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馬車♡

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 メイリーンのこの日のドレスは、マーメイドラインのドレスだ。下着のラインが見えない様に、と紐で結ばれた布面接が小さい物だった。だからだろうか、ドレスを捲るとメイリーンの尻は丸出しで、ヒューマに履かせられた卑猥な下着だ。

「ひゃっ!」
「このまま挿入れそうだな」

 ぐちゅ、と音を立てられ、メイリーンは短く喘ぎ背中を仰け反る。この機に逃げれるなら逃げようと、メイリーンは動くが、腰を抱かれたヒューマの腕は逃さない。その隙に、ヒューマは巨根を出してメイリーンのドレス毎抱え直すと、そのままメイリーンに突き刺した。

「あっ!…………あぁぁっっ!」
「メイリーン………馬車の中だという事を忘れるな………御者に聞こえる………俺は構わんがな」

 前戯も、愛撫も無くメイリーンに突き刺せる程の巨根は、メイリーンの中でむくむくと固く太くなっていく。

「だ、駄目っ!………大きく……しないでっ」
「君の中は気持ちが良くてな………密着したいのだ」

 腰を支えられ、メイリーンを揺らす律動が馬車の振動と共に激しく奥を刺激する。
 声を我慢し、メイリーンは口元を手で押さえているのに気が付いたヒューマ。

「…………我慢は良くないな……だが、それも愛い……」
「っ!」

 我慢させてやりたいヒューマではあるが、意地悪もしたい様で、メイリーンの手首を奪い掴むと、口元から離させてしまう。

「いつまで声を我慢出来るか見せてもらおう………」
「っんんんんっ!」

 律動を止め、秘蕾に擦る指が当たる。激しく扱き、抓られ弾かれた、メイリーンの弱い場所は直ぐにヒューマの巨根を熱くした。

「…………堪らん……メイリーンの中にずっと居たいな……」
「んんんんっ!」

 歯を食いしばり、ヒューマの一言一言に反応し、首を振るメイリーン。

「気持ちいいか?」
「んっ………」

 返事も頷くしか出来ない陵辱。

「一度達したら、口を塞いでやる」
「っ!」

 只でさえ大きく太いのに、ヒューマは何を思ったのか、更に指を蜜壺に入れ、中と外を同時に攻めた。

「だ、駄目ぇっ!………駄目っっっっあぁぁァッ!」

 かなり大きな悲鳴に近いぐらいの喘ぎ声が出てしまうメイリーン。

「派手にイったな………」
「あぁぁ………嫌ぁ……馬車は……」
「もう少し付き合え………邸に帰ったら、思う存分啼かせてやる………」

 まだスると言うのか、この獣人は。と恨みがましく睨むメイリーンだが、ヒューマはただ笑って返すだけだ。
 一旦抜かれると、メイリーンの姿勢を向かい合わせにさせ、ヒューマが再び戻って来た。

「んんっ!」
「…………艶っぽい顔して煽るな……止まらんぞ?」
「わ………態として………ません……わ……」
「口を塞いでてやる………俺をイかせろ」
「んんんっ!」

 じゅぶ、じゅぶ、と突き上げてメイリーンを鳴らせる巨根は、蜜を掻き出しポタポタと馬車を汚していった。

「…………メイ………メイリーン……射精すぞっ!」
「んんっ!」

 ヒューマの肩に顔を埋めて、口を押さえて悶えるしか出来ず、メイリーンの中で爆ぜる熱を一身に受け取った頃、ラビアン伯爵邸に到着した。

「コホン………だ、旦那様、邸に到着致しましたが……」

 明らかに御者に知られた情事だと分かる。
 とろん、とした顔のままのメイリーンをヒューマは見つめ、まだ貪り足らないままの巨根を抜いたら、御者に返事をした。

「………今降りる」
「は、はい」
「メイリーン……」
「……………っ!」
「降りれるか?」
「お、降りますわ」

 だが、メイリーンは足に力が入らないのか、立てそうになさげだ。

「馬車の入口迄出て来たら抱いて運んでやる」
「…………ま、また恥ずかしい事……」
「歩いてると溢すぞ」
「っ!」

 馬車の入口迄、メイリーンが何とか腰を上げると、太腿に伝うメイリーンの蜜とヒューマの白濁が先程の情事を思い出させる。

「…………フッ……溢れたのを見られるぞ?俺に抱かれておいた方が良いと思うがな……ま、してたか等、馬車を見れば一目瞭然なんだが」
「も、もぅ!卑猥ですわ!」

 素直にヒューマに抱かれて邸に入ると執事のクロードを筆頭に侍従達が出迎えた。

「おかえりなさいませ、旦那様、メイリーン様」
「風呂に入りたいが、準備出来るか?」
「はい、帰宅時間に合わせ、準備を急かせておりますが、もう少しお待ち頂けると………」
「分かった、2人で入るから準備出来たら声掛けてくれ」
「畏まりました」

