おとぎ話の悪役令嬢のとある日常（番外編）

悪役令嬢のとある日常

救世主たちが集ったミーティング

　おとつみ三周年記念企画。
(*´∀｀*)わーーーーーーい！！
　動画予定でしたが、時間がなく作れなかったのでこちらでアップします。

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　メニー：おとつみ三周年記念おめでとう！　救世主たちが集ったミーティングへようこそー！
（拍手）
　メニー：というわけで本日を持って『おとぎ話の悪役令嬢が罪滅ぼしに忙しい』がカクヨムさまに載せてから三周年が経ちました。
　テリー：なのに認知度は地の底。
　リトルルビィ：同じ頃に連載が始まった百合作品はいくつか書籍化してるのに。
　テリー：どうせだれもこんな作品見ないのよ。
　リオン：ニコラ！　弱気になってたらオズにつけこまれるぞ！　大丈夫さ！　お鍋の寿命はどうせまだ100年くらい残ってるんだろう！　いけるさ！
　テリー：あんたは相変わらず楽観的ね。うらやましいわ。
　キッド：これだけ人気がないのは、おそらく一億人のキッドファンのみんながおれを独占したがってるからだろうな。悪いな。テリー。
　テリー：その口、糸で縫い付けてやろうか。
　ソフィア：くすす。とは言え、よく三年も飽きずにつづけたね。
　メニー：そもそもお鍋の更新頻度ですよね。
　リトルルビィ：そう言うなって。あいつ朝から深夜まで働いてるから時間すら作れねえんだよ。休日は本業行っててまともに小説書けねえし。
　キッド：リトルルビィ、時間は作るものだぞ。
　テリー：天才は黙ってなさい。発達障害持ちのくせに慣れない仕事しながら隙間時間の間で書いてて、たしかによくもここまで続けられたわ。そこは褒めてあげる。
　ソフィア：作者の話はここまでとして、メニー、今日の議題は？
　メニー：お鍋からこれをやるように言われてます。じゃん！　みんながやりたい番外編！　やってみたいシチュエーションは？　せーのでお願いします。せーの！

