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そのまま貪るような激しいキスをされ続けて、エミリアノは粘膜同士の触れ合いから得られる快感のすごさを初めて知った。歯列をなぞられ、舌を吸わるたびに堪らない気持ちよさが口内から生まれ出る。
濡れた舌の感触が艶めかしい。流し込まれる唾液が甘い。胸はもちろんのこと頭の中までドキドキした。
やがて唇が解放される頃には、エミリアノの体はすっかり発情させられていた。
熱い息を吐き、蕩けきった目をしたエミリアノの色気に誘われて、クリストフの瞳の奥に強い欲望の火が灯る。
クリストフは目を細めてエミリアノを見つめながら、右手を少し上に上げて軽く振った。その合図を見た執事や侍女たちが音もなく客間から退室する。
室内に二人きりになったところで、クリストフは再度エミリアノに深く口付けた。水音のするいやらしいキスをしながら、エミリアノの服を少しずつ脱がし始めた。
やがて露わになった淡い色の無垢な乳首を、クリストフはくちゅりと口に含んだ。
「んっ」
びくんとエミリアノの体が大きく跳ねる。
反対側の乳首を指でくりくりと捏ねながら、口の中の乳首を舌先でくすぐるように舐めたり、圧し潰したり、強く吸ったり歯を当てたりと、飽きがこないように様々な愛撫を加えていくと、エミリアノは乳首をカチカチに勃起させて善がり声を上げ始めた。
「あっ……んん……」
そんな自分の声に驚いたエミリアノが、慌てて手の甲を口に当てて声を我慢しようとした。しかし、すぐにクリストフから邪魔されてしまう。
「声を我慢するな。好きなだけ喘げばいい」
「でもっ……俺、男なのにこんなっ」
「聞かせろ。わたしはおまえの感じた声を聞きたい」
いつの間にか全裸にされていたエミリアノは、ソファに体を倒されてクリストフにのしかかられていた。そのまま尖った乳首を舐めまわされると、あまりの気持ち良さに自然と身が捩れて震えた。
「ふ……はぁっ……気持ちいいっ、やっ……あ、ああっ」
「敏感だな。ここ好きか?」
「あっ……乳首っ……すごっ……はぁぁんっ」
「そんなにいいなら乳首でイかせてやる」
クリストフの温かい舌がエミリアノの赤くなった乳首を舐めしゃぶる。尖らせた舌でチロチロといたぶられながら逆側の乳首を指できゅうと強く摘ままれると、なぜか触られていないエミリアノの股間がじくじくと疼いた。
「う……ん、気持ちいいっ、乳首がぁ……乳首が弾けそうっ、あっ! ああっ!」
音をたてて乳首を交互に舐めまわされる。じゅっと吸われてぞくぞくと体が震えて止まらない。
快感のその奥にある強いなにかに手が届きそうで、でもそこまでなかなかいきつけなくて、エミリアノの性感は焦れてしまう。もどかしさのあまり気が変になりそうで、なぜか瞳から涙がボロボロと溢れ落ちた。
「あ……ああ……イ、イきたいっ……イきたいっ!」
「イけばいい、我慢するな」
「んっ……でも、ああぁっ……あっ、ああっ、んぁあっっ」
愛撫をされて真っ赤に熟れたエミリアノの乳首。見たこともないほど硬く膨らんだ敏感なそこを、クリストフがカリッと強く噛んだ。指で摘まみ上げた反対側の乳首を強めにぐりっと捻る。
「え? あ、うそ……?! いや、イきそうっ……俺っ、乳首でイくっ! あっ、ああっ!! いやっ、イくっ、イくっ……んんっ!!」
次の瞬間。
びくびくびくっと胸を反り返らせながら、エミリアノが大きく体を震わせた。胸で弾けた大きな快感が脳を犯し、エミリアノの目の前が真っ白に染まる。
荒い息を吐きながら茫然とするエミリアノの唇に、クリストフは触れるだけの優しい口付けをした。
「乳首で雌イキしたのか。なんて感じやすくてかわいい体だ。マズいな、もっと乱れさせてみたくなる」
