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第三章 黒猫杯
バハムルの成長
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数時間後。
同じスタジアムにて本日のニ試合目が行われようとしている。
本戦では一日にニ試合行われるのだ。
もうすぐ選手たちが入場してくる。
待つ。
すごく時間が長く感じた。
選手たちが出てきた。
バハムートさんたち審判がまず最初に、そして両チームの選手たち。
チームの先頭はフラン、その後ろにバハムル。
そう、我らがブラックキャットFCの登場だ!
「うおおおおおおおおお!
みんながんばれええええええ!」
「きゃあああああ!
ジズー!
みんなが出てきたよ!」
「うん!
めっちゃやばいね!」
俺と薫子さんのテンションがいきなりMAXになる。
「驚いた。
お前たちでもそんな風に興奮することがあるんだな」
領主さんがビックリしている。
「そりゃーうちのチームの試合ですからね!
当然ですよ!」
なんだかんだで、俺と薫子さんは予選の頃からみんなの試合は見ていない。
いよいよみんなをちゃんと応援できるということもあって、かなりハイになっている。
アホみたいに声を上げていると、バハムルが俺たちの声に気づいたのかキョロキョロとしだして、俺と目が合った。
バハムルはニッコリ笑い、手を振ってくれた。
「うおおおおおおお!
バハムルがんばれえええええ!」
「バハムルくんが私に手を振ってくれたよ!」
「いやいや、俺にだと思う!」
二人とも、ただの親馬鹿のようだった。
バハムートさん、エキドナさん、ごめんなさい。
でもバハムルが可愛いから仕方ないんです。
選手は子供と手をつないで入場するわけだが、子供よりもバハムルのほうが年下で小さくて、バハムルが子供に連れられて入場してるように見える。
こんなところまでもバハムルは可愛い。
最強。
そして、ロナは手足が揃って出ている。
昨日聞いたが、どうやら副審の一人がロナのお父さんだったそうだ。
ドラゴンの王バハムート、そして誰よりも厳しい特攻隊長の父親。
そんな二人の前で絶対に無様を晒すことができない。
ロナは昨日泣いていた。
そんなに!?とも思ったが、こういうのは本人にしかわからないかも。
大丈夫、ロナはとても優秀なドラゴン。
君ならなんの心配もない!
「ロナあああああああ!
がんばれええええええ!」
まぁ、緊張の極地にいるロナに当然声など届くわけない。
が、ロナパパは即座に気づき、鋭い眼光をこちらに向けてきた。
瞬間、ビクッとなった。
おっかねえええ。
厳しいのは愛情の裏返しだと、ドラゴンの誰かが言っていた。
愛娘を応援する声が聞こえたので、すかさず睨みをきかせたといったところだろうか。
そんなんだとロナは彼氏作るのも大変そうだが……。
まぁそれよりも、肝心の相手チームはどんな人たちなんだろう。
相手チームに目を向けると、モヒカンやら顔によくわかんないペイントしてるやら、そして全員目つきがめっちゃ悪い。
俺はトーナメント表を見た。
相手のチーム名は「出酢蝋怒」とあった。
んん?漢字!?
しかもまるで日本のヤンキーのようなセンス!
「あの、領主さん。
この文字って……?」
「あぁ、それは古代文字だな」
「こ、古代文字!?」
漢字が古代文字?
よくわかんないんだけど……。
「はるか昔、異世界よりやってきた賢人がこの世界に残した文字と言われている。
俺も詳しいことはわからんけどな」
はー……、なるほど……。
はるか昔に俺たちのように地球から来た人がいたってことか。
日本人なのか中国人なのか、はたまた漢字が堪能な外国人か。
とりあえず、ガイアで生まれた文字ではないってことは確かってことか。
納得だ。
「にしても、お前のチームはついてないなー。
相手のチームは非常に荒々しく、あいつらの試合では怪我人が出ない試合はなかったそうだ」
「ええ!?
審判は何してるんですか!?
ダメじゃないですか!」
「ファウルの仕方が非常に上手いらしい。
絶対にわざとには見えないようにファウルしてくるようだ。
もちろん、故意だろうとそうじゃなかろうと危険すぎるファウルにはカードは出ているが、失格にするのは難しいらしい」
「なるほど、地球でもそういうチームはあるもんな……」
「何納得してるのジズー!
みんなが怪我しちゃったらどうしよう!」
「はっ!そうだった!
とはいえ、スポーツである以上怪我はつきものだし……、あぁ心配だ~……」
そんなこんなで間もなくキックオフ。
うちのチームの攻めからのようだ。
ピーーーーーーーーッ!
