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第2章
リングに流れる涙
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薄暗い部屋には白を基調とした明るい壁紙にナチュラルな木目調の家具が誠実な雰囲気を作り出していた。しかし、シックで黒の皮革のソファセットと足音をすべて吸収してしまう絨毯が上質な部屋を演出している──。
窓から差し込む光が反射し部屋全体を明るく照らしているが、そんな部屋には似合わない小さな泣き声と嗚咽が重苦しい空気を作り出していた──。
この生徒会室の主でもあるミトラは窓の外に視線を向けながらも、後ろで泣いている彼女に神経を集中させていた。
「間違いありませ、ん。グス・・・彼の・・・アルイの・・・指輪で、ヒッ、グスッ──。」
指輪を握りしめながら絞り出すように声を出している。
「2人だけで、街はずれの教会で結婚式を挙げたんです・・・。お金が無くてお花も、ケーキも無かった、けど。グスッ・・・お揃いの、リングだけでもって─!
ウゥッ・・・・彼が、手作りで・・・用意してくれたもの、です・・・」
「ナターシャさん、間違いありませんね?」
部屋にいた女子生徒はティッシュペーパーを差し出したが、ナターシャは自分のカバンからハンカチを取り出し、そしてコクンと頷いた。
取り出したハンカチで目を強く押さえている。
ナターシャの左手の薬指には同じデザインのリングがあった。間違いはないようだ。
「ご確認ありがとうございます。そして・・・お悔み申し上げます。」
女子生徒がナターシャに向かって深くお辞儀をした。それに倣いミトラをはじめ部屋にいたアイバンもお辞儀をする。
「やっぱり・・・あの霊魔は、彼だったんですか?」
ナターシャは窓際に居るミトラに問いかけた。
ナターシャがこの部屋に来るのはこれで2度目だ。
夫が失踪し、自宅付近で霊魔を目撃したという相談で学園に来たのが数週間前である。そして、その時話を聞いたのがミトラだったからだ。
霊魔が握りしめていた指輪には名前が彫られていた。その名前が、生徒会《プリンシパル》が調査している失踪人物名簿の一人と一致した。それは相談に来たナターシャの夫でアルイという若い男性だったのだ。
ミトラは泣き腫らした彼女の眼を真っ直ぐ見て答えた。
「ナターシャさんの見た霊魔と、今回この学園の森で目撃された霊魔の特徴はほぼ一致しています。その指輪がアルイさんの物だとすると、今回の霊魔が指輪に執着していた姿も理解ができます。なので、間違いはないかと・・・。ただ、なぜアルイさんが霊魔の姿をしていたのかはまだ分かっていません。」
窓から差し込む光に眉をひそめたミトラの金糸の髪がキラリと光る。
「そうですか・・・。私を、私たちを、窓から見ていたのはやっぱり彼、だったんです、ね。うっぅ・・・・。霊魔になっても、見守ってくれていたなんて!」
ナターシャが柔らかくお腹を触る仕草に女子生徒が気づいた。
「ナターシャさん、もしかしてお腹に──?」
ナターシャは泣きながら、でも愛おしいそうにお腹を撫で頷いた。
「もうすぐ4カ月です。アルイもとても喜んでくれて、もっと仕事頑張らないとって。でも、でも!こんなことになるなんて!!ウワァァァ・・・・ウゥゥゥ──!」
堰を切ったように泣き出す彼女の悲痛な声にアイバンは強く拳を握りしめる。
何と声を掛けていいのか。部屋は再び重い空気に支配されていた。
そしてどのくらい経っただろう。ナターシャの嗚咽が少しずつ小さくなり、吐息に混じりながら口を開いた。
「ごめんなさい、取り乱して。泣いてばかりじゃダメですね。この子の為に強くならなきゃ。」
アルイのリングを左手の中指に嵌め、お腹を支えながらナターシャはお礼を言いながら部屋から出ていった──。
その眼に強い覚悟を感じたアイバンが感嘆のため息を漏らす。
「スゴイですね。もうお母さんの顔でした。」
「そうだね。」
微笑みながらミトラも同意した。
「女は強い、と言いたいところだけど。今はそうでも言わないと立っていられないのよ、きっと──。」
アイバンの向かいにはナターシャにティッシュペーパーを渡した女子生徒が複雑な面持ちで立っていた。
