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第3章

『はじめての出張』

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『スターエッグプロダクション』
  俗に言う『芸能事務所』であるこの会社は、主に芸能人やアイドルのプロデュースを行っている会社である。
 業界最大手であり、その力は国を動かすこともできるとかなんとか……
 名だたるスターを続々と輩出しており、中でも1番の有名どころはなんといっても、あの【kira☆kira】だろう。彼女たちを世に送り出したことは、既に歴史に残る伝説として広く語られるほどだ。

 そして今、入月勇志こと【Godly Place】のユウは、その伝説の事務所の前に1人立っていた。

「うわー……」

 会社といっても外観はどこか良い所のホテルのような雰囲気がある。エントランスの床や壁には大理石をあしらっており、余計な装飾は一切ない分、洗礼された高級感が漂っている。さらに床の大理石の上にはレッドカーペットがシワひとつなくキレイに敷かれていた。

「何ここ、場違い過ぎる……」

 一応、他所の事務所に行くからと襟付きのシャツをという、ユウとしては珍しくセミフォーマルな装いだが、頭には修理リペアが終わったいつものムンクの叫びのようなホラーマスクを被っているので、セミフォーマル感よりも、クレイジー感の方が強い。
 【Godly Place】のプロデューサー兼マネージャーの水戸沙都子に「くれぐれも失礼のないように!」と、釘を刺されたが「こんな格好のやつがいることがもう失礼なのでは?」と、ユウはもうマイナス思考のループに囚われていた。

「そうだ、お家に帰ろう……」

 間違ってもこんな銀行強盗のような格好をしたやつが来ていいところではない。
 ユウはサボタージュするための言い訳を考えながら、回れ右をしようと軸足に力を入れた瞬間、入り口の自動ドアが開き、中から白いワンピースを着た女の子が小走りで近づいて来るのが見えた。

「おはようございます、ユウさん! 」

 艶やかなピンクの髪と白いワンピースを靡かせた『星野キアラ』が登場した瞬間、またしても世界がスローモーションになる。
 キアラの周りに花が咲き乱れ、妖精が舞い踊る。先程まで頑なに侵入者を拒んでいた大理石とレッドカーペットも、彼女を迎えるために用意された物だと言われれば頷けてしまう。

(あれー?ひと足先に夏がきちゃったのかなー?)と、ユウが勘違いするほど、一瞬で世界を作り変える破壊力をキアラは持ち合わせていた。

「天使だ(おはようキアラちゃん)」
「ん?」
「あ……(しまった心の声が出てた、普通に)」
「えっと……」
「ゴホンッ!お、おはようキアラちゃん!」
「はい、おはようございます!今日はわざわざ来ていただいて本当にありがとうございました」
「お安い御用です、はい!」

 幸先の悪いスタートを切ってしまったユウを、キアラの優しい笑顔が包み込む。とりあえず、ユウの中でサボタージュの選択肢はなくなっていた。

 なぜ入月勇志こと、ガップレのユウがスターエッグプロダクションに招かれたのかというと、以前TV局でユウがキアラにとんでもないことをして、その謝罪とお詫びをと、ガップレのマネージャー兼プロデューサーの水戸沙都子が、スターエッグプロダクションに連絡したのが事の始まり。
 相手方はキアラ本人の意思も考慮し、今回のことは不問としてくださったのだが、沙都子がそれでは申し訳が立たないと食い下がり、【Godly Place】のメインソングライターでもあるユウを借りて、
【kira ☆ kira】に楽曲提供をしてもらうということで話が纏まったのだった。
 この話も、キアラ本人の意思が物凄く考慮されたという事実を、ガップレサイドは誰も知らない。

「そういえば、今日はこの前の怖い仮面マスクじゃないんですね」

 キアラはユウをスターエッグプロダクションの受付エントランスに案内してから、クルリと振り返ってまじまじとユウの仮面マスクを見回しながら問いかけた。

「あ、あの時は、今被ってるメインのを修理に出してて、代わりのやつを被ってたんだけど…… あの時は本当にごめんね……」

 改めて間近で見るキアラの人間離れした可愛さに見惚れてしまいそうになりながらも、ユウは一歩下がってキアラに改めて謝罪をした。
 普段から歩美の別格の美貌で慣れているはずなのに、キアラと歩美では系統が違うらしい。

「いいえ!私の方こそご迷惑をお掛けして…… でも、今日のユウさんの仮面マスクは怖くないですし、どことなく可愛い感じもしますよね?」
「か、可愛い!?これが!?」
「え?可愛くないですか?」
「はい!すごく可愛いです、ごめんなさーい!」
「フフフッ、もう、ユウさんったら笑わせないでください」

 そんな2人のやりとりをスターエッグプロダクションの面々は、遠巻きに物珍しそうに眺めていた。
 キアラとあそこまで普通に喋れる男がいるということが、そもそも凄いことなのだ。
 普通であれば、規格外の可愛さに並の人間は恐れ多くて近寄ることもできないのだが、稀に命知らずの者が近寄っては、どこからともなく現れたSPに連行されるというのがデフォルトだったからだ。
 今回SPが動かない理由はただ一つ、キアラ自身が止めているからに他ならなかった。

「せっかくなのでスタジオに入る前に、中を案内しますね」
 「俺、部外者だけどいいのかな?」
「違います、ユウさんは今日はお客様です!」
「そうなの……?」
「はい!」
「じゃあ、お願いします……」
「はい!喜んで!」

 一歩前を歩くキアラは、とっても楽しそうに施設を案内してくれている。  時折、振り向きざまに見せるその笑顔が眩しいこと眩しいこと。

 (守りたい、この笑顔……)

 ユウの中に何か使命感のようなものが湧き上がった瞬間であった。

「もー、ユウさんちゃんと聞いてますか!?」
「お、おう! もちろん聞いてた、すごい聞いてたよ!」
「本当ですか?どこか上の空だったような気がしますけど……」
「そ、そんなことないよ?」
「そうですか」
「キアラちゃんは俺が仮面マスクしてるのによく上の空だって分かったね?」
「やっぱり上の空だったんじゃないですか~!」
「いや、あの、ごめんごめん!」
「フフッ、別に怒っていませんよ?そうですね、何となくユウさんの表情が浮かんでくるような気がするんですけど…… 改めて考えると不思議ですね、まだユウさんの顔を見たことないのに……」

 この仮面マスクがないと、おそらくユウはキアラと面と向かって話すことができない。しかし、仮面マスクを被ったままだと、キアラはユウの表情を想像することしかできない。
 少し不公平な気がした。なら仮面マスクなんて脱いでしまえばと考えて、すぐに否定した。
 キアラが素顔を見たいと望んだわけでもない。それに、この仮面マスクで隠した入月勇志本当の自分がどれだけ醜い人間なのか、それを自分自身が1番よく分かっていたからだ。

「ここが会社の室内プールで、その向こうがジムになっています」
「え、ちょっと、え…… プールついてんだ、ここ……」

 先程からキアラがスターエッグプロダクション内の施設をいろいろ説明してくれていることに、ようやく気が回るようになったユウは、キアラの規格外の可愛さだけでなく、スターエッグプロダクションの規格外の広さと、設備にも驚いてしまった。
 ダンスフロア、ライブハウス、プール、ジム、映画館、カラオケルーム、フットサルコート、テニスコート、バスケットボールコートなどなど、他にも様々な施設があるらしい。

 キアラの説明では、ミュージックビデオの撮影やグラビア撮影で使ったり、VIPの接待で使うということだ。
 それは表向きで、実際の所は社長の趣味で、そのうち社内をテーマパークのような場所にしたいらしく、そのうち一般の人たちも入れるようにして、所属するアイドルや俳優を使ってさらに需要を伸ばすとかなんとか……

(すげえな社長……)

 早いところガップレもスターエッグプロダクションに異動を……と考え始めて、真っ先に沙都子の鬼の形相が浮かんだユウは、天使キアラの後ろ姿を見て心を落ち着かせる。

(今のままでいいんだよ、俺には水戸さんところの狭ーい事務所の方が身の丈に合ってるんだ……)

 自分自身に言い聞かせて、取り敢えずは平静を取り戻した。

「そういえば、うちの社長が後ほど伺うそうですよ、是非ユウさんに会いたいって話してました」
「そんなわざわざ申し訳ない、なんなら俺の方からご挨拶に行こうか?」
「ユウさんはお客様なんですから、気にしないでください」
「そう?」
「はい、それにあの人はかしこまったことが嫌いなので、あんまりよそよそしいと嫌われちゃいますよ?」
(それはつまり、音楽業界からの抹殺ということでしょうかね~……)
「ず、随分フランクな方なんだね、ここの社長は……」

 そんなこんなで、2人はかなりの距離を歩いて目的の場所に辿り着いたのだが、ユウはまだ始まってもいないのに既に疲れ切っていた。こんなに会社の中が広いなんて誰が予想したことだろう。

(今度来る機会があったら折り畳み自転車でも持ってこようかしら……)

 日々の運動不足が、まさかこんなところで露呈してしまうとは、薄々勘づいていたことをはっきり思い知らされたようで、ユウは軽くショックを受けた。

「ごめんなさい、ユウさんを案内できると思って少し舞い上がってしまって、疲れてしまいましたよね?」

 肩で息をしているユウを気遣って謝罪するキアラだが、ユウと違って息の乱れ1つない。さすが、歌って踊れるアイドルといったところだろう。普段から相当量の体力作りをしているに違いない。
 インドアゲームオタクとは体力の桁が違うということを、こうもまじまじと見せつけられ、ユウは「少し運動しようかな」と、割と本気で思ってしまった。

「だ、大丈夫……!これくらい、あ、朝飯前だよ……!」
「えっとー…… こ、ここが練習用のスタジオです!」

 痩せ我慢を気付かないふりをしてくれるキアラの優しさが、逆に辛い……

「どうぞ、お入り下さい」と、キアラに促されて入ったスタジオは、ユウが知るスタジオのどれよりも広く、置かれた一級品の機材や設備に唖然としてしまった。

「ここ『練習用のスタジオ』って言ってなかった?」
「はい、そうですよ」

 空いた口が塞がらないとはこのことか。ユウは噂に聞いただけで実物を見たことない、数々の超高級機材を前に魂が抜けかけていた。

(コワシタラドウシヨコワシタラドウシヨ)
「ユウさん?どうかしましたか?」
「――はッ!? だ、大丈夫だよ!全然大丈夫!」
「そうですか?今お茶を淹れるので、そちらにかけて待っていてください」

 キアラに案内され、スタジオの隅にある丸テーブルの前に腰を下ろして、改めてスタジオ内を見回す。
 バンド用のセッティングがなされているエリアと鏡張りの壁があるダンス用エリアとで分かれていて、その間にはPCや録音機器、楽器を保管してあるエリアがある。ユウが座っている周りには、簡単なキッチンがあり、温冷庫や軽食まで摂れるようになっていた。
 そこでキアラが慣れた手付きでお茶を入れる後ろ姿が目に映り、新婚夫婦の1コマを連想させる。

(ここに住めるな、普通に。いやむしろ住みたい)

「ユウさんどうぞ、お口に合うかわかりませんが……」

 軽く妄想の世界にトリップ仕掛けたユウを、キアラの差し出した紅茶とクッキーの甘い香りが現実へと引き戻してくれる。
 
「ありがとう、いただきます!」

 そっと一口、仮面マスクをずらして口に含む。仮面マスクをずらした時に、キアラが前のめりでキラキラした視線を送っていたのがユウは気になったが、紅茶の感想を聞きたいのだろうと軽く流すことにした。

「む!?おいしぃ……」
「ほんとですか!?良かったです」

 ユウは紅茶のことなど全く分からない。種類の違いも今まで気にしたことすらない。そんな人間が、紅茶を一口飲んだだけで、まるでお花畑に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えるほど、キアラの入れてくれた紅茶は次元が違う美味しさだった。

(飲んだらわかる、お高いやつやん!)

 気付いた時にはすでにティーカップは空になっていた。「こりゃあもう普通の紅茶は飲めないな」とふとティーカップをソーサーに置くが……

(もしや、ここここここれもお高いティーカップなのでは?ああああぁサワッタラコワレルモウスデニサワッテル、アアアアア……)