「はぁ、はぁ……え?」
「ベッドに移動しよう。こんな動きづらい場所で最後までするのは勿体ない」
言うが早いかクリストフは立ち上がると、脱力したままのエミリアノを軽々と横抱きにして歩き出した。客間を出て階段を上がった先にある寝室に入ると、クリストフは広いベッドへとエミリアノを優しく横たわらせた。
そこからはもう容赦なく責められた。
ペニス以外の性感帯を泣きが入るまで舐めたり弄ったりと愛撫され続けて、何度も何度も繰り返し雌イキさせられた。
アナルも舌を使って奥の奥まで舐めまわされ、更には香油を使って解されて、指が三本痛みなく入るようになったところでクリストフの屹立を捻じ込まれた。
「んぁっ!!」
男のモノが自分の後孔に入っている事実に、エミリアノは愕然としてしまう。
しかも、その熱くて硬いものが中を擦るたび、信じられないほどの快感が生まれて弾け、感じた体がびくっびくっと喜びに震えることを止められない。口からはとどまることなく嬌声が上がる。
「ああん、はぁっ……あっ……んぁっ」
「ここがイイみたいだな。ほら、ここ」
「ああ、だめっ、そこっ、そこがスゴくて……そこっ……いいっ、いいっ!!」
「そうだな、前立腺を擦られると気持ちがいいな」
「いい……すごくいいっ、だめ、ああ、たまんない……きもちいい」
正常位で腰の下にクッションを置かれた体制で、エミリアノのアナルはクリストフのペニスから情け容赦なく抉られる。張ったカリで腸壁を擦られるたびに、気が狂うほどの愉悦が全身に広がった。
クリストフの唾液に濡れたエミリアノの乳首は、真っ赤に腫れあがってずっとビクビク震えっぱなしだ。
「ああっ、や、きもちぃ……すごい、そこっ……あぁあっ……んんっ、ああっ」
「セックスはどうだ? 気に入ったか?」
「はいぃ……気持ちいですっ……ああっ、いいっ!」
「おまえは淫乱でかわいいな。ほら、もっと善がれ!」
「んぁっ! あ、ああっ……も、おかしくなる、気持ちよすぎておかしくなりそう!」
亀頭が外に出るギリギリまで引いた腰を、クリストフが思いきり突き上げた。最奥に届いた亀頭からとんでもない快感が沸き起こると、そのあまりの気持ち良さにエミリアノはボロボロと涙を零しながら喘ぎ狂ってしまう。
「あ、あっ、奥すごいっ、イくっ、またイくぅっ!」
「また雌イキするか? それとも、そろそろ射精したいか?」
もう数えきれないほど絶頂させられたエミリアノだが、未だに一度も射精を許されていない。これまでの絶頂は雌イキのみで、ぱんぱんに膨れ上がった睾丸の重さに、射精欲に支配されたエミリアノはもう頭がおかしくなってしまいそうだった。
「イきたいっ、射精したい、精液出したいっ! お願いです、射精させて下さい!」
快感に全身をびくびくと痙攣させ、腰をわななかせながら、泣き顔のエミリアノがクリストフに懇願する。その顔がたまらなくかわいくて、クリストフは腰を振りながらエミリアノにキスをした。夢中で舌を絡めてくるエミリアノがいじらしい。
しばらくエミリアノの舌を堪能した後、名残惜しいと思いながらもクリストフは体を起こした。エミリアノの右足を肩に抱えて大きく股を開かせると、激しく腰を動かしながらエミリアノのベニスを握って扱き始めた。
「やっ、ああぁっ! あぁあああぁぁっ!!!」
エミリアノが目を大きく見開きながら、苦しいほどの強い快感に全身を見悶えさせた。
セックスを始めてからペニスに触れられるのはこれが初めてで、焦らされた分だけ生まれる快感も強く激しい。
「いやぁーっ! おちんちんスゴいっ! おちんちん壊れるっ!! ああっ、あああぁっ! イくっ、すぐイくっ!!!」
「いいぞ、出せ」
