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エンジェル風船
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ーーーー困った。
ログインした本拠地のリビングにはルナちゃんの反応があった
自室から出てリビングに向かいながら声を掛ける
「今日はルナちゃんが一着かぁ、おはよう!…ルナちゃん?」
ルナちゃんはテーブルに突っ伏したまま動かないし、顔も反対方向を向いている。
いつもなら声をかけたら直ぐに反応して互いに挨拶して会話したり、抱擁したりじゃれ合ったりするのに…
「ルーナちゃん♪」
とりあえず顔を合わせるべく、ピョンとルナちゃんの左側から覗き込む
ぐるんと反対側を向くルナちゃん
!!? ー●Rew(10m) REC startー
「ルナちゃーん?」
右側へ行くとまたぐるんと顔が回る
「ルーナーーちゃんっ!!」
左に行きつつ右側に直ぐ戻ってくるフェイントにあっさり引っかかるルナちゃんきゃわわわ…わぎゃーーーーー!!!
直ぐにまた反対側を向いたルナちゃんだったが、一瞬見えたその表情は
まんまるお餅ほっぺを風船のように膨らませてご立腹をわかりやすく表していたのだ!
録画開始してた私マジグッジョブ!!
トボトボと対面側の椅子に座り、ルナちゃんを正面に見据える
たまに右へ左へ覗き込むも反応は同じ
フェイントに三回(三回中)引っかかったあたりでルナちゃんはテーブルの端におデコをつけ、完璧な守りの体制を完成させる
側から見たら完全にゴメンナサイのポーズである。
ーーーールナちゃんが可愛すぎて困る
「ルナちゃん?お姉ちゃん何かした?昨日は笑顔でバイバイしたけど…そのあと何かあったの??」
「あった」
「誰かに嫌な事言われたとか?」
既に頭の中では行使可能な復讐プランをレベル別に立案中だ、仮想敵としてラクダの人形がモデリングされている。
「ちがう、おねぇちゃんにあったの、るなにはなかったの」
ニュータイプの感覚が疾った
パパさんと私で話してたのがバレてるーー!?
だらだらと汗が出る(感覚のみ)
もしかしてルナちゃん付き合いでも飲み屋行かれるの嫌なタイプ!?
そしてこれがバレた時の旦那さんの心境ってやつ!?確かに名刺貰ったりしたけども!
仮にも大企業の重役とっ捕まえて付き合いの飲み屋とは酷い言い草である。
『緊急:ルナちゃんに昨日私達が一緒にいた事がバレてます、内容まで把握しているかは不明、至急確認されたし』
こそこそとパパさんへ連絡を送る
『今朝僕が話しただけだよ?内容までは勿論言ってないけどね?』
オーケイ、どうやらヤツは敵だったようだ
『もー!ルナちゃん拗ねちゃってるんですよ!?どうしてくれるんですか!?』
『なにそれ見たい!RECよろしく』
『既にやってます!!でもデータは渡しません!』
『なんで!?言い値で買うよ?』
「たのしそうだね?おねぇちゃん」
ひぃっ!しまった!ヒートアップし過ぎた!
「るっルナちゃん?ごめんね!?パパさんと大事な話があってね?ルナちゃんはもうおやすみの時間だったからパパさんと二人でお話したの…」
上体は起こしたものの、腕を組みそっぽを向いてまだまだ怒りは収まらないご様子
「ルナ」
暫く焦らされた後ルナちゃんが口を開いた
「えっ?」
けど理解できるかと言えばNOだ、情報量が少な過ぎる
「ルナって呼んでくれないと………ダメ!」
えらく溜めたね!?そこに葛藤が見えるよ!そんな事でお話しが進むならお安い御用だ
「ルナ?」
「なぁに?おねぇちゃん♪」
ーーーー小悪魔が順調な仕上がりを見せつけてきて困る
「ルナ、本当にごめんね…仲間外れにしたわけじゃないの、結果的にはそうなっちゃったけどお姉ちゃん達もっと考えたらよかったね?」
考えが至らなかったのはパパさんの方だけどなぁ!