肩まで伸びたセミロングの髪を緩く巻き、制服のネクタイをキッチリと締めている。その分胸辺りが少し窮屈そうだ。
副会長という肩書を持つシェティスはミトラの右腕でもあり、隣に並べば誰もが美男美女だとため息を漏らすほどの容姿をもつ人物だ。
「それで、シュリの様子はどうなのアイバン。」
本当ならば今回の霊魔討伐に関わったとしてシュリも同席する予定だった。しかし、ナターシャが来る前の会議の際に、今回の霊魔はアルイだった可能性が高いとミトラに聞かされたシュリはナターシャさんの顔を見られないという理由で断ったのだ。
「部屋から出てきません。食事もあまり摂ってないようで・・・。」
アイバンは項垂れながらボソボソとシュリの様子を口にした。
その時、シェティスが短いため息をこぼす。
「アイバンとシュリにはナターシャさんが目撃した霊魔情報を元にTwilight forest《静かなる森》に赴いてもらったわけだけど・・・。
結果として、シュリには辛い思いをさせてしまったね。申し訳なく思っているよ。」
ミトラの言葉にアイバンが慌てて首を振る。
「いえ、ミトラ会長が謝ることじゃありません。それに。大した成果も出せませんでしたし。」
アイバンは唇をギュッと噛む。
「エレメントを2つ持った少年のことかい?それなら気にしなくていいんだよ。」
「でも!でもミトラ会長が・・・」
その時、軽いノックが聞こえる。
重厚感のある扉にそれはひどく頼りなく響いた。
「どうぞ。」
シェティスが返事を返すとゆっくりと扉が開いた先で、小さな少年が顔を出した。
「ミトラさん、まとめた資料を持ってきましたです。」
分厚い絨毯で足跡は聞こえないはずなのに、テクテクという効果音がお似合いの少年が数冊のファイルを持って入ってきたのだ。
「ありがとう、ノノリ。相変わらず仕事が早いね。」
背丈に差があるのでミトラが膝を折り目線を合わしている。
青色の髪をマッシュルームヘアにして、大きな丸メガネをかけている少年は見るからに幼い。
博士帽をかぶり初等部に入りたての特徴である身丈よりも大きな制服が彼の幼さを強調しているが、デイジーの刺繍を付けたマントはしっくりと馴染んでいた。
ミトラがファイルを受け取った事を確認したシェティスはアイバンに声をかけた。
「アイバン、もういいわよ。また何かあったら呼ぶわ。」
「はい、分かりました。」
アイバンはマントにある刺繍を握りしめるよう敬礼をして部屋から出て行こうとした。
「アイバン。」
「は、はい!」
ミトラに呼び止められたアイバンは慌てて正面に向き直る。
「シュリをよろしく頼むよ。」
スッと立ち上がったミトラの優し気な声音に落ち着いた空気。
声を掛けられているのに、つい自分にはない男の魅力を探してしまったアイバンの返事は数秒遅れることになる。
「──あ、はい!」
パタンと扉が閉まり沈黙が支配する。静寂を破ったのはシェティスだ。
「あなたがシュリのフォローをしなくてよかったの?」
生徒会《プリンシパル》の中で唯一ミトラに敬語を使わないシェティスが視線を向ければ、ミトラはフゥとため息を漏らした。
「シュリのことはアイバンが1番よく理解しているよ。シュリも聡い子だからある程度は理解してくれていると願っているよ。」
「言葉にしないと理解されないこともあるわ。」
「・・・そうだね。」
「ミトラさん、お疲れですか?紅茶を淹れるですか?」
ミトラの様子を気遣ったノノリが遠慮なく首を上に向けてきた。
「いや、紅茶は後でいいよ。それよりノノリ、まとめた報告を簡単に説明してもらえるかな?」
「了解です!」
ノノリはアイバンがした敬礼のように、マントの刺繍を軽く握りしめた。
窓から差し込む光が反射し部屋全体を明るく照らしているが、そんな部屋には似合わない小さな泣き声と嗚咽が重苦しい空気を作り出していた──。
この生徒会室の主でもあるミトラは窓の外に視線を向けながらも、後ろで泣いている彼女に神経を集中させていた。
「間違いありませ、ん。グス・・・彼の・・・アルイの・・・指輪で、ヒッ、グスッ──。」
指輪を握りしめながら絞り出すように声を出している。
「2人だけで、街はずれの教会で結婚式を挙げたんです・・・。お金が無くてお花も、ケーキも無かった、けど。グスッ・・・お揃いの、リングだけでもって─!
