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第三章 黒猫杯
リベロのフラン
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魔神の封印を解いて数日が経った。
たった数日だけど、あーちゃんはこの家にすっかり馴染んだ。
澪と雫の手伝いをするのが楽しいようで、澪と雫の傍にいることが多い。
あーちゃんは見た目は十代後半くらいだが、記憶がほとんどないせいか封印の影響なのかはわからないが、精神面はもっと幼い。
なので、見た目に反して、三人は親子のような感じだ。
見ていてとても和みます。
そして、あーちゃんと同じで帰る場所なんてないアスモはというと、うちに住んでもらうことになった。
アスモは最初は、一人で生きていくくらいどうにでもなるからと、魔国マゾックに帰ろうと思っていたと言っていた。
数百年前の自分の家がまだあるならそこで暮らし、なくなっていれば魔国マゾックの田舎でひっそり暮らしていこうと考えていたらしい。
でも、それを聞いたあーちゃんが号泣。
感情があまり顔に出ないあーちゃんのまさかの号泣に、みんな困惑した。
アスモはテンパりすぎてアホの子みたいになっていた。
数百年自分の中にいた存在だからなのかどうかはわからないけど、あーちゃんにとってアスモは離れたくない存在らしかった。
そういうことならと、アスモにうちに住んでほしいとお願いした。
最初はかっこつけて「オレは馴れ合ったりしねえ!」とか言ってたけど、それを聞いたあーちゃんがさらに泣き出したので、アスモはそれ以上何も言えなくなり、うちに住むことになった。
というわけで、あーちゃんとアスモはそれぞれ一階の部屋を使ってもらうことにした。
これでこの家の部屋は全部埋まったことになる。
家を建てた頃は、来客用として一階に部屋を作ったけど、まさかそれが住人で全部埋まることになるとは思わなかった。
龍の巣の真ん中という立地を考えれば、住人が増えるなんて奇跡じゃないかな?
何はともあれ、にぎやかになってとてもいい感じだ。
「改めて考えると、ここにいる面子ってとんでもないよな。
なんでこんなとこに住んでるんだ?
ていうより、なんでこんな面子が集まってんだ?
種族浄化のために戦争でもする気なのか?」
数日前のことを思い出してたら、アスモがとんでもないことを言ってきた。
ちなみに今は、牛たちを眺めながら俺とフランとアスモで日向ぼっこをしている。
「なんでそんな物騒な発想になるんだよ。
別に物騒な目的とかはないよ。
ここに住んでるのは、薫子さんが外界で生活するには世界樹の傍じゃないと無理だからってだけだよ」
「女神様が外界に降りてきてるからそういう物騒な発想になったんだっつーの。
そりゃ何事だって思っちまうだろ」
「あー、たしかに」
「実際揃ってる面子もえぐいしな。
ドラゴンや天使が一緒にいるだなんてよっぽどの事だと思うわ。
ガイアを作り変えるからみんな滅ぼす、とか言われても驚かねーよ」
「そう言われると納得しちゃいそうになるけど……。
まぁ、何もないよそういうのは。
毎日穏やかに楽しく過ごしましょうってことで」
「ジズー、何を言ってるし。
あっしらはこれからガイアを作り変えると言っても過言ではないことを始めるっしょ!」
「はあ!?
やっぱりそうなのか!?」
「いやいやいや!
フラン、何言い出してんの!?」
「あっしらはこれからサッカーでガイアを変える!
サッカーがガイアを支配する世にするんだし!
ガイアを滅ぼすとか、そんな簡単なことより難しくも崇高な使命があるっしょ!
あっしはやってやるし!」
「天使がガイアを滅ぼすのが簡単とか言うなよ……」
フランはサッカーのことになると、ちょっと怖いくらいだなぁ。
さすがはモデルはベッケンバウアー(俺の中では)。
皇帝陛下は熱意から違う。
「サッカーってのは、あいつらがケモッセオまで行ってやってるってやつか?」
「そうそう。
俺の元いた世界で人気のあったものなんだけどね。
ガイアって娯楽が少ないからさ、こっちでサッカーを広められないかなーと思って今がんばってるとこ」
「なんだかよくわかんねーことやってんなー。
ま、物騒なことをしでかそうって事じゃねーなら別にいいや」
「アスモも明日一緒にケモッセオに行く?
サッカーがどんなのなのか見るのもいいと思うけど。
サッカーに興味なくても、街を見て歩くとかでもいいしね」
「そういや封印されてからずっとダンジョン生活だったからなー。
今の世の中を見に行くのはいいかもな。
じゃあ明日はオレも行くわ」
「一応念の為言っておくけど、トラブルは起こさないでね?
むかつくことがあっても他人様に手を出したらダメだからね?
笑顔を忘れずにね、頼むよ?」
「おま……、オレをなんだと思ってるんだよ!
