異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

文字の大きさ
143 / 171

第143話 家族旅行1日目

しおりを挟む
―――太陽が登り朝がきた。
今日からいよいよ!
3日間のリゾート生活が始まる。

昨日は隠れ家的レストランという
お気に入りのお店が見つかって本当によかった。

店名はたしか4つ葉を表す"ア キャトル フイユ"だった気がするが、絶対に覚えていられないので『隠れ家的レストラン』と呼んでいる。

あのあとは周辺を少しプラついたが、
旅の疲れを癒すためにも早めに別荘へ戻ることになった。
(そしてまた気絶するように爆睡した)

起きた時にはすでにメイドのマリアが荷解きを済ませてくれていたので、今朝の支度はスムーズに終えることができた。
お役目とはいえ、いつもながら感謝しきれない。


―――さてさて!

ということで、発表しちゃいますか。
本日の計画を!

--------------------------------
《家族旅行1日目》
①正午まで海でのんびりする。
ランチはサンドイッチで軽く済ませる。

②別荘で入浴したあと数時間少し休み
思い思いの時間を過ごす。

③夕方前に街の市場に行く。
気になる店に入ったり、買い物を楽しむ。
屋台の買い食いは少量なら特別にOK。

④夜は隠れ家的レストランに行く。
好きなものを食べて飲むべし。

⑤夜の砂浜で侍従と護衛含め
焚き火をしながら暴露大会。
--------------------------------

……いい。とてもいい。
朝から夜まで楽しみがたくさんではないか!

ということでわたしはすでに、
簡易ワンピースの下には水着(白のタンクトップと短パンの例のアレ)を装着済み。
海に入る準備は万端である。

軽く準備体操まで済ませ、
待ち合わせ場所である砂浜へと向かった。


―――ザァァァ……ザァァァ……

砂浜に着くと、穏やかな小さな波の音が聴こえる。空も海も青く輝くいい天気!
リアル癒しのBGMにより、一瞬で心がリラックスできる。

うむ…できるはずだったが…

目の前には穏やかではいられない光景が広がっていて、わたしは思わず腹筋に力を入れた。

なぜなら。

お父様とお兄様とお母様は
すでに水着姿で立っていたのだ!

しかもあのダサ…いや、ナウくなさすぎる
白いタンクトップと短パンを着た3人は
なんと、それさえも着こなしているではないか。

お父様とお兄様は、
スラリとしているのに程よい筋肉で男らしい体つきをしているためか
ジムにいそうな爽やかなイケメントレーニングマンのようだし…

お母様は、無料で拝見してもいいのだろうかと思ってしまうほど、萌え体操着の様になんだかエロ…いや、スタイルの良さが際立っており、スポーティーな美女のようだし…

あの水着をどうすればそんなに着こなせるのかは分からないが、
この自発光集団にとっては着るものなど関係ないことだけは分かった。

しかし、それがまた面白い。
着こなしてしまっているがために起きるこの笑いの衝動を、いま必死に腹筋で抑え込んでいるところである。

同じく泳ぐ気満々のみんなを見て
『家族だなぁ』としみじみ思った。

お貴族様というのは、パラソルの下で
優雅に椅子に横たわるのかと思っていたよ。

「ニコ、行こう!」

差し出されたお父様の手を取り、
わたしたちは海に向かって走り出した。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!

Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた! ※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています

処理中です...