笛が鳴った。
まずはボールをミッシェルにあずける。
ミッシェルは一呼吸置いてから、左前方に大きく蹴った。
ミスキックか?と思ったら、クリスがめっちゃ走っていた。
「は、はえええええ!」
前の試合で獣人同士の試合を観て、さらに観客席という全体を見渡せる場所から観ると、クリスの速さが桁違いなのがよくわかった。
会場も一瞬でざわつきだした。
相手チームは追いつけない。
クリスがボールに追いついた。
そのまま中に向かってドリブルをすると思ったが、クリスはクロスを上げた。
その瞬間、ロナがすごい勢いで飛び出してきた。
おお、こっちも速い!
ドラゴンぱない!
ロナは勢いを殺さず、そのまま頭から突っ込んだ。
しかし、相手キーパーも飛び出していた。
良い判断だと思う。
飛び出さずにただ待っていたらフリーで好きに討たれちゃうからね。
相手キーパーはパンチングをしようと手を伸ばす。
が、その手はボールではなくロナの顔に向かっていた。
「あ、あぶない!!」
薫子さんが悲鳴をあげる。
バシィッ!
しかし、相手キーパーのパンチングという名のパンチがロナの顔に当たることはなく、ロナが片手で軽く受け止めていた。
ピピピッ!
とはいえこれは普通にファウルである。
「サーセン。
いきなりの大ピンチに慌てて、ボールにしか目がいかなかったわ」
近づいてきたハバムートさんに、相手キーパーはニヤニヤしながらそう言う。
客席からブーイングが飛ぶ。
なるほど、確かにこういう感じのファウルは難しい。
このプレイでロナが怪我でもしたなら一発レッドもあるんだろうが、今回は結果的には手と手が接触しただけだ。
どう見てもあのキーパーはロナの顔に向かって手を出したように見えるが、必死になってボールしか見えなくなるといったことも起こり得ることではある。
「ちょっとバハムート!
なんで退場にしないのよ!」
薫子さんが激怒している。
領主さんは、バハムートさんを呼び捨てにした薫子さんに驚いている。
「それにしても、いきなりエグイことをして……あっつぅ!?」
急に熱風のようなのが吹いたような気がした。
風のしたほうを見ると、そこにはロナのお父さんがいた。
今のプレイで怒り心頭のご様子。
怒りで周囲の熱が上がり、風が吹き荒れている。
それをもう一人の副審がなだめている。
審判だから私情は挟めない。
だから必死に我慢しているんだろう。
ロナも相手キーパーを超睨んでいる。
そんなロナをクリスとレオがなだめている。
うん、親子だなぁ。
その後も相手チームは暴力的なスタイルを貫く。
頻繁にバハムートさんが笛を鳴らすことになる。
そして……。
ドカッ!
ボールを胸でトラップした瞬間、後ろから強烈なタックルを受けて倒れた。
……バハムルが。
ピシィッ!
そんな音が聞こえた気がした。
笛は鳴らない、だけどフィールド上の選手たちは動かない。
いや、動けない。
今フィールド上は、圧倒的な威圧感が支配している。
「やば……。
ケモッセオ滅ぶかも……」
冗談ではなくそう思った。
「え、急にどうしたんだ?
不吉なこと言うなよ」
領主さんは今起こったことの深刻さをわかっていないようだ。
「今危険なタックルを受けた子は……、この試合の主審の、竜王バハムートの息子です」
「ははは、あの小さな子どもが?
どう見ても人間の子じゃないか」
「……」
「え……、うそ、マジで?」
「はい、マジです。
バハムルはあの年ですでに人化の魔法を使えますので」
「ほゎ……」
領主さんから変な声が出た。
ついでに口から魂的なものまで出てきそうな気配だ。
ゴゴゴゴゴゴ……。
急に地震が起こった。
ドゴーーーーーン!
急に遠くに見える火山が噴火した。
「すごいなー、地震と噴火が起こっちゃったよ……」
領主さんはすでに現実逃避中。
と、そんな時。
「審判!!」
バハムルが声を上げた。
「今のはファウルじゃないのか?」
バハムートさんは我に返った。
「も、もちろんファウルだ」
笛を鳴らした。
バハムルがバハムートさんのことを「父ちゃん」ではなく「審判」と呼んだ。
私情を挟むな。
これは、小さな息子から父へのメッセージだ。
「バハムルくん……。
こんなに立派になって……」
薫子さんは号泣している。
気持ちはわかる。
俺も同じ気持ちだから。
俺の中のバハムルという子の印象は、明るくて活発で優しい、そして甘えん坊だ。
まだ小さい子供だから、全然おかしなことじゃない。
そんな甘えん坊なバハムルが見せた立派な姿。
バハムルの成長に、俺と薫子さんは感激でただただ泣いていた。
同じスタジアムにて本日のニ試合目が行われようとしている。
本戦では一日にニ試合行われるのだ。
もうすぐ選手たちが入場してくる。
待つ。
すごく時間が長く感じた。
選手たちが出てきた。
バハムートさんたち審判がまず最初に、そして両チームの選手たち。
チームの先頭はフラン、その後ろにバハムル。
そう、我らがブラックキャットFCの登場だ!
