!
「それにしても……ニコル様とライラ様とエマ様のクラスは、圧倒的に寄付額ナンバーワンでしたわね!本当におめでとうございます!」
―――ふふふふ……
そう!いまカレン様が言ったとおり、
わたしたちはなんと、"売上(寄付額)ナンバーワン"に輝いたのだ!
昨日の学園祭の閉会式で表彰してもらい、
クラスメイト全員で喜びあったあの時の感動は忘れられない。
「そういえば…キース様の件、大丈夫でしたか?キース様がニコル様を連れて、もふもふ姿をあちらこちらにお披露目されていたようですけれど……」
感動の余韻も一瞬。
ミラ様のひと言で苦い記憶が蘇った。
後夜祭の際、わたしのもふもふ姿を大層気に入っていたお兄様は、
笑顔の圧でわたしをもふもふに着替えさえ、
その後学友の皆様やお知り合いにお披露目してまわったのだ。
殿下とニック様に大爆笑されたあの姿である。
もちろんもふもふ好きには刺さったが、
反応に困っているご友人たちもいたし
笑いを堪えるのに必死で小刻みに震えているご友人たちもいた。
それに気づかず自信満々にわたしを紹介するお兄様の姿は、一周まわって面白かった。
わたしは正直、最初に腹を抱えるほどに爆笑されていたので今更傷つきはしなかったが、
謎の疲労感だけは残ったのだった。
「え、ええ……だ、大丈夫ですわ!」
わたしは精一杯の笑顔でそう応えると、
ミラ様はホッとしたように微笑まれた。
―――ちなみに。
今回の劇が大人気だったこともあり、
わたしは一部の方から「悪役令嬢様」と呼ばれるようになった。
知らない人が聞いたら勘違いされてしまうのでご遠慮願いたいところだが……
「あら、何か聞こえたようだけど?」
とニヒルな顔でファンサービスをしてしまう、満更でもないわたしであった。
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