 小刻みに震える手、カタカタと音を立てるカップ。

「あの、ユウさん?」

 ユウは何とか震える手を上手く制御して、カップとソーサーをテーブルの上に無事に着地させて、大きく息を吐いた。

「その……恥ずかしい話なんだけど、正直緊張しちゃってて……」

 キアラは続きを促すように、大きな目をユウに向けて軽く頷く。

「俺みたいな駆け出しのバンドマンが、こんなすごい機材を使って、あの【kira☆kira】の曲をプロデュースするなんて大役、出来るのかなって……」

 それは正直なユウの気持ちだった。スターエッグプロダクションの前に立った時から思っていたこと、超一流を相手に身の程知らずもいいところだと。

「実は私もユウさんにお話ししていなかったことがあるんです」
「え……?」

 ユウの話を目を逸らさずしっかりと聞いた上で、自分の話を始めるキアラにユウは驚いて顔を上げた。

「初めて【Godly Place】の皆さん、ユウさんと出会ったのは音楽番組の収録でした。皆さんの最初の印象はとても個性的な人達だなと思いました」
「そりゃあ、我々男性陣みんな、こんな仮面マスク被ってたらね……」
「フフッ、それもありますけど、お一人お一人の音楽性とかジャンルがバラバラな気がしたんです」
「だから『個性的』?」
「はい、でも【Godly Place】の曲を聴いた時、バラバラだった個性がその瞬間、1つの音楽として調和されていたんです!私はそれにすごく感動しました!」
「ありがとう…… 【kira ☆ kira】のキアラちゃんにそんなこと言ってもらえるなんて」
「それだけじゃないんです!」
「え?」
「そしてユウさんの歌声を聴いた時、新鮮で耳馴染みのない【Godly Place】の音楽がすごく身近に感じたんです!心の奥にそっと響くような、温かくて優しい声……」
「そんな、褒め過ぎだよ」
「そんなことないです!私は、私はユウさんが好きなんですッ!!」
「はへー……」
「あ……!その『好き』って言ったのはファンとして好きってことで、そのユウさんのことを恋愛感情として好きって言ったわけではなくて、もちろん嫌いじゃないですし、好きか嫌いかって言われると好きってことになるんだと思いますけどって、私何言ってるんでしょう!?本当にごめんなさい、忘れてください!」
 
 口を開くたびに段々と全身が紅くなっていくキアラ。その姿を見てユウは堪らず大声で笑い出してしまった。

「もう…… 笑わないでください……!」
「ふふふ、ご、ごめん!でも、キアラちゃんが真っ赤になってるから……くっふふ」
「もう…… ユウさん意地悪です……」

 一通り笑い終えたユウは、先程までの不安や緊張感がなくなっていることに気付いた。

「――ありがとうキアラちゃん、励ましてくれて…… おかげで緊張も解けたよ」
「はい!考えてたのとは少し違いますけど、ユウさんが元気になって良かったです……」

 肩書きや会社とかそんな事ばかり気にしていた。目の前の1人のファンのために、ガップレの音楽とユウの歌声を好きだと言ってくれたキアラに、彼女のために精一杯を尽くそう。

「それじゃあ気を取り直して、打ち合わせを始めようか!」
「はい!」
「あれ?そういえば……」
「どうかしました?」
「アキラはいつ頃来るのかな?」
「それは……」

 【kira☆kira】の曲をプロデュースするというからには、てっきりアキラとキアラの2人を交えて話し合うものだと思っていたが、ユウがここに訪れてからかなりの時間が経っても、アキラの姿は一向に見られなかった。

「その、誘ってはみたんですけど、全部任せるから勝手にやってって言われてしまいました……」
「もしかして、俺のせい……?」
「いえ! ユウさんは私を助けるためにしてくれたんですから、気にしないでください! アキラちゃんには私からちゃんと説明して、わかってもらいますから!」
「ありがとう、キアラちゃんがそう言ってくれるだけで、俺はもう十分だよ」
「でも! このままではユウさんとアキラちゃんが――」

 勢いよく椅子から立ち直る上がったキアラが、前のめりになってユウと至近距離で向き合う。数秒の間お互いの息遣いだけが頭の中に広がる。

 堪らずユウがキアラから目を逸らすと、キアラもハッとして慌てて席に座り直した。
 再び訪れる静寂、心臓の鼓動が早まっていることをお互いに相手に聞こえないようにと、必死に押し殺していた。

「あの!」
「ひゃいッ!」

  先に沈黙を破ったのはキアラだった。突然声を掛けられたユウは少し声が裏返ってしまう。

「アキラちゃんのことは私が何とかします」
「そんなに抱え込まなくてもいいからね?」
「はい…… それと……」
「それと?」
「今からユウさんに、わがままを言ってもいいですか?」
「突然だね!?全然構わないけど」
「その…… 私も『キアラ』と呼び捨てで呼んでくれませんか?」
「えっと…… そんなことでいいの?」

 ユウがキアラを『ちゃん』を付けて呼ぶのは『さん』より『ちゃん』の方がしっくりくるからという理由だが、キアラが『わがまま』といってまでお願いしているのだから、彼女にとっては余程大事な理由があるのだろう。

「はい…… だってユウさん、アキラちゃんのことは『アキラ』って呼び捨てで呼んでいるのに、私は『ちゃん』付けで、少し距離感を感じてしまいます……」
「確かに言われてみればそう呼んでるね、分かったキアラがそういうなら……」
「むぅ~」
「あ、ごめん、これでいいかな?」
「はい!」

 今まで意識せずに呼んでいた名を変えるのには、しばらく意識していないとつい間違えてしまうものである。
 ユウはしばらくキアラの名前を呼ぶ事に意識を払うことになるが、幸い呼び捨に慣れるのにあまり時間はかからなかった。
 それに、今日1番の笑顔を向けるキアラが可愛らしくて、キアラが喜んでくれるなら細かい事などどうでも良いじゃないかと、ユウは自分で納得していたのだった。

「えっと、じゃあ早速、曲作りを始めようか?キアラ」
「はいッ!」

 話し合いを始めるまでにかなりの時間を有したが、2人はやっと【kira☆kira】の曲作りに取り組み始めたのだった。
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