「だいじょぶ、朝パパがおねぇちゃんの事褒めてたからヤキモチ妬いちゃった、恥ずかしい…///」
今日からこの日を国民の休日にしよう、みんなで餅食べるんだい!…隣に掃除機を置く事を義務付けよう。
しかしヤキモチねぇ、どっちにしたのかなぁ?どっちもかな?
この辺りも反省しなきゃだ、ハルナちゃん…いや、ハルナは真っ直ぐに育てないとね!!
「さて!パパさんからのお返事が来ています!!拍手!!」
「わーー!ぱちぱちぱちー!!」
「うむ、大変よろしい!!ではパパさんが選んだペアグループ名は…『月明かりの姉妹』ですっ!」
「ぱちぱちぱちー!!」
嗚呼、帰って来たな…おかえり、日常
蔑ろにしてゴメンな?
『聖夜姉妹』の除外理由としてはクリスマス限定っぽい響きという点とこれから出てくるジョブである聖騎士と被ってしまう点が挙げられた。
聖なる騎士、姉妹
くっ殺の世界を促してしまう所だった
わざわざネタを提供しては意味がないのである。
めんどくさいなぁもう!!
かくして、私達は『月明かりの姉妹』として闘技大会にエントリーするのだった
月に代わってお仕置きよー!
ちなみに
「ルナ?良い子にしてたらお姉ちゃんと現実で会う事が出来るかもよ!?」
「本当っ!?おねぇちゃん!!」
と仄めかしてやった
後日
『僕から話して驚きながらも喜ぶ春奈を見たかったのに!!』
と不平不満が飛んで来たが自業自得だ、その表情は私が先に楽しませていただいた!!
武士の情けで今回の“拗ねルナちゃん”の動画に添えておいてやろう
私も何だかんだパパさんに甘いなぁ…
ログインした本拠地のリビングにはルナちゃんの反応があった
自室から出てリビングに向かいながら声を掛ける
「今日はルナちゃんが一着かぁ、おはよう!…ルナちゃん?」
ルナちゃんはテーブルに突っ伏したまま動かないし、顔も反対方向を向いている。
いつもなら声をかけたら直ぐに反応して互いに挨拶して会話したり、抱擁したりじゃれ合ったりするのに…
「ルーナちゃん♪」
とりあえず顔を合わせるべく、ピョンとルナちゃんの左側から覗き込む
ぐるんと反対側を向くルナちゃん
!!? ー●Rew(10m) REC startー
「ルナちゃーん?」
右側へ行くとまたぐるんと顔が回る
「ルーナーーちゃんっ!!」
左に行きつつ右側に直ぐ戻ってくるフェイントにあっさり引っかかるルナちゃんきゃわわわ…わぎゃーーーーー!!!
直ぐにまた反対側を向いたルナちゃんだったが、一瞬見えたその表情は
まんまるお餅ほっぺを風船のように膨らませてご立腹をわかりやすく表していたのだ!
録画開始してた私マジグッジョブ!!
トボトボと対面側の椅子に座り、ルナちゃんを正面に見据える
たまに右へ左へ覗き込むも反応は同じ
フェイントに三回(三回中)引っかかったあたりでルナちゃんはテーブルの端におデコをつけ、完璧な守りの体制を完成させる
側から見たら完全にゴメンナサイのポーズである。
ーーーールナちゃんが可愛すぎて困る
「ルナちゃん?お姉ちゃん何かした?昨日は笑顔でバイバイしたけど…そのあと何かあったの??」
「あった」
「誰かに嫌な事言われたとか?」
既に頭の中では行使可能な復讐プランをレベル別に立案中だ、仮想敵としてラクダの人形がモデリングされている。
「ちがう、おねぇちゃんにあったの、るなにはなかったの」
ニュータイプの感覚が疾った
パパさんと私で話してたのがバレてるーー!?
