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目隠しの意味は?

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 朝の一件から時間が経ちその日の夜。月夜が部屋に入ってくる。

「夕飯を食べたら、調教を始める」

 食事と聞き、朝と昼の食事は匙や箸で、朝は新月から、昼は満月から食べ物を貰った。

「月夜、食事はここに」
「……………分かった……蝶子、顎を触ったら口を開けろ」
「………は、はい……」

 だが、新月や満月からの介助の様な食べさせ方ではない。唇が重なり口移しで食べさせられる。

「んっ…………はぁ……」
「…………え、月夜……」
「しっ!」

 新月や、光月、竿師と言われる他の4人も居る前で、次々と食べさせられている。それを初めて見た4人は、見ないようにしていた。光月が驚いて声が出たが、満月に止られる。

「…………美味いか?」
「………味等………分かりません……」
「……………食べ終わったな……調教を始めよう…………三日月、満月……浮腫をとってやれ………」
「了解」
「蝶子~、うつ伏せになって~」

 月夜は、食膳を下げてテーブルに置くと、部屋隅で見守る。新月、光月も月夜の隣に来た。

(…………あの様に食べさせていたのですか?)

 新月が月夜の横で小声で喋り掛けた。

(…………悪いか?)
(………戸惑ってらっしゃったんです……朝………教えて頂きませんと……)
(お前は、蝶子と口づけが出来るのか?知っていて………)
(…………いえ、恐れ多くて………)
(伝え忘れてた……)
(教えておいて下さいよ)
(……………分かった)

 だが、口づけの調教をするのは月夜だ。それは、4人も知っているから、蝶子の唇には触れない。ただ、新月が蝶子に食べさせようとした時、蝶子から月夜は口移しで食べさせた、と聞いたのだ。

「蝶子、気持ち良くなってるわぁ」
「…………はい………足のツボ気持ちいいです………背中や肩も……」
「香りが高い、香油塗ってるから、癒やされるでしょ?」

 背中や肩にツボ押しをする三日月と、足の浮腫を取る満月。緊張で強張っている身体を癒やしている。

「んあっ!」
「………昨日も押したけど、ココ膣を活性化するツボなのよ……………旦那様の杭をいっぱい受け取れるようにならなきゃねぇ」
「…………わ、私………逃げれないんですか?」
「…………それは………ねぇ?」

 満月が月夜の方に振り向く。

「蝶子、逃げれない………な」
「…………くっ………」

 月夜が答えて『逃げれない』と言われれば、月夜は蝶子を逃さないのだろう。首輪を付けられ、鎖で繋がれ、目隠しされて僅かな光が目に入り全裸で、外には出られない。目隠しは感触からして、金属製の物だ。目の部分は暈しガラスが埋め込まれている。だから、かろうじて人影が朧げに見えている。完全には見えないし、物を判別は出来ない。

「あ、あの………何故私に目隠しを……」
「……………」

 再び、三日月と満月は月夜を見る。

「……………それは旦那様の趣味だ……醜男であまり女に相手にされない男だからな……嫌がられるのが、殊の外嫌なんだそうだ」
「プッ………」
「光月!」
「あ、ごめん……」

 月夜の言葉で光月が笑う。それを新月が注意した。何の注意かも分からないまま、浮腫や凝りが和らいだ蝶子。

「はい、今日の浮腫取りお終い」
「俺も終わった」
「……………光月……次」
「はいは~い!乳大きくするよ~」
「!!」
「次仰向けね、蝶子」
「は、恥ずかしい……」

 コロン、と光月に仰向けに簡単にされた蝶子。

「………恥ずかしいか………なら、こうする迄だ……」

 月夜が、ベッドの足元に来ると、蝶子の足の間に座る。

「光月、乳を弄ってやれ………俺は蝶子の恥ずかしい場所を見ていてやる」
「!!…………月夜さんに見られるのも恥ずかしいです!!」
「ふふふ………可愛い蕾……食べちゃうね」
「んあっっ!…………やっ………そこは………将来……子に……乳を…………」
「………………っ……」

 月夜は、光月に弄られる乳房や蕾で喘ぐ蝶子の姿から目を離す。

「…………つ、月夜……」
「満月、耐えろ」
「で、でも新月……」
「月夜が耐えている………俺達も耐えねば……」

 年長者らしき新月や満月、三日月は月夜の姿を見て悲しい顔をする。堪えているのが分かるