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93.神霊との交わりー2(R−18)
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「ズボズボ……やだもん」
俺はこの期に及んで嫌がるフリなんてして、感じているのを隠そうとする。
でも最初から全部見ていたロクにはバレバレだった。
「ロクッ、見ちゃ、やぁっ!」
「どうしてだ? 太いのを飲み込んで、嬉しそうに涎を垂らしているからか?」
「ちがっ――」
「違くないだろう?」
ロクに口付けられて今度はそっちに気を取られる。
(お尻よりもロクと絡めた舌の方が気持ちいい)
うっとりとそう思っていたら、下から強く突き上げられて思わずロクの舌を噛んでしまった。
「んあっ!」
黒豹の杭のように太い陰茎がずぶんと深く入り込んで、下半身がビリビリと痺れる。
喉からイチモツが出てきそうに苦しいけれど、乳首を引っ掻かれたら不思議と動いて欲しくなった。
それでいつもロクにするように『焦らしちゃヤダ、早くもっと奥を突いて』って神霊に頼み込んで、耳元で困ったように笑われてそうだこれはロクじゃなかったんだと思い出す。
「こんなに可愛く強請られたのでは、いつも私が無茶をしてしまうのも仕方がないな?」
『そうだな、仕方がない』
何故かウンウンと頷き合う両名に抗議をしようとして、開きかけた口から悲鳴が溢れる。
「おまっ、え、らぁあああああっ!」
神霊のやつ、腰を思いっきり突き入れやがった。
「んんんっ、やぁ、やっ、ひんっ!」
幾ら後ろでするのに慣れていても、トロトロに蕩けてやわやわになっていても、凶悪な黒豹のブツにナカを引っ掻き回されて平静でいられる訳がない。
頭の中までグチャグチャに掻き回されたように、ただもう尻のナカがいっぱいになってるってそれしかない。
「お腹、が……」
「そうだな、苦しいな」
「もっ、くるしい、よぅ!」
「苦しいだけか? 締め付けると、気持ちがいいだろう?」
ロクの柔らかな声に導かれ、俺は闇雲に動く神霊の動きに必死に合わせる。
入ってくる肉棒を受け止めるように抱き締め、腰を引かれると同時にキュッと締め付けて穴全体で硬い感触を感じ取る。
「あんっ、カチカチ……」
「ゴリゴリと擦れて気持ちがいいな?」
俺はロクの顔に顔を擦り付けて甘える。
好き、優しい声も、手も顔も全部が好き。
神霊のイチモツをぶっこまれてる最中だって、俺の心はロクを求めている。
「チヤ」
ロクに愛しげに名前を呼ばれて口付けられ、思わず微笑んだら神霊がこっちを向けとばかりに抽挿を速めた。
「ンぁあああああっ! ダメッ、ダメッ、おかしくなるっ! お尻熱いっ! 熱いぃぃぃっ!」
俺は怖くなってジタバタと暴れて、でも興奮した神霊は豹の姿で俺を激しく犯した。
『運命の番よ、我が魂の伴侶よ。俺のことも愛せ!』
「しん……れい?」
『俺はお前が愛した男の一部だ、同じ魂から生まれた!』
初めて神霊がロクの一部だと認めた。
別の存在みたいな態度を取っていた癖に。
「ふぅ……おい、で」
俺はいっぱいいっぱいだったけど、なんとか表情を緩めて歪な笑みを作った。
そうしたら腹の奥で神霊の分身が膨らんで、どぷどぷとエーテルのようなものを注がれた。
「んあっ! 多ぃ……」
神霊から発射されたものはどっぷりと濃くて量が多かった。
でもエネルギーのようなそれは時間が経てば俺の身体に吸収される。
(繋がったまま吸収されるのを待つのって、恥ずかしい……)
俺は早く終わらないかなぁと思っていたが、やっと抜き取られてホッと緩んだ身体をパタンと前脚で引っくり返された。
「んあ?」
『まだだ』
「ヒッ!」
後ろから乗り掛かられ、突っ込まれそうになった俺をロクが救出してくれる。
「ロク、助かった――」
「もう少し挿れて貰え」
そう言うとロクは仰向けになって俺を上に乗せ、足を絡めて開いた格好で固定した。
「んひぃぃぃぃぃ」
後ろからズブズブと神霊の巨根が入ってきて、俺は為す術もなくケツを犯された。
「ロクッ!」
「後ろから奥に注がれたら、次は私の番だからな?」
「ふぁっ!?」
「同時に交わる必要があると言われただろう」
(あれ? 俺はてっきりロクの前で神霊を受け入れたらオッケーだと思っていたのに。なのに両方としないとダメなの?)
「チヤ、嫌か?」
ロクにそう訊かれたら、俺はイヤじゃないって答えるしかない。
「ヤじゃな……あぁんっ!」
話している最中に、腹側の良いところを容赦なく段差でゴリゴリと擦られた。
あんなに暴走するなと言ったのに、神霊は自分が動きたいように動いている。
(ふあっ、後ろから太い棒が出入りするの、気持ちいっ)
穴を相手に捧げるように突き出したこの体勢は、お尻の快感だけに没頭してしまう。
俺は後ろだけで何度もイッて、ナカを擦られるのが気持ちよくて、過ぎた快楽に泣いた。
入り口が捲れ上がるくらい抜き差しをされ、もうヤダって音をあげたら奥に擦り付けるように精を吐き出された。
(ナカに出されるとイッちゃうんだってば)
中出しに反応するなんて恥ずかしいと思いながら抜かれるのを待っていたら、神霊は俺のうなじを舐めながら三回目だと言い出した。
「……え?」
『黒豹は、三回出さねば治まらぬ』
「そんなっ、嘘だろぉぉぉ!?」
『お前の身体は嫌がってないぞ』
勝手に神霊の分身に絡み付く下半身を指摘されて消えてしまいたくなる。
もうクタクタなのに、指一本も動かせないのに俺のナカだけは貪欲に蠢いている。
うねって気持ちよくなろうとしている。
『奥に出していいのだろう?』
神霊の言葉に俺は黙って頷いた。
俺はこの期に及んで嫌がるフリなんてして、感じているのを隠そうとする。
でも最初から全部見ていたロクにはバレバレだった。
「ロクッ、見ちゃ、やぁっ!」
「どうしてだ? 太いのを飲み込んで、嬉しそうに涎を垂らしているからか?」
「ちがっ――」
「違くないだろう?」
ロクに口付けられて今度はそっちに気を取られる。
(お尻よりもロクと絡めた舌の方が気持ちいい)
うっとりとそう思っていたら、下から強く突き上げられて思わずロクの舌を噛んでしまった。
「んあっ!」
黒豹の杭のように太い陰茎がずぶんと深く入り込んで、下半身がビリビリと痺れる。
喉からイチモツが出てきそうに苦しいけれど、乳首を引っ掻かれたら不思議と動いて欲しくなった。
それでいつもロクにするように『焦らしちゃヤダ、早くもっと奥を突いて』って神霊に頼み込んで、耳元で困ったように笑われてそうだこれはロクじゃなかったんだと思い出す。
「こんなに可愛く強請られたのでは、いつも私が無茶をしてしまうのも仕方がないな?」
『そうだな、仕方がない』
何故かウンウンと頷き合う両名に抗議をしようとして、開きかけた口から悲鳴が溢れる。
「おまっ、え、らぁあああああっ!」
神霊のやつ、腰を思いっきり突き入れやがった。
「んんんっ、やぁ、やっ、ひんっ!」
幾ら後ろでするのに慣れていても、トロトロに蕩けてやわやわになっていても、凶悪な黒豹のブツにナカを引っ掻き回されて平静でいられる訳がない。
頭の中までグチャグチャに掻き回されたように、ただもう尻のナカがいっぱいになってるってそれしかない。
「お腹、が……」
「そうだな、苦しいな」
「もっ、くるしい、よぅ!」
「苦しいだけか? 締め付けると、気持ちがいいだろう?」
ロクの柔らかな声に導かれ、俺は闇雲に動く神霊の動きに必死に合わせる。
入ってくる肉棒を受け止めるように抱き締め、腰を引かれると同時にキュッと締め付けて穴全体で硬い感触を感じ取る。
「あんっ、カチカチ……」
「ゴリゴリと擦れて気持ちがいいな?」
俺はロクの顔に顔を擦り付けて甘える。
好き、優しい声も、手も顔も全部が好き。
神霊のイチモツをぶっこまれてる最中だって、俺の心はロクを求めている。
「チヤ」
ロクに愛しげに名前を呼ばれて口付けられ、思わず微笑んだら神霊がこっちを向けとばかりに抽挿を速めた。
「ンぁあああああっ! ダメッ、ダメッ、おかしくなるっ! お尻熱いっ! 熱いぃぃぃっ!」
俺は怖くなってジタバタと暴れて、でも興奮した神霊は豹の姿で俺を激しく犯した。
『運命の番よ、我が魂の伴侶よ。俺のことも愛せ!』
「しん……れい?」
『俺はお前が愛した男の一部だ、同じ魂から生まれた!』
初めて神霊がロクの一部だと認めた。
別の存在みたいな態度を取っていた癖に。
「ふぅ……おい、で」
俺はいっぱいいっぱいだったけど、なんとか表情を緩めて歪な笑みを作った。
そうしたら腹の奥で神霊の分身が膨らんで、どぷどぷとエーテルのようなものを注がれた。
「んあっ! 多ぃ……」
神霊から発射されたものはどっぷりと濃くて量が多かった。
でもエネルギーのようなそれは時間が経てば俺の身体に吸収される。
(繋がったまま吸収されるのを待つのって、恥ずかしい……)
俺は早く終わらないかなぁと思っていたが、やっと抜き取られてホッと緩んだ身体をパタンと前脚で引っくり返された。
「んあ?」
『まだだ』
「ヒッ!」
後ろから乗り掛かられ、突っ込まれそうになった俺をロクが救出してくれる。
「ロク、助かった――」
「もう少し挿れて貰え」
そう言うとロクは仰向けになって俺を上に乗せ、足を絡めて開いた格好で固定した。
「んひぃぃぃぃぃ」
後ろからズブズブと神霊の巨根が入ってきて、俺は為す術もなくケツを犯された。
「ロクッ!」
「後ろから奥に注がれたら、次は私の番だからな?」
「ふぁっ!?」
「同時に交わる必要があると言われただろう」
(あれ? 俺はてっきりロクの前で神霊を受け入れたらオッケーだと思っていたのに。なのに両方としないとダメなの?)
「チヤ、嫌か?」
ロクにそう訊かれたら、俺はイヤじゃないって答えるしかない。
「ヤじゃな……あぁんっ!」
話している最中に、腹側の良いところを容赦なく段差でゴリゴリと擦られた。
あんなに暴走するなと言ったのに、神霊は自分が動きたいように動いている。
(ふあっ、後ろから太い棒が出入りするの、気持ちいっ)
穴を相手に捧げるように突き出したこの体勢は、お尻の快感だけに没頭してしまう。
俺は後ろだけで何度もイッて、ナカを擦られるのが気持ちよくて、過ぎた快楽に泣いた。
入り口が捲れ上がるくらい抜き差しをされ、もうヤダって音をあげたら奥に擦り付けるように精を吐き出された。
(ナカに出されるとイッちゃうんだってば)
中出しに反応するなんて恥ずかしいと思いながら抜かれるのを待っていたら、神霊は俺のうなじを舐めながら三回目だと言い出した。
「……え?」
『黒豹は、三回出さねば治まらぬ』
「そんなっ、嘘だろぉぉぉ!?」
『お前の身体は嫌がってないぞ』
勝手に神霊の分身に絡み付く下半身を指摘されて消えてしまいたくなる。
もうクタクタなのに、指一本も動かせないのに俺のナカだけは貪欲に蠢いている。
うねって気持ちよくなろうとしている。
『奥に出していいのだろう?』
神霊の言葉に俺は黙って頷いた。
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