ウゥッ・・・・彼が、手作りで・・・用意してくれたもの、です・・・」
「ナターシャさん、間違いありませんね?」
部屋にいた女子生徒はティッシュペーパーを差し出したが、ナターシャは自分のカバンからハンカチを取り出し、そしてコクンと頷いた。
取り出したハンカチで目を強く押さえている。
ナターシャの左手の薬指には同じデザインのリングがあった。間違いはないようだ。
「ご確認ありがとうございます。そして・・・お悔み申し上げます。」
女子生徒がナターシャに向かって深くお辞儀をした。それに倣いミトラをはじめ部屋にいたアイバンもお辞儀をする。
「やっぱり・・・あの霊魔は、彼だったんですか?」
ナターシャは窓際に居るミトラに問いかけた。
ナターシャがこの部屋に来るのはこれで2度目だ。
夫が失踪し、自宅付近で霊魔を目撃したという相談で学園に来たのが数週間前である。そして、その時話を聞いたのがミトラだったからだ。
霊魔が握りしめていた指輪には名前が彫られていた。その名前が、生徒会《プリンシパル》が調査している失踪人物名簿の一人と一致した。それは相談に来たナターシャの夫でアルイという若い男性だったのだ。
ミトラは泣き腫らした彼女の眼を真っ直ぐ見て答えた。
「ナターシャさんの見た霊魔と、今回この学園の森で目撃された霊魔の特徴はほぼ一致しています。その指輪がアルイさんの物だとすると、今回の霊魔が指輪に執着していた姿も理解ができます。なので、間違いはないかと・・・。ただ、なぜアルイさんが霊魔の姿をしていたのかはまだ分かっていません。」
窓から差し込む光に眉をひそめたミトラの金糸の髪がキラリと光る。
「そうですか・・・。私を、私たちを、窓から見ていたのはやっぱり彼、だったんです、ね。うっぅ・・・・。霊魔になっても、見守ってくれていたなんて!」
ナターシャが柔らかくお腹を触る仕草に女子生徒が気づいた。
「ナターシャさん、もしかしてお腹に──?」
ナターシャは泣きながら、でも愛おしいそうにお腹を撫で頷いた。
「もうすぐ4カ月です。アルイもとても喜んでくれて、もっと仕事頑張らないとって。でも、でも!こんなことになるなんて!!ウワァァァ・・・・ウゥゥゥ──!」
堰を切ったように泣き出す彼女の悲痛な声にアイバンは強く拳を握りしめる。
何と声を掛けていいのか。部屋は再び重い空気に支配されていた。
そしてどのくらい経っただろう。ナターシャの嗚咽が少しずつ小さくなり、吐息に混じりながら口を開いた。
「ごめんなさい、取り乱して。泣いてばかりじゃダメですね。この子の為に強くならなきゃ。」
アルイのリングを左手の中指に嵌め、お腹を支えながらナターシャはお礼を言いながら部屋から出ていった──。
その眼に強い覚悟を感じたアイバンが感嘆のため息を漏らす。
「スゴイですね。もうお母さんの顔でした。」
「そうだね。」
微笑みながらミトラも同意した。
「女は強い、と言いたいところだけど。今はそうでも言わないと立っていられないのよ、きっと──。」
アイバンの向かいにはナターシャにティッシュペーパーを渡した女子生徒が複雑な面持ちで立っていた。
肩まで伸びたセミロングの髪を緩く巻き、制服のネクタイをキッチリと締めている。その分胸辺りが少し窮屈そうだ。
副会長という肩書を持つシェティスはミトラの右腕でもあり、隣に並べば誰もが美男美女だとため息を漏らすほどの容姿をもつ人物だ。
