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番外編【リュカリオンとナターシャ】♡
しおりを挟む皇太子邸、ナターシャ。
「本当ですか?ラメイラの子が双子!?」
「はい、そのようです。先程、トーマス殿下の邸勤めのマーニャから聞きました。ラメイラ様の気鬱なお気持ちを回復された矢先、双子だと判明したらしく、マーニャ達も忙しくなりそうだ、と。」
「だ、大丈夫かしら…………ラメイラのお母様の亡くなった原因も双子の出産だったと聞いたし……。」
「はい、それはマーニャも心配してました。ですがヴァン子爵が毎日往診されてらっしゃって、ラメイラ様のお心も回復傾向らしいです。」
ナターシャはライアから、ラメイラの近況を聞いて安堵する。
ナターシャがラメイラを叱咤して以降、ナターシャの公務が重なり、ラメイラの様子を見に行けずにいたのだ。
しかも、ラメイラに振り分けていた公務もラメイラ懐妊でナターシャに戻り、アニースやアリシアにも会えていない。
「ただいま。」
「お帰りなさいませ。」
「聞いた?ナターシャ。ラメイラの事。」
「はい、今ライアから聞いた所ですわ。」
「……………ナターシャ。」
「はい。」
「俺達も2人目欲しい。」
「!!……………もしかして、トーマス殿下が双子の父親になる事に対抗心とかではないでしょうね?」
何やらおねだりしそうだな、と勘付いてはいたが、まさかストレートな物言いに、ナターシャはストレートに聞き直した。
侍女達も、この雰囲気にいつの間にか、退室している。
「ズルいだろ!トーマス!一度に2人も子供が出来るなんて!」
「……………リュカ………わたくしは一人ずつの方がいいです……。」
「何で?」
「…………皇太子ですよ?あなたは。」
「そうだが?」
「…………もし双子で皇子だったらどうします?王位継承権の争いになる可能性だってあるんですよ?」
「双子だろうが、一人ずつだろうが、王位継承権等の争いは起こる時は起こる……………と、言う訳で今日は避妊しないから。」
ナターシャはリュカリオンと話合って子作りのタイミングを決めていた。
長女のヴィオレットがまだ目が離せず、せめて2歳ぐらい離して子供が欲しい、とリュカリオンにお願いしていたのだ。
「約束は?」
「ん?2人目が出来ても、侍女達の助けがある、大丈夫だ。」
「…………そ、そんな……話合ったじゃないですか!」
「無効にする。」
その気になってしまったリュカリオンにそのまま抱き抱えられ、寝室に連れ込まれてしまったナターシャは、そのままベッドに降ろされてしまい、リュカリオンに上から覆い被さられてしまった。
「リュカ!!……………んんっ………ん!」
「本当に2人目欲しくない?ナターシャ。」
「…………欲しいですけど………侍女達の負担も考えて頂かないと………。」
「なら、子供に慣れている侍女を入れる。」
あっという間にドレスを脱がされてしまい、毎夜付けられているうっ血痕と、ナターシャの胸が露わになった。
蕾をリュカリオンは口に含み、舌で転がす。
ヴィオレットにまだ母乳が必要で、ナターシャの胸の張りは妊娠前より大きくなっているのをリュカリオンは知っている。
甘いヴィオレットの為のミルクさえも、リュカリオンは自分の物だと言わんばかりに貪っていた。
「…………リュカ………吸うと……あっん!」
「その気になった俺の妃は本当に愛らしい……………ナターシャ。」
「!!…………待って……リュカっ!いきなり指で広げないでっ!」
「いつも広げてるだろ?………もうトロトロだから、挿入りそうだけど?……………でも、2人目渋ってるから、もう少し身体に聞こうかな。」
「…………あっ…………ひぁっ!」
じゅぶじゅぶと水音が響き渡る室内で、リュカリオンの甘い声と舌と指で、ナターシャも蕩けて行く。
執拗に指だけで蜜壺の最奥をいじられては、理性が飛ぶのは寸前だったナターシャに、タイミングを見計らい、リュカリオンは指を止めた。
「………やぁ…………リュカ…………シて!」
「2人目要らないなら、ココで止める。」
「意地悪!!」
「どうする?」
「…………最後迄…………奥…………欲しいの……………!!」
「可愛い妃のおねだりは応えないと…………ね!」
「あぁあっ!………あっ………はぁっ!」
「ナターシャっ…………可愛い………。」
「んっん……ふっ………ん。」
最奥を突かれながら、奥深く舌をナターシャの口に潜り込ませるリュカリオンは、そのままナターシャの中に熱を放出したのだった。
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