VRMMOでNPCの幼女を餌付けしてお姉ちゃんプレイしてたら求婚されました!?

みみっく

文字の大きさ
17 / 68

闘技大会準決勝 ーソロの部ー

しおりを挟む
準決勝が始まった

今回、セコンドの位置にはルナが居る

「おねぇちゃんのカッコいい所、もっと近くで見たい!!」

なんて言われたら張り切らざるを得ないよね!

初戦で言い出さなくて本当に良かった
アレはちょっと…情操教育には向かないかな?

ルナはお気に入りのヌイグルミの手をフリフリさせてこちらを応援している

…負ける気がしない!


そんなこんなで始まりました準決勝

なんだけど…対戦相手が一向に戦闘をしようとしない

こっちが近づいたら離れ
ならばと離れてみたら追ってこない

なんか感じ悪い?
試合前の握手もなんかボクシングのグローブ合わせるみたいな感じだったし

魔法察知をしてみても何か仕込んでいる気配も無いし何がしたいんだろう?

…とりあえずこっちは仕込み始めてみますか!

「《ロールウィンド》《ストーンダスト》」

対戦相手の周囲を風が囲み土煙を含んで回り出す

これ、ルナの《アイスダスト》でやると綺麗なんだよなぁ
範囲広げると涼しいしもう少し暑くなったら孤児院の子供達にやってあげよ

なんて事を考えていたら

囲んだ中央から木が生えてきましたよ?
なかなか太く、薪にし易そうな上物です

「目眩ししても関係ねぇよ!この木全体を包まない限り俺はここから攻撃し放題ってわけさ」

という割には攻撃してこない
いよいよもって何がしたいのだろうか?