手なんか出すわけねーだろ!」
「いや、アスモは俺に殴りかかってきたじゃん。
あれがあったから心配にもなるって」
「いきなり殴りかかるのはさすがに野蛮すぎるし。
そりゃジズーじゃなくても心配になるっしょ」
「あれはいきなりモンスターが目の前にいたから警戒心がマックスになったからで、普段はあんな感じじゃねーよ……」
どことなく自信なさげに言う。
不安になるな……。
でも数百年も街に行くことなんかなかっただろうから、多少は何かトラブルを起こしてもしょうがないとは思う。
何かあればみんなでフォローすればいいか。
「そういえば、フラン。
サッカーの試合ではどのポジションやりたいとか希望はある?
ポジションとかそのへんのことはもう理解したよね?」
「理解してるに決まってるし。
てか攻めるのも守るのもどっちもしたいし。
澪と雫が持ってきた本に書いてあったっしょ、リベロってやつ。
あっしあれやりたいし」
「リベロがいいの?
ほんとサッカーに対する熱量がすごいなぁ。
リベロってめっちゃ大変でむずかしいと思うよ。
がんばってね」
みんなにはやりたいポジションをできるだけやってもらいたいと思ってたけど、フランがリベロをやりたいって言うなんてマジで運命感じるなぁ。
さすがモデルがベッケンバウアー(俺の中では)!
絶対的なリーダーシップでチームをひっぱってくれると胸が熱くなるね!
「あっしのチームが負けるなんてありえないし。
あっしが相手の攻撃を防ぎ、あっしが点をとる!
そして絶対勝つし!」
「その通りなのだ!
ボクも点をとって絶対に勝つのだ!」
フランの咆哮を聞きつけたバハムルがやってきて、フランと一緒になって熱く吠えた。
あ、口から火が出た!
バハムルちょっと落ち着いて!
人間の姿で口から火を吐いたら危ないよ!
「サッカーってのを好きなやつってのは、みんなこんな感じに熱苦しいやつばっかなのか?」
「いや、みんなってわけじゃないけど……。
熱狂的なサポーターなんか、こんなもんじゃないし」
「サポーター?
よくわかんねーけど、オレよりこいつらのほうがトラブル起こしそうなんじゃねーの?」
「さすがにサッカーと関係ないところでは普通だから平気だよ。
でも、大会始まったらちょっと不安だなぁ……」
「まぁ、お前らが始めたことなんだろ?
ちゃんと責任持って、せいぜいがんばれ」
バハムルは基本いい子だし、フランは基本面倒くさがりだし、まぁ大丈夫だろう。
試合中にヒートアップさえしなければ……。
アスモが不安になるようなこと言うから心配になってきた……。
って、気づけばクリスとレオが加わって鬨の声のような感じで騒いでる!
「ちょいちょいみんな落ち着いてー!」
あぁ、やっぱり不安かも……。
たった数日だけど、あーちゃんはこの家にすっかり馴染んだ。
澪と雫の手伝いをするのが楽しいようで、澪と雫の傍にいることが多い。
あーちゃんは見た目は十代後半くらいだが、記憶がほとんどないせいか封印の影響なのかはわからないが、精神面はもっと幼い。
なので、見た目に反して、三人は親子のような感じだ。
見ていてとても和みます。
そして、あーちゃんと同じで帰る場所なんてないアスモはというと、うちに住んでもらうことになった。
アスモは最初は、一人で生きていくくらいどうにでもなるからと、魔国マゾックに帰ろうと思っていたと言っていた。
数百年前の自分の家がまだあるならそこで暮らし、なくなっていれば魔国マゾックの田舎でひっそり暮らしていこうと考えていたらしい。
でも、それを聞いたあーちゃんが号泣。
感情があまり顔に出ないあーちゃんのまさかの号泣に、みんな困惑した。
アスモはテンパりすぎてアホの子みたいになっていた。
数百年自分の中にいた存在だからなのかどうかはわからないけど、あーちゃんにとってアスモは離れたくない存在らしかった。
そういうことならと、アスモにうちに住んでほしいとお願いした。
最初はかっこつけて「オレは馴れ合ったりしねえ!」とか言ってたけど、それを聞いたあーちゃんがさらに泣き出したので、アスモはそれ以上何も言えなくなり、うちに住むことになった。
というわけで、あーちゃんとアスモはそれぞれ一階の部屋を使ってもらうことにした。
これでこの家の部屋は全部埋まったことになる。
家を建てた頃は、来客用として一階に部屋を作ったけど、まさかそれが住人で全部埋まることになるとは思わなかった。
龍の巣の真ん中という立地を考えれば、住人が増えるなんて奇跡じゃないかな?
何はともあれ、にぎやかになってとてもいい感じだ。
「改めて考えると、ここにいる面子ってとんでもないよな。
なんでこんなとこに住んでるんだ?
ていうより、なんでこんな面子が集まってんだ?