クリストフの抽挿の速度が上がる。ペニスが腸内で少し動くごとに、堪らない快感がエミリアノを襲った。前立腺を擦り、結腸をごりごりと削るように腰を動かされ、エミリアノは我慢できずに大きく嬌声を上げた。
「ああっ!!! もうだめっ! イくっ、イっ……んぁああああっっ!!!」
腰を自ら浮かし、エミリアノは喉を仰け反らせて激しく射精した。大量の精子が鈴口から吹き出すのと同時に、後孔の奥にぎゅっと力が入り、腸壁がクリストフのペニスを締め上げる。
そのあまりの気持ち良さに堪えきれず、クリストフもぶるっと体を震わせて吐精した。
体内に注がれた熱の感触がまた気持ちよくて、エミリアノは尻の奥を痙攣させた。射精を終えたはずのペニスの先端から、とろとろと精子が流れ出る。
「ああ、なんで? また気持ちいぃ……おちんちんとお尻が、ずっと……気持ちぃ」
「そうか、よかったな」
クリストフが甘い表情でそう言いながら、エミリアノの顔中にキスをした。それがまた気持ちよくて、エミリアノは荒い息を吐きながらもウットリしてしまう。
やがて呼吸が落ち着くと、エミリアノがボンヤリと空を見つめながら言った。
「……クリストフ様、セックスって……すごいです、ね。丁寧に教えて下さって、ありがとう、ございま、した……勉強に……なり……した……」
疲れ果てたのだろう、エミリアノはそのまま静かに目を閉じて眠ってしまったのだった。
穏やかな寝息をたてるエミリアノを優しく見つめ、額にかかる髪を指でかき上げてやりながら、クリストフが小さく呟いた。
「まいったな。少し遊んでやるだけのつもりが、かわいすぎてもう手放せそうにない。ロレンゾに怒られそうだな」
クリストフは口元に笑みを浮かべると、眠るエミリアノの細い体を包み込むように抱きしめた。そのままエミリアノの淡く波打つ金色の髪に顔を埋めて、満足そうに目を閉じる。
が、すぐに目を開き、首を傾げた。
「丁寧に教えて下さって? どういう意味だ?」
濡れた舌の感触が艶めかしい。流し込まれる唾液が甘い。胸はもちろんのこと頭の中までドキドキした。
やがて唇が解放される頃には、エミリアノの体はすっかり発情させられていた。
熱い息を吐き、蕩けきった目をしたエミリアノの色気に誘われて、クリストフの瞳の奥に強い欲望の火が灯る。
クリストフは目を細めてエミリアノを見つめながら、右手を少し上に上げて軽く振った。その合図を見た執事や侍女たちが音もなく客間から退室する。
室内に二人きりになったところで、クリストフは再度エミリアノに深く口付けた。水音のするいやらしいキスをしながら、エミリアノの服を少しずつ脱がし始めた。
やがて露わになった淡い色の無垢な乳首を、クリストフはくちゅりと口に含んだ。
「んっ」
びくんとエミリアノの体が大きく跳ねる。
反対側の乳首を指でくりくりと捏ねながら、口の中の乳首を舌先でくすぐるように舐めたり、圧し潰したり、強く吸ったり歯を当てたりと、飽きがこないように様々な愛撫を加えていくと、エミリアノは乳首をカチカチに勃起させて善がり声を上げ始めた。
「あっ……んん……」
そんな自分の声に驚いたエミリアノが、慌てて手の甲を口に当てて声を我慢しようとした。しかし、すぐにクリストフから邪魔されてしまう。
「声を我慢するな。好きなだけ喘げばいい」
「でもっ……俺、男なのにこんなっ」
「聞かせろ。わたしはおまえの感じた声を聞きたい」
いつの間にか全裸にされていたエミリアノは、ソファに体を倒されてクリストフにのしかかられていた。そのまま尖った乳首を舐めまわされると、あまりの気持ち良さに自然と身が捩れて震えた。
「ふ……はぁっ……気持ちいいっ、やっ……あ、ああっ」
「敏感だな。ここ好きか?」