「《上昇気流》《ロールアップ》」

風の回転数を徐々に上げながら土煙の帯が対戦相手の居る場所まで迫り上がっていく

「クソっこれじゃ下が見えねぇな、しかしテメェも俺が見えないんじゃおあいこだなァ!?」

口悪いなコイツ、それに目眩しは少しで良いのだ私が木の幹にまで近寄るその一時で

幹に近づきながら十字架の交わる部分に触れると十字の左部分に半月型の光の刃が出現する

それを肩に担ぎ、木の幹と程良い距離を取ると慣れた手つきで三発、幹に傷をつける

受け口方向に前蹴りを放つとメキメキと音がして木が倒れていく

孤児院の薪割りの手伝いは材料集めから始まるのです。

こちらとしては慣れ親しんだ作業だったのだが、向こうはそうはいかなかった模様で
倒れる先に慌てて別の木を出現させてしがみついていた

土煙に混ぜてある砂利でなかなかのダメージも受けているようだ
木の上で回復ポーションをがぶ飲みしている

「クソっ!規格外チートがっ!」

まだそんな事言う輩がいるのか

「まだ信じてくれないんですか?なんなら二次予選でした事ここでやって見せますよ?」

二次予選の際、私のレベルに合わないステータスを目の当たりにしたプレーヤーが多数騒いだ為、スキルでステータスを下げたのだ

その名も《負荷運動》ルナと手合わせする際に手加減しまくっていたら〈手加減〉が発生し、みるみるレベルが上がり昇華した形だ

設定した時間ステータスを任意で下げ、解放後は下げたステータス×下げた時間ステータスが戦闘終了まで上昇されるピーキーなスキルだ、もちろん一戦闘に一回しか使えない

「はっ!口ではなんでも言えらァな?」

しょうがない、見せるしかないか

「ではやります《負荷運動》そしてこちらが今の私のステータスです、流石にスキルと魔法は隠しますが…」

そう言って相手にステータス公開を行う
と同時に審判NPCに声をかける

「審判さん、今のと言うかこれからの会話会場に流して貰っても良いですか?ステータスも見せる方向で、貴方もそれで良いですよね?」

「あぁ!構わないぜぇ!ヒヒヒ!」

運営ナビゲーターの許可がおりました、公開します。」

会場内は騒ついているようだ
それもそのはず、今の私のステータスは

下限値ギリギリ、つまり初期状態なのである
しかもスキルの効果時間は逆に上限値いっぱいの十分間となっている。

「キヒヒ!テメェをブチのめすのは半ば諦めてたけどよ!これなら遠慮なくイケるぜェ!〈ウィンドエッジ〉」

木の上から魔法をぶつけてくる対戦相手
避けはしたが余波でHPが削れる

「HPのその削れよう、どうやら本当みたいだなァ!」

まだ疑っていたのかコイツ

「テメェの妙な正義感せいでな、やり辛くなっちまいやがった!ゲームの世界に現実持ってきてんじゃねェよ!好き放題やりやがって!」

その言葉を皮切りに木の上から猛然と襲いかかって来る敵
やはり私がお仕置きしたプレイヤーなのだろう、言っておくが私は正義感などこれっぽっちも持ち合わせていない

あるのはルナに悪影響があるかないかのみだ
なので私の断罪基準はひどく単純でルナの耳に入るか否かなのである。

「好き放題やっているのは承知していますが、見苦しい事をしているとは思いません」

そう言って難なく突進を躱す

「テメェ、スキルの使いやがったな!?」

「何言ってるんですか、パッシブで攻撃避けるスキルなんてあるわけないじゃないですか」

呆れた声で返す
スキルを使用する際はスキル名を口に出さないといけない仕様となっている。今のところは

「クソッ!〈ラッシュ〉!!」

こんな感じで…というか私スキルも使っちゃダメなの?まぁいいけど

「ほらほら、このままだと十分経っちゃいますよ?下げた分のステータス10倍は戦闘終了まで続きますからね??隙ありっ!?」

敵の攻撃を躱す往なすを繰り返し隙を見て攻撃の手を掴み、勢いを利用して投げ飛ばす
相当なパワーだったのだろう、叩きつけた地面にヒビが入っている

往なしていた私にも結構なダメージが入っている

「クソがっ!なんなんだよ全く!当初の計画通りやるぞ!!テメェもせいぜい怖い思いしやがれ!!」

そう大声を出してまた木の上に登る敵さん

計画は知ったこっちゃないが

私は木の幹に元解体用ナイフパペットマチェットを投擲する

ナイフは幹に刺さると私が設定した通りにパチリと紫電を放つ

上空からの落雷の呼水として

私が最初に仕込んだ土煙は木の上で回転したまま、静電気をどんどん溜め込んで雷雲と化していた

そこへ、刺さると+と-の電気を交互に放電するよう設定したナイフを投げたのだ

思惑通り、静電気は溜まっていたようで

木の中腹にいた敵は黒コゲとなり、HPも一気にレッドゾーンでしかも麻痺の状態異常もついて万事休すといった体である

近づいて止めを刺そうとしたら

「ぎゃああああああ!」

後ろの方から悲鳴が聞こえた

振り返ってみると敵のセコンドが大きな熊に押さえつけられていた

あぁ、ルナに手を出したな?よし!お仕置き決定だ
だがその前に…

「審判さん、まだ会場にはこの闘いの声届いていますよね?」

無言でうなずく審判NPC

「ありがとうございます。今回の件は私の好き放題やった結果が起こした事だと認識しています、この人達の他にも大あれ小あれ影響を受けてしまった方も多いと聞きます。」

ここで言葉を切り、周りを見渡す
ルナを襲おうとしていた敵も話を聞いているようだ

「こんなに素晴らしいゲームを個人的な諍いで楽しめなくなるというのは私はとても悲しい事だと思います、それは開発者さんや運営さんの努力を踏みにじることだし、本戦出場まで果たしたこのプレイヤーさんの努力もです。」

話をしている間に麻痺は切れたと言うのにその場を動かずに聞き入る敵

「運営さん、今回の騒ぎで永久BANとかはやめてあげて下さいませんか?反省の色が見られないとかなら話は別ですが…」

チラリと敵をみるとブンブン首を振っていた
縦に振って良いのか横に振っていいのかわからず、首を回しているみたいで少し笑いそうになった

「それからNPCの皆さんにも、伝わるかわかりませんが…プレイヤーである私やルナの為に便宜を図ってくれて本当にありがとうございます!でも他プレイヤーの不利益になるような事は無しの方向でお願いします!まぁそんな事は今までもこれからもないだろうけどね!」

そして、私は敵の方に歩み寄る

「さてと、ではルナに手を出したオトシマエ、つけてもらいますね♪」

敵は両手を組み、跪いて私を見上げて懺悔のポーズだ

そこに今や斧となった十字架を容赦なく振り下ろす

「しょ、勝者ランプ!!」

対戦相手のHPが0となったので審判NPCより試合終了の声がかかるが

…審判さん?ちょっと引いてませんか?
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 【ご報告】 2月28日より、第五章の連載を再開いたします。毎週金・土・日の20時に更新予定です。 また、誤字脱字の修正および一部表現の見直しを行いました。ただし、記載内容の趣旨に大きな変更はございません。 引き続きよろしくお願いいたします。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

勇者のハーレムパーティー抜けさせてもらいます!〜やけになってワンナイトしたら溺愛されました〜

犬の下僕
恋愛
勇者に裏切られた主人公がワンナイトしたら溺愛される話です。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

処理中です...