「それで、シュリの様子はどうなのアイバン。」
本当ならば今回の霊魔討伐に関わったとしてシュリも同席する予定だった。しかし、ナターシャが来る前の会議の際に、今回の霊魔はアルイだった可能性が高いとミトラに聞かされたシュリはナターシャさんの顔を見られないという理由で断ったのだ。
「部屋から出てきません。食事もあまり摂ってないようで・・・。」
アイバンは項垂れながらボソボソとシュリの様子を口にした。
その時、シェティスが短いため息をこぼす。
「アイバンとシュリにはナターシャさんが目撃した霊魔情報を元にTwilight forest《静かなる森》に赴いてもらったわけだけど・・・。
結果として、シュリには辛い思いをさせてしまったね。申し訳なく思っているよ。」
ミトラの言葉にアイバンが慌てて首を振る。
「いえ、ミトラ会長が謝ることじゃありません。それに。大した成果も出せませんでしたし。」
アイバンは唇をギュッと噛む。
「エレメントを2つ持った少年のことかい?それなら気にしなくていいんだよ。」
「でも!でもミトラ会長が・・・」
その時、軽いノックが聞こえる。
重厚感のある扉にそれはひどく頼りなく響いた。
「どうぞ。」
シェティスが返事を返すとゆっくりと扉が開いた先で、小さな少年が顔を出した。
「ミトラさん、まとめた資料を持ってきましたです。」
分厚い絨毯で足跡は聞こえないはずなのに、テクテクという効果音がお似合いの少年が数冊のファイルを持って入ってきたのだ。
「ありがとう、ノノリ。相変わらず仕事が早いね。」
背丈に差があるのでミトラが膝を折り目線を合わしている。
青色の髪をマッシュルームヘアにして、大きな丸メガネをかけている少年は見るからに幼い。
博士帽をかぶり初等部に入りたての特徴である身丈よりも大きな制服が彼の幼さを強調しているが、デイジーの刺繍を付けたマントはしっくりと馴染んでいた。
ミトラがファイルを受け取った事を確認したシェティスはアイバンに声をかけた。
「アイバン、もういいわよ。また何かあったら呼ぶわ。」
「はい、分かりました。」
アイバンはマントにある刺繍を握りしめるよう敬礼をして部屋から出て行こうとした。
「アイバン。」
「は、はい!」
ミトラに呼び止められたアイバンは慌てて正面に向き直る。
「シュリをよろしく頼むよ。」
スッと立ち上がったミトラの優し気な声音に落ち着いた空気。
声を掛けられているのに、つい自分にはない男の魅力を探してしまったアイバンの返事は数秒遅れることになる。
「──あ、はい!」
パタンと扉が閉まり沈黙が支配する。静寂を破ったのはシェティスだ。
「あなたがシュリのフォローをしなくてよかったの?」
生徒会《プリンシパル》の中で唯一ミトラに敬語を使わないシェティスが視線を向ければ、ミトラはフゥとため息を漏らした。
「シュリのことはアイバンが1番よく理解しているよ。シュリも聡い子だからある程度は理解してくれていると願っているよ。」
「言葉にしないと理解されないこともあるわ。」
「・・・そうだね。」
「ミトラさん、お疲れですか?紅茶を淹れるですか?」
ミトラの様子を気遣ったノノリが遠慮なく首を上に向けてきた。
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