「あっ……乳首っ……すごっ……はぁぁんっ」
「そんなにいいなら乳首でイかせてやる」
クリストフの温かい舌がエミリアノの赤くなった乳首を舐めしゃぶる。尖らせた舌でチロチロといたぶられながら逆側の乳首を指できゅうと強く摘ままれると、なぜか触られていないエミリアノの股間がじくじくと疼いた。
「う……ん、気持ちいいっ、乳首がぁ……乳首が弾けそうっ、あっ! ああっ!」
音をたてて乳首を交互に舐めまわされる。じゅっと吸われてぞくぞくと体が震えて止まらない。
快感のその奥にある強いなにかに手が届きそうで、でもそこまでなかなかいきつけなくて、エミリアノの性感は焦れてしまう。もどかしさのあまり気が変になりそうで、なぜか瞳から涙がボロボロと溢れ落ちた。
「あ……ああ……イ、イきたいっ……イきたいっ!」
「イけばいい、我慢するな」
「んっ……でも、ああぁっ……あっ、ああっ、んぁあっっ」
愛撫をされて真っ赤に熟れたエミリアノの乳首。見たこともないほど硬く膨らんだ敏感なそこを、クリストフがカリッと強く噛んだ。指で摘まみ上げた反対側の乳首を強めにぐりっと捻る。
「え? あ、うそ……?! いや、イきそうっ……俺っ、乳首でイくっ! あっ、ああっ!! いやっ、イくっ、イくっ……んんっ!!」
次の瞬間。
びくびくびくっと胸を反り返らせながら、エミリアノが大きく体を震わせた。胸で弾けた大きな快感が脳を犯し、エミリアノの目の前が真っ白に染まる。
荒い息を吐きながら茫然とするエミリアノの唇に、クリストフは触れるだけの優しい口付けをした。
「乳首で雌イキしたのか。なんて感じやすくてかわいい体だ。マズいな、もっと乱れさせてみたくなる」
「はぁ、はぁ……え?」
「ベッドに移動しよう。こんな動きづらい場所で最後までするのは勿体ない」
言うが早いかクリストフは立ち上がると、脱力したままのエミリアノを軽々と横抱きにして歩き出した。客間を出て階段を上がった先にある寝室に入ると、クリストフは広いベッドへとエミリアノを優しく横たわらせた。
そこからはもう容赦なく責められた。
ペニス以外の性感帯を泣きが入るまで舐めたり弄ったりと愛撫され続けて、何度も何度も繰り返し雌イキさせられた。
アナルも舌を使って奥の奥まで舐めまわされ、更には香油を使って解されて、指が三本痛みなく入るようになったところでクリストフの屹立を捻じ込まれた。
「んぁっ!!」
男のモノが自分の後孔に入っている事実に、エミリアノは愕然としてしまう。
しかも、その熱くて硬いものが中を擦るたび、信じられないほどの快感が生まれて弾け、感じた体がびくっびくっと喜びに震えることを止められない。口からはとどまることなく嬌声が上がる。
「ああん、はぁっ……あっ……んぁっ」
「ここがイイみたいだな。ほら、ここ」
「ああ、だめっ、そこっ、そこがスゴくて……そこっ……いいっ、いいっ!!」
「そうだな、前立腺を擦られると気持ちがいいな」
「いい……すごくいいっ、だめ、ああ、たまんない……きもちいい」
正常位で腰の下にクッションを置かれた体制で、エミリアノのアナルはクリストフのペニスから情け容赦なく抉られる。張ったカリで腸壁を擦られるたびに、気が狂うほどの愉悦が全身に広がった。
クリストフの唾液に濡れたエミリアノの乳首は、真っ赤に腫れあがってずっとビクビク震えっぱなしだ。
「ああっ、や、きもちぃ……すごい、そこっ……あぁあっ……んんっ、ああっ」
「セックスはどうだ? 気に入ったか?」
「はいぃ……気持ちいですっ……ああっ、いいっ!」
「おまえは淫乱でかわいいな。ほら、もっと善がれ!」
「んぁっ! あ、ああっ……も、おかしくなる、気持ちよすぎておかしくなりそう!」
