異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第142話 隠れ家的レストラン 2

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―――あれから30分後。

家族で明日からの計画について談笑していると、店長さんが数々の料理を運んできてくれた。

テーブルの上には、
ホタテやえびを炒めたものや白身魚を焼いたものなど、この地の定番海鮮料理を含め
例の人気メニューも並んでいる。

『どれもいい匂いがしてヨダレが垂れそう!』

店長にお礼をいうと、
早速わたしたちは料理に手をつけ始めた。


―――まずはやっぱり、海鮮から。
ということで、ホタテとエビを口の中に放り込む。

『ん~~~!!!プリップリ!』

塩気の効いた新鮮な海鮮料理は、
それ以上無駄な味付けは要りません!
というように、シンプルな味付けでも充分においしい。

ついでに白身魚も食べてみると、
ホロホロのふわふわ!
こちらも余計な味付けは不要なおいしさだ。

さてさてお次は……
うん。気になっていた『じゃがラザニア』をいただこう。

これは、じゃがいもの上にひき肉、なす、そしてホワイトソースのようなものをラザニアのように重ねて焼いたものだった。

全部まとめて口の中に入れてみると、ホワイトソースのバターの風味が口の中に広がり、じゃがいものほくほく感とナスのジューシーさが合わさって濃厚な味わいだ!

そしてお次は『チーズとほうれん草のパイ』
その名の通りほうれん草とチーズがたっぷり入ったパイで、ナイフで切込みを入れるとギッシリと具が詰まっていた。

お味の方は、ハーブが効いていてやわらかなほうれん草とゴロッとチーズがベストマッチ…!しっとりしたパイの食感もとてもおいしかった。添えられたヨーグルトソースを少しかけてみると、酸味がプラスされさっぱりとした味わいに変わった。

『すごい!どれもものすごくおいしい!
料理への研究心と情熱を感じる…』


―――こうして食事を終えたあと…
とても美味しかったので家族揃って店長さんに感想とお礼を伝えた。

店長さんはとても喜んでくれて、
こんなエピソードも話してくれた。

「実はこの店は半年前に亡くなった両親から急遽受け継いだもので。その頃特に特徴もなかったこの店は、ほかの店に埋もれ経営難だったのですよ。そんな時に王都のレシピと出会い、一念発起して店の経営と新しいメニューに向き合ってみたわけなんですが。
お陰様でこうして皆様のようなお方にお褒めいただいて…新しい挑戦をしてみてよかったです。」

ふむ、色々と苦労があったんだろうね。
昔からあるものを変えるのはとても勇気がいることだ。
ピンチをチャンスに変えるのだって、ものすごい労力だったに違いない。

店長さんからは、
どうしてもこの思い出の詰まったお店を立て直したかったんだろうという想いが感じられた。

感動しいな我が両親もお兄様も心を打たれたようで、心は全員一致。

他にも気になるメニューはたくさんあるし、
滞在中の食事はすべてここでとることに決まった。
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