雫 -SIZUKU- 最終特異少年戦記~破

ユキナ

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第4章 氷の剣士 水の剣士

一話 勝敗の行方

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「いいぞユキヤよ。また一段と強くなったな」


氷と水が混じり合う、極寒の戦闘空間。


二人の特異点は傷だらけになりながらも、お互いを喰らい合うかの様に闘い続ける。二人共、無機質な瞳とは不釣り合いな位の笑みを浮かべながら。


「これ程までに楽しいのは久し振りだ。やはり俺達は、闘う運命にあったと言う事だな」


「ええ、楽しいですね」


彼もそれに呼応する様に、口許に笑みを浮かべながら呟く。


二人はもう二時間以上、闘い続けていた。


だが二人に有るのは、疲労でも傷による痛みでもなく、ただただ純粋な迄に闘う事への喜びのみ。


「さあ、もっと共に逝こうか? 闘いの遥か先にある境地までな」


「そうですね。私達は闘いの中でしか生きられないのですからーー」


二人は引力に惹き付けられるかの如く、再び闘いの渦中へと身を投じる。


そしてこの時、二人の勝敗の行方はーー
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