種族浄化のために戦争でもする気なのか?」
数日前のことを思い出してたら、アスモがとんでもないことを言ってきた。
ちなみに今は、牛たちを眺めながら俺とフランとアスモで日向ぼっこをしている。
「なんでそんな物騒な発想になるんだよ。
別に物騒な目的とかはないよ。
ここに住んでるのは、薫子さんが外界で生活するには世界樹の傍じゃないと無理だからってだけだよ」
「女神様が外界に降りてきてるからそういう物騒な発想になったんだっつーの。
そりゃ何事だって思っちまうだろ」
「あー、たしかに」
「実際揃ってる面子もえぐいしな。
ドラゴンや天使が一緒にいるだなんてよっぽどの事だと思うわ。
ガイアを作り変えるからみんな滅ぼす、とか言われても驚かねーよ」
「そう言われると納得しちゃいそうになるけど……。
まぁ、何もないよそういうのは。
毎日穏やかに楽しく過ごしましょうってことで」
「ジズー、何を言ってるし。
あっしらはこれからガイアを作り変えると言っても過言ではないことを始めるっしょ!」
「はあ!?
やっぱりそうなのか!?」
「いやいやいや!
フラン、何言い出してんの!?」
「あっしらはこれからサッカーでガイアを変える!
サッカーがガイアを支配する世にするんだし!
ガイアを滅ぼすとか、そんな簡単なことより難しくも崇高な使命があるっしょ!
あっしはやってやるし!」
「天使がガイアを滅ぼすのが簡単とか言うなよ……」
フランはサッカーのことになると、ちょっと怖いくらいだなぁ。
さすがはモデルはベッケンバウアー(俺の中では)。
皇帝陛下は熱意から違う。
「サッカーってのは、あいつらがケモッセオまで行ってやってるってやつか?」
「そうそう。
俺の元いた世界で人気のあったものなんだけどね。
ガイアって娯楽が少ないからさ、こっちでサッカーを広められないかなーと思って今がんばってるとこ」
「なんだかよくわかんねーことやってんなー。
ま、物騒なことをしでかそうって事じゃねーなら別にいいや」
「アスモも明日一緒にケモッセオに行く?
サッカーがどんなのなのか見るのもいいと思うけど。
サッカーに興味なくても、街を見て歩くとかでもいいしね」
「そういや封印されてからずっとダンジョン生活だったからなー。
今の世の中を見に行くのはいいかもな。
じゃあ明日はオレも行くわ」
「一応念の為言っておくけど、トラブルは起こさないでね?
むかつくことがあっても他人様に手を出したらダメだからね?
笑顔を忘れずにね、頼むよ?」
「おま……、オレをなんだと思ってるんだよ!
手なんか出すわけねーだろ!」
「いや、アスモは俺に殴りかかってきたじゃん。
あれがあったから心配にもなるって」
「いきなり殴りかかるのはさすがに野蛮すぎるし。
そりゃジズーじゃなくても心配になるっしょ」
「あれはいきなりモンスターが目の前にいたから警戒心がマックスになったからで、普段はあんな感じじゃねーよ……」
どことなく自信なさげに言う。
不安になるな……。
でも数百年も街に行くことなんかなかっただろうから、多少は何かトラブルを起こしてもしょうがないとは思う。
何かあればみんなでフォローすればいいか。
「そういえば、フラン。
サッカーの試合ではどのポジションやりたいとか希望はある?
ポジションとかそのへんのことはもう理解したよね?」
「理解してるに決まってるし。
てか攻めるのも守るのもどっちもしたいし。
澪と雫が持ってきた本に書いてあったっしょ、リベロってやつ。
あっしあれやりたいし」
「リベロがいいの?
ほんとサッカーに対する熱量がすごいなぁ。
リベロってめっちゃ大変でむずかしいと思うよ。
がんばってね」
みんなにはやりたいポジションをできるだけやってもらいたいと思ってたけど、フランがリベロをやりたいって言うなんてマジで運命感じるなぁ。
さすがモデルがベッケンバウアー(俺の中では)!
絶対的なリーダーシップでチームをひっぱってくれると胸が熱くなるね!
「あっしのチームが負けるなんてありえないし。
あっしが相手の攻撃を防ぎ、あっしが点をとる!
そして絶対勝つし!」
「その通りなのだ!
ボクも点をとって絶対に勝つのだ!」
フランの咆哮を聞きつけたバハムルがやってきて、フランと一緒になって熱く吠えた。
あ、口から火が出た!
バハムルちょっと落ち着いて!
人間の姿で口から火を吐いたら危ないよ!
「サッカーってのを好きなやつってのは、みんなこんな感じに熱苦しいやつばっかなのか?」
「いや、みんなってわけじゃないけど……。
熱狂的なサポーターなんか、こんなもんじゃないし」
「サポーター?
よくわかんねーけど、オレよりこいつらのほうがトラブル起こしそうなんじゃねーの?」
「さすがにサッカーと関係ないところでは普通だから平気だよ。
でも、大会始まったらちょっと不安だなぁ……」
「まぁ、お前らが始めたことなんだろ?
ちゃんと責任持って、せいぜいがんばれ」
バハムルは基本いい子だし、フランは基本面倒くさがりだし、まぁ大丈夫だろう。
試合中にヒートアップさえしなければ……。
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