だらだらと汗が出る(感覚のみ)
もしかしてルナちゃん付き合いでも飲み屋行かれるの嫌なタイプ!?
そしてこれがバレた時の旦那さんの心境ってやつ!?確かに名刺貰ったりしたけども!
仮にも大企業の重役とっ捕まえて付き合いの飲み屋とは酷い言い草である。
『緊急:ルナちゃんに昨日私達が一緒にいた事がバレてます、内容まで把握しているかは不明、至急確認されたし』
こそこそとパパさんへ連絡を送る
『今朝僕が話しただけだよ?内容までは勿論言ってないけどね?』
オーケイ、どうやらヤツは敵だったようだ
『もー!ルナちゃん拗ねちゃってるんですよ!?どうしてくれるんですか!?』
『なにそれ見たい!RECよろしく』
『既にやってます!!でもデータは渡しません!』
『なんで!?言い値で買うよ?』
「たのしそうだね?おねぇちゃん」
ひぃっ!しまった!ヒートアップし過ぎた!
「るっルナちゃん?ごめんね!?パパさんと大事な話があってね?ルナちゃんはもうおやすみの時間だったからパパさんと二人でお話したの…」
上体は起こしたものの、腕を組みそっぽを向いてまだまだ怒りは収まらないご様子
「ルナ」
暫く焦らされた後ルナちゃんが口を開いた
「えっ?」
けど理解できるかと言えばNOだ、情報量が少な過ぎる
「ルナって呼んでくれないと………ダメ!」
えらく溜めたね!?そこに葛藤が見えるよ!そんな事でお話しが進むならお安い御用だ
「ルナ?」
「なぁに?おねぇちゃん♪」
ーーーー小悪魔が順調な仕上がりを見せつけてきて困る
「ルナ、本当にごめんね…仲間外れにしたわけじゃないの、結果的にはそうなっちゃったけどお姉ちゃん達もっと考えたらよかったね?」
考えが至らなかったのはパパさんの方だけどなぁ!
「だいじょぶ、朝パパがおねぇちゃんの事褒めてたからヤキモチ妬いちゃった、恥ずかしい…///」
今日からこの日を国民の休日にしよう、みんなで餅食べるんだい!…隣に掃除機を置く事を義務付けよう。
しかしヤキモチねぇ、どっちにしたのかなぁ?どっちもかな?
この辺りも反省しなきゃだ、ハルナちゃん…いや、ハルナは真っ直ぐに育てないとね!!
「さて!パパさんからのお返事が来ています!!拍手!!」
「わーー!ぱちぱちぱちー!!」
「うむ、大変よろしい!!ではパパさんが選んだペアグループ名は…『月明かりの姉妹』ですっ!」
「ぱちぱちぱちー!!」
嗚呼、帰って来たな…おかえり、日常
蔑ろにしてゴメンな?
『聖夜姉妹』の除外理由としてはクリスマス限定っぽい響きという点とこれから出てくるジョブである聖騎士と被ってしまう点が挙げられた。
聖なる騎士、姉妹
くっ殺の世界を促してしまう所だった
わざわざネタを提供しては意味がないのである。
めんどくさいなぁもう!!
かくして、私達は『月明かりの姉妹』として闘技大会にエントリーするのだった
月に代わってお仕置きよー!
ちなみに
「ルナ?良い子にしてたらお姉ちゃんと現実で会う事が出来るかもよ!?」
「本当っ!?おねぇちゃん!!」
と仄めかしてやった
後日
『僕から話して驚きながらも喜ぶ春奈を見たかったのに!!』
と不平不満が飛んで来たが自業自得だ、その表情は私が先に楽しませていただいた!!
武士の情けで今回の“拗ねルナちゃん”の動画に添えておいてやろう
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