「うおおおおおおおおお!
みんながんばれええええええ!」
「きゃあああああ!
ジズー!
みんなが出てきたよ!」
「うん!
めっちゃやばいね!」
俺と薫子さんのテンションがいきなりMAXになる。
「驚いた。
お前たちでもそんな風に興奮することがあるんだな」
領主さんがビックリしている。
「そりゃーうちのチームの試合ですからね!
当然ですよ!」
なんだかんだで、俺と薫子さんは予選の頃からみんなの試合は見ていない。
いよいよみんなをちゃんと応援できるということもあって、かなりハイになっている。
アホみたいに声を上げていると、バハムルが俺たちの声に気づいたのかキョロキョロとしだして、俺と目が合った。
バハムルはニッコリ笑い、手を振ってくれた。
「うおおおおおおお!
バハムルがんばれえええええ!」
「バハムルくんが私に手を振ってくれたよ!」
「いやいや、俺にだと思う!」
二人とも、ただの親馬鹿のようだった。
バハムートさん、エキドナさん、ごめんなさい。
でもバハムルが可愛いから仕方ないんです。
選手は子供と手をつないで入場するわけだが、子供よりもバハムルのほうが年下で小さくて、バハムルが子供に連れられて入場してるように見える。
こんなところまでもバハムルは可愛い。
最強。
そして、ロナは手足が揃って出ている。
昨日聞いたが、どうやら副審の一人がロナのお父さんだったそうだ。
ドラゴンの王バハムート、そして誰よりも厳しい特攻隊長の父親。
そんな二人の前で絶対に無様を晒すことができない。
ロナは昨日泣いていた。
そんなに!?とも思ったが、こういうのは本人にしかわからないかも。
大丈夫、ロナはとても優秀なドラゴン。
君ならなんの心配もない!
「ロナあああああああ!
がんばれええええええ!」
まぁ、緊張の極地にいるロナに当然声など届くわけない。
が、ロナパパは即座に気づき、鋭い眼光をこちらに向けてきた。
瞬間、ビクッとなった。
おっかねえええ。
厳しいのは愛情の裏返しだと、ドラゴンの誰かが言っていた。
愛娘を応援する声が聞こえたので、すかさず睨みをきかせたといったところだろうか。
そんなんだとロナは彼氏作るのも大変そうだが……。
まぁそれよりも、肝心の相手チームはどんな人たちなんだろう。
相手チームに目を向けると、モヒカンやら顔によくわかんないペイントしてるやら、そして全員目つきがめっちゃ悪い。
俺はトーナメント表を見た。
相手のチーム名は「出酢蝋怒」とあった。
んん?漢字!?
しかもまるで日本のヤンキーのようなセンス!
「あの、領主さん。
この文字って……?」
「あぁ、それは古代文字だな」
「こ、古代文字!?」
漢字が古代文字?
よくわかんないんだけど……。
「はるか昔、異世界よりやってきた賢人がこの世界に残した文字と言われている。
俺も詳しいことはわからんけどな」
はー……、なるほど……。
はるか昔に俺たちのように地球から来た人がいたってことか。
日本人なのか中国人なのか、はたまた漢字が堪能な外国人か。
とりあえず、ガイアで生まれた文字ではないってことは確かってことか。
納得だ。
「にしても、お前のチームはついてないなー。
相手のチームは非常に荒々しく、あいつらの試合では怪我人が出ない試合はなかったそうだ」
「ええ!?
審判は何してるんですか!?
ダメじゃないですか!」
「ファウルの仕方が非常に上手いらしい。
絶対にわざとには見えないようにファウルしてくるようだ。
もちろん、故意だろうとそうじゃなかろうと危険すぎるファウルにはカードは出ているが、失格にするのは難しいらしい」
「なるほど、地球でもそういうチームはあるもんな……」
「何納得してるのジズー!
みんなが怪我しちゃったらどうしよう!」
「はっ!そうだった!
とはいえ、スポーツである以上怪我はつきものだし……、あぁ心配だ~……」
そんなこんなで間もなくキックオフ。
うちのチームの攻めからのようだ。
ピーーーーーーーーッ!