亀頭が外に出るギリギリまで引いた腰を、クリストフが思いきり突き上げた。最奥に届いた亀頭からとんでもない快感が沸き起こると、そのあまりの気持ち良さにエミリアノはボロボロと涙を零しながら喘ぎ狂ってしまう。
「あ、あっ、奥すごいっ、イくっ、またイくぅっ!」
「また雌イキするか? それとも、そろそろ射精したいか?」
もう数えきれないほど絶頂させられたエミリアノだが、未だに一度も射精を許されていない。これまでの絶頂は雌イキのみで、ぱんぱんに膨れ上がった睾丸の重さに、射精欲に支配されたエミリアノはもう頭がおかしくなってしまいそうだった。
「イきたいっ、射精したい、精液出したいっ! お願いです、射精させて下さい!」
快感に全身をびくびくと痙攣させ、腰をわななかせながら、泣き顔のエミリアノがクリストフに懇願する。その顔がたまらなくかわいくて、クリストフは腰を振りながらエミリアノにキスをした。夢中で舌を絡めてくるエミリアノがいじらしい。
しばらくエミリアノの舌を堪能した後、名残惜しいと思いながらもクリストフは体を起こした。エミリアノの右足を肩に抱えて大きく股を開かせると、激しく腰を動かしながらエミリアノのベニスを握って扱き始めた。
「やっ、ああぁっ! あぁあああぁぁっ!!!」
エミリアノが目を大きく見開きながら、苦しいほどの強い快感に全身を見悶えさせた。
セックスを始めてからペニスに触れられるのはこれが初めてで、焦らされた分だけ生まれる快感も強く激しい。
「いやぁーっ! おちんちんスゴいっ! おちんちん壊れるっ!! ああっ、あああぁっ! イくっ、すぐイくっ!!!」
「いいぞ、出せ」
クリストフの抽挿の速度が上がる。ペニスが腸内で少し動くごとに、堪らない快感がエミリアノを襲った。前立腺を擦り、結腸をごりごりと削るように腰を動かされ、エミリアノは我慢できずに大きく嬌声を上げた。
「ああっ!!! もうだめっ! イくっ、イっ……んぁああああっっ!!!」
腰を自ら浮かし、エミリアノは喉を仰け反らせて激しく射精した。大量の精子が鈴口から吹き出すのと同時に、後孔の奥にぎゅっと力が入り、腸壁がクリストフのペニスを締め上げる。
そのあまりの気持ち良さに堪えきれず、クリストフもぶるっと体を震わせて吐精した。
体内に注がれた熱の感触がまた気持ちよくて、エミリアノは尻の奥を痙攣させた。射精を終えたはずのペニスの先端から、とろとろと精子が流れ出る。
「ああ、なんで? また気持ちいぃ……おちんちんとお尻が、ずっと……気持ちぃ」
「そうか、よかったな」
クリストフが甘い表情でそう言いながら、エミリアノの顔中にキスをした。それがまた気持ちよくて、エミリアノは荒い息を吐きながらもウットリしてしまう。
やがて呼吸が落ち着くと、エミリアノがボンヤリと空を見つめながら言った。
「……クリストフ様、セックスって……すごいです、ね。丁寧に教えて下さって、ありがとう、ございま、した……勉強に……なり……した……」
疲れ果てたのだろう、エミリアノはそのまま静かに目を閉じて眠ってしまったのだった。
穏やかな寝息をたてるエミリアノを優しく見つめ、額にかかる髪を指でかき上げてやりながら、クリストフが小さく呟いた。
「まいったな。少し遊んでやるだけのつもりが、かわいすぎてもう手放せそうにない。ロレンゾに怒られそうだな」
クリストフは口元に笑みを浮かべると、眠るエミリアノの細い体を包み込むように抱きしめた。そのままエミリアノの淡く波打つ金色の髪に顔を埋めて、満足そうに目を閉じる。
が、すぐに目を開き、首を傾げた。
「丁寧に教えて下さって? どういう意味だ?」
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