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しおりを挟む美香が拓真を待ち受けてから、拓真の杭の大きさに、美香は直ぐにイった。
処女ではない、と拓真には分かっただろう。
初恋も未だに無い、と拓真には言ったが、美香の初恋は拓真だった。
女遊びは気になるが、尊敬出来る上司に恋心を持ったとしても、初な美香に気持ちを止めるブレーキは効かない。幾ら、恋人を作れないと拓真に言っても、美香のポーカーフェイスは幼少期からの努力の賜物だったからだった。
「あぁぁぁぁっ!………イッちゃ……駄目ぇっ!」
それでも、セックスに関してはポーカーフェイスが出来ない。
処女を失ってからの日々は、美香には地獄の始まりで、この地獄は処女を奪った相手により、教育されたものだったからだ。誰にも言えない悩みを抱え、処女を奪われた中学生時代。相手は大学を入学したばかりの男だった。一番身近になった異性、それが母が再婚した義父の連れ子の義兄だったのだ。
初潮を迎えて暫く経った頃に、寝込みを襲われ、美香へトラウマと恐怖心を植え付けた。好意を持つ前に奪われた身体を作り変えられた怨みは今もある。
それでも、美香自身には好意を持てる異性は、母の再婚前にも出会っていて、必ずしも悪い男ばかりでない事を知っているから、拓真に秘かな恋心は芽生えていた。
「イケばいい………此処か?気持ち良い場所は………」
「っ!…………か……課………っん……ふっ……」
ガツガツと抉られる最奥の子宮口。拓真の杭の先がフィットし、奥にキスをされる度に、キュンと拓真を締め付けてしまう。少しは加減して欲しいものだが、美香が拓真を課長、と呼びそうになる度に、唇が重なり、拭き取れない溢れた唾液を口の端から垂らした。唾液の痕が、美香の顎迄付いても、拭き取られるより、拓真に舐められてはキスをされている。
美香はコレを拭き取る事も許されず、両手両足を椅子に固定され、足を開き拓真を受け入れていた。
---な、何で………課長とセックスなんてっ!……で、でも………課長の……き、気持ち良くって………直ぐイッちゃ………
「あぁっ、あぁぁぁぁ………」
「エロま○だな………もう何回イッた?………ほら、此処…………」
「っぁぁぁぁっ………」
好きでエロく卑猥な身体になった訳でもないのに、拓真な美香の身体を気に入ってくれた様で、今迄美香に見せた事無い表情を拓真はしていた。
「…………ふふふ……お楽しみ始まった所で、私共は一旦退散致します………後程、ゆっくりと………貴方方の本当の来店主旨を伺いたいと存じます………お互いに秘密を抱えました事ですし………」
「っ!」
「……………」
スタッフ達にしてやられた、と思うが、拘束かれては逃げる術は無いし、睡眠薬を口に入れてしまった美香の落ち度でもあるので、この怒りを何処に向けて良いのかも分からなかった。
スタッフの彼等は、小部屋を出て行くが、拓真はセックスを止める気配が無い。
「か、課長………で、出て行きましたよ!も、もう終わって………も………っあん………な、何で………また動……」
「すまん………治まりそうになくてな………俺も何か飲まされてる………睡眠薬かと思ってたが……」
「か、課長っ!………ま、待っ……せ、せめて拘束を………は、離れてくれれば治まるんじゃ………んんっ、あっ、はぁぁっ!」
睡眠薬だけの筈だが、美香はディルドを挿入された時、ローションを塗られた気がした。それがただのローションでは無かった場合、接触している拓真にも影響があるかもしれない。
現に拓真の理性が欲望に負けていた。
まだ達していないだろう拓真の熱が、美香の胎を刳り擦られる。
「っく…………1回で終われる保証無いかもな………必ず責任は取る!後日慰謝料に熨斗付けて、土下座する!それでも許せないなら名誉毀損でも強姦されたとでも被害届出せ!甘んじて受ける!」
「っ!」
其処迄、拓真に責任を取って貰おうと思ってはいない。同意したのは美香本人だ。
それでも拓真の覚悟しての行為だというのだろうか。拓真は美香の上司として、1人で怪しい場所に取材を行かせるなんて、と天音の代わりに付き添ってくれただけなのだ。
美香の直属の上司で、天音からの頼まれた同行を相談したのがきっかけに過ぎない。天音も拓真となら無茶しないだろう、と思ってか天音も話が出したぐらいだ。
「そ、そんな………課長の経歴に黒歴史付けるつもりは………」
「…………なら……今は楽しもうじゃないか………こんなにも俺を虜にするエロま○しやがって!」
「っひぃぃぃ………あぁぁぁぁっ、ま、またぁ……」
胎の中でフィットする杭の動きで拘束している手足がガタガタと暴れる。全身で感じて、逃げ場の無い悦楽の逃し口が声を挙げるしかないのだ。拓真にしがみつき、全身全霊で拓真を求める事も許されない。
お互いに恋愛感情があるのに、この時点ではお互いは分からない。だが、少なくともセックスしても良い、と思える事が、2人の関係は悪い物では無いのだと分かる。
「エロっ………その顔クルな………射精すぞ!」
「っ!…………は、はいっ………」
避妊具は装着してはくれているので、妊娠する可能性も低いだろう。それに、美香は諸事情により、避妊薬を服用していた。
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