 クロードは執事というだけあり、本当に気が利く男であり、ヒューマに的確に且つ端的に説明するので、ヒューマの言葉も瞬時に理解する。
 メイリーンはその会話に誰と誰が?と思って、一瞬考えたが、それがメイリーンとヒューマの2だという事に時間が掛かった。

「ヒ、ヒューマ様!まさかわたくしと2人で入るおつもりですの!?」
「嫌か?」
「わ、わたくし、ゆっくり入りたいですわ!」
「面倒だろ………俺は待ちたくない」
「ま、まだスる気ですの!?」
「…………クッ……当然だ………食い足りん」
「き、今日は疲れましたわ!」
「口塞いでしまうか?メイリーン………喘ぎ啼く声は大歓迎だが、文句は受け付けんぞ?………の願いを君は拒むのか?」
「っ!…………そうじゃありませんが………」

 階段を駆け上がっているとも言える速さで、クロードと会話して直ぐに、ヒューマの部屋に着いてしまう。

「さぁ、メイリーン………早く君の中に戻らせてくれ」
「!」

 部屋を開け、扉を直ぐに閉めると、灯りも灯さずメイリーンを下ろし、壁に押し付けたヒューマは、メイリーンの片足だけ持ち上げ、トラウザーズから巨根を出し、押し付けて来る。

「受け取るだろ?………だ」
「っ!」

 態と秘蕾に先端を当て、にちゃ、にちゃ、と擦るヒューマ。ドロドロに濡らされているメイリーンの秘部がやらしく音を奏で、少し冷めていたメイリーンの火照りを再び昂ぶらせた。

「欲しそうな顔をする………堪らん!」
「ああっ、あぁぁっん!」
「……………フッ………君の中は居心地がいい……飽きる気がしないな………」

 器用にドレスも脱がされていくメイリーンは、ヒューマにしがみつく事しか出来ない。身長差もあり、メイリーンがつま先立ちをしなければならず、足が踏ん張れない。只でさえ腰砕けな状態だったメイリーンには辛い体位にさせられている。

「あぁぁっん、んふ………んんっ……」
「いいぞ………締め付けてくれ、メイリーン……」

 メイリーンのこの悦びは、ヒューマの腕の中でしかもう味わえない程、今迄経験した以上の悦楽だった。だが、体力が続けばの話で、ヒューマの絶倫に付き合える程の体力は無い気がしてならない。

「…………も………駄目ぇ………」
「締め付けているのにか?奥を抉るとメイリーンから汁が溢れて俺に絡み付くぞ?………俺はいたくこの瞬間が好きだ………もっと乱れろ!」
「ひぃぅっ!…………あぁぁァァァァっ!」
「…………ほら、もっと奥に欲しいだろ?」
「…………ま、待ってっ!………あぁぁっん!……イって………」
「知ってる」

 かろうじて床に着いていた足さえも持ち上げられ、最奥を苛め尽くされていた。

 コンコン。

『旦那様、メイリーン様、ご入浴準備が整いました』
「…………分かった」
「も……休憩………」
「このまま風呂に行こう、メイリーン」
「っ!…………下ろして下さいませ!」
「一時も抜きたくない」
「鬼畜!絶倫!ヒューマ様の意地悪!」
「……………その文句は褒め言葉として受け取る」
「悪口ですわ!」
「鬼畜も認めているし、絶倫で居られる自信もあるからな…………もう一つと言ってくれたら最高に嬉しかったが」
「き………そ、そんな卑猥な言葉言えません!」
「…………では、言わせてみせよう………この色気のある唇から艶っぽい声でな……」
「……………」

 ―――出会いもですけど、マーキングも………早まりましたわ……

 まだ続けられそうなこの夜に、メイリーンは生きていられるのか、と一抹の不安が過ぎったのは言うまでもない。



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