（同時に）
　リトルルビィ：相合い傘……。
　ソフィア：R18怪盗と人質。だめなのに好きになっていく。
　キッド：王子さまと売られた奴隷R18調教必須。愛に目覚め最後堕ちる。
　メニー：永遠洗脳監禁もの。愛だから仕方ないよね。
　ドロシー：魔法洗脳もの。テリーにはこれくらいがちょうどいいよ。
　テリー：ニクス♡と、アリス♡と出かける話……てめえらああああああああああ！！
　キッド：え、どうしたの？　テリー。急に叫びだして。
　ソフィア：まさか、物足りなかった……！？
　テリー：なわけねえだろ！　リトルルビィならともかく、てめえらあたしになにさせようとしてるのよ！　メニー！　あんたなんて言った！？
　メニー：だって、いつもテリーが恥ずかしがるから。そのテリーもまた可愛いから。
　テリー：だからお前なんて嫌いなのよ！　くたばれ！
　リトルルビィ：……相合い傘、いやだった？
　テリー：リトルルビィ、あんたはなにも悪くないわ。よしよし。問題はてめえらよ！　てめえら！　ドロシー、お前あとで覚えてろ。
　ドロシー：人にお前って言ったらだめだと思いますー。
　テリー：お黙り！
　キッド：まあまあ、落ち着きなって。テリー。また過呼吸になるぞ。
　テリー：てめえらのせいだろうが！　まずはてめえからきいてやるわよ！　てめえなんつった？
　キッド：王子さまと売られた奴隷R18調教必須。愛に目覚め最後堕ちる。
　テリー：こんなに可憐でかわいくて天使みたいに大切な婚約者になんてことさせようとしてるの！？　調教！？　R18！？　それでも人なの！？　お前には優しさがないのよ！　だから読者さまから嫌いとかうざいとか死ねとかくたばれとかコメントされるのよ！
　キッド：レディは暴君とかサディスト王子さまとか好きだろう？　なんでおれになると否定的になるわけ？
　テリー：ばーか！　わかってないわね！　その中にも愛のある優しさがヒロインに注がれるから、暴君やS王子にみんな惹かれるのよ。お前はね、しつこいのよ！　嫌がる女の子に無理やりプレイ！　奴隷プレイ！　なにかあったらおれは偉いんだ、王子さまだ、うんたらかんたら。……エゴの塊なのよ！
　キッド：おれ思うんだけどさ、おれがオズ側の人間だったら、みんなおれを好きだったと思うぞ。敵側サイドのめちゃくちゃ強いチート人間と主人公の恋。燃えるだろ。それもいいな。番外編でやってみるか。
　テリー：やめろ！
　リトルルビィ：確かにキッドはどんなことがあっても敵に回したくない。本編の中毒者ですらお前を見たら引くもんな。
　キッド：最強の騎士と呼んでいただきたいな！
　テリー：クレア、じゃあ仮にあたしが、奴隷プレイをクレアにやりたいって言ったらどうするのよ。嫌でしょう？
　キッド：……。
　クレア：ダーリンがしたいなら……。
　テリー：あ、もういいです。
　クレア：ちなみにあたくしはダーリンとホストクラブに遊びに行く話をやってみたい。
　テリー：それはもうプロット練ってるから、ネタバレにならない程度にね。
　クレア：ほんとうか！？　……ダーリン、期待して待ってるね。ぽっ。
　テリー：次行くわよ。リトルルビィ。
　リトルルビィ：……。
　テリー：……相合い傘したいの？
　リトルルビィ：……。うん。
　テリー：わかった。近いうちにプロット練るよう伝えておくから待っててね。
　リトルルビィ：……うん。
　テリー：あんたはいい子ね。よしよし。
　リトルルビィ：……よしよしとか……子供じゃねえんだから……やめろよ……。ばかテリー……。
　テリー：うん。あとで抱きしめてあげるから、待ってて。次行くわよ。おい、ソフィア。
　ソフィア：うん。なあに？
　テリー：お前はくたばれ。
　ソフィア：急に何？　ツンデレ？
　テリー：お前ね、もう一回声に出して考えなさい。
　ソフィア：R18怪盗と人質。だめなのに好きになっていく。
　テリー：……。どうしてお前は、そうやって人が好きそうな性癖をくすぐるようなことを言うわけ……？
　ソフィア：そもそも元々考えてたネタじゃない。第四章でリトルルビィがテリーの血を飲んでなかった場合のルート。テリーがわたしにレイプされてそのまま行方不明。キッド殿下たちが捜す中、静かな田舎町に身を潜めて二人で生活するようになったけど、気がついたらお互い依存し合う関係になっていてって……。……いつになったらやるのかなって思っただけだよ。まさか、君の誕生日企画にやったざまあ展開な世界のあれだけで終わりだなんて、……言わないよね？
　テリー：わかった。そこもお鍋も伝えておくから……。
　ソフィア：今日も恋しいよテリー。早く君のものになりたい。
　テリー：はいはい。……メニー。
　メニー：はい。
　テリー：はい、じゃねえわよ。九章が完結してよかったわ。読んでなくても大体の読者さまは察してるだろうから本性現して話しなさい。あんた、なんて言った？
　メニー：……？　なんだっけ？　忘れちゃった。
　テリー：永遠洗脳監禁ものってなによ！！
　メニー：冗談だよ。テリーに洗脳なんて効かないでしょう？　わたしはよく洗脳されちゃうけど。
　テリー：なにが目的よ。洗脳したあたしを監禁して、ふわふわしてる部分を写真撮って、弱み握ろうってか！？
　メニー：わたしがテリーにそんなことすると思う？　こんなに愛してるのに。
　テリー：あんたの愛はね、重いのよ！　一直線すぎるのよ！　恋に盲目女！　だからきらいなのよ！　お前なんて！
　メニー：テリー……。そんなにわたしのことわかってくれてるなんて……嬉しい……。……あとでいっぱいキスしようね。
　テリー：するか！！
　ドロシー：ちょっと！　メニーを怒鳴らないでくれるかな！？　君の声はキンキンしててすごく耳障りなんだよ！
　テリー：問題はお前よ！　お前！　いつもなんだかんだ協力してくれるくせに何よ！　魔法洗脳ものって！　メニーみたいなこと言いやがって！
　ドロシー：君にはこのくらいがちょうどいいだろ。語り手なんだから、ヒロインらしく大人しくにゃんにゃんしてればいいんだよ。
　テリー：お前は本編と番外編でキャラが違いすぎるのよ！
　ドロシー：仕方ないだろ！　お鍋がこれでいけGO！（☝ ՞ਊ ՞）☝　って言ってくるんだから！
　リオン：お鍋曰く、ドロシーはふらふらしてる不安定な相手だからこそテリーが振り回されるっていうのを書きたいらしいな。だから番外編であんなに破天荒なんだよ。
　ドロシー：ボクに振り回されるテリーなら悪くないね！　良きに計らえ！
　テリー：ドロシー！
　メニー：いつかできればいいけど、とりあえずはお鍋の時間確保の問題にもよるからね。気長にお待ちください。
　ドロシー：おや、時間が来たようだ。一人ずつ四周年目に向けて一言言っていこうか。じゃあ、リトルルビィ。
　リトルルビィ：あ？　……たまには二章も読み返してくれよ。むかしのわたしもいるからさ。……ソフィア。
　ソフィア：くすす。最終章になったらわたし三十路になってるかもしれないけど、どうかきらいにならないでくださいね。……リオン殿下。
　リオン：ミックスマックス最高だぜ！　……姉さん。
　クレア：貴様たちがキッドを嫌いになればなるほど、あたくしの役作りが成功した証拠だ。ぐひひひ！　さあ、どんどん嫌うがいい！　そして、あたくしを愛するのだ！　……メニー。
　メニー：メニテリ派はどんどん声を上げてくださいね。声をあげればあげるほど、お鍋が反応せざるを得なくなると思うので。……ドロシー。
　ドロシー：最終章に向けて突っ走っていくよ。ね、テリー！
　テリー：認知度もないし、人気もない、百合タグ詐欺だと言われる作品だけど、だからなに？　あたしはあたしを貫くし、悪役令嬢を貫き通すわよ。これからも……
　全員：なにとぞ、おとつみをよろしくおねがいします！





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　いつのまにやら三年目です。
　最終章までよろしくお願いいたします！

　2021.09.27　石狩なべ(*'ω'*)