笛が鳴った。
まずはボールをミッシェルにあずける。
ミッシェルは一呼吸置いてから、左前方に大きく蹴った。
ミスキックか?と思ったら、クリスがめっちゃ走っていた。
「は、はえええええ!」
前の試合で獣人同士の試合を観て、さらに観客席という全体を見渡せる場所から観ると、クリスの速さが桁違いなのがよくわかった。
会場も一瞬でざわつきだした。
相手チームは追いつけない。
クリスがボールに追いついた。
そのまま中に向かってドリブルをすると思ったが、クリスはクロスを上げた。
その瞬間、ロナがすごい勢いで飛び出してきた。
おお、こっちも速い!
ドラゴンぱない!
ロナは勢いを殺さず、そのまま頭から突っ込んだ。
しかし、相手キーパーも飛び出していた。
良い判断だと思う。
飛び出さずにただ待っていたらフリーで好きに討たれちゃうからね。
相手キーパーはパンチングをしようと手を伸ばす。
が、その手はボールではなくロナの顔に向かっていた。
「あ、あぶない!!」
薫子さんが悲鳴をあげる。
バシィッ!
しかし、相手キーパーのパンチングという名のパンチがロナの顔に当たることはなく、ロナが片手で軽く受け止めていた。
ピピピッ!
とはいえこれは普通にファウルである。
「サーセン。
いきなりの大ピンチに慌てて、ボールにしか目がいかなかったわ」
近づいてきたハバムートさんに、相手キーパーはニヤニヤしながらそう言う。
客席からブーイングが飛ぶ。
なるほど、確かにこういう感じのファウルは難しい。
このプレイでロナが怪我でもしたなら一発レッドもあるんだろうが、今回は結果的には手と手が接触しただけだ。
どう見てもあのキーパーはロナの顔に向かって手を出したように見えるが、必死になってボールしか見えなくなるといったことも起こり得ることではある。
「ちょっとバハムート!
なんで退場にしないのよ!」
薫子さんが激怒している。
領主さんは、バハムートさんを呼び捨てにした薫子さんに驚いている。
「それにしても、いきなりエグイことをして……あっつぅ!?」
急に熱風のようなのが吹いたような気がした。
風のしたほうを見ると、そこにはロナのお父さんがいた。
今のプレイで怒り心頭のご様子。
怒りで周囲の熱が上がり、風が吹き荒れている。
それをもう一人の副審がなだめている。
審判だから私情は挟めない。
だから必死に我慢しているんだろう。
ロナも相手キーパーを超睨んでいる。
そんなロナをクリスとレオがなだめている。
うん、親子だなぁ。
その後も相手チームは暴力的なスタイルを貫く。
頻繁にバハムートさんが笛を鳴らすことになる。
そして……。
ドカッ!
ボールを胸でトラップした瞬間、後ろから強烈なタックルを受けて倒れた。
……バハムルが。
ピシィッ!
そんな音が聞こえた気がした。
笛は鳴らない、だけどフィールド上の選手たちは動かない。
いや、動けない。
今フィールド上は、圧倒的な威圧感が支配している。
「やば……。
ケモッセオ滅ぶかも……」
冗談ではなくそう思った。
「え、急にどうしたんだ?
不吉なこと言うなよ」
領主さんは今起こったことの深刻さをわかっていないようだ。
「今危険なタックルを受けた子は……、この試合の主審の、竜王バハムートの息子です」
「ははは、あの小さな子どもが?
どう見ても人間の子じゃないか」
「……」
「え……、うそ、マジで?」
「はい、マジです。
バハムルはあの年ですでに人化の魔法を使えますので」
「ほゎ……」
領主さんから変な声が出た。
ついでに口から魂的なものまで出てきそうな気配だ。
ゴゴゴゴゴゴ……。
急に地震が起こった。
ドゴーーーーーン!
急に遠くに見える火山が噴火した。
「すごいなー、地震と噴火が起こっちゃったよ……」
領主さんはすでに現実逃避中。
と、そんな時。
「審判!!」
バハムルが声を上げた。
「今のはファウルじゃないのか?」
バハムートさんは我に返った。
「も、もちろんファウルだ」
笛を鳴らした。
バハムルがバハムートさんのことを「父ちゃん」ではなく「審判」と呼んだ。
私情を挟むな。
これは、小さな息子から父へのメッセージだ。
「バハムルくん……。
こんなに立派になって……」
薫子さんは号泣している。
気持ちはわかる。
俺も同じ気持ちだから。
俺の中のバハムルという子の印象は、明るくて活発で優しい、そして甘えん坊だ。
まだ小さい子供だから、全然おかしなことじゃない。
そんな甘えん坊なバハムルが見せた立派な姿。
バハムルの成長に、俺と薫子さんは感激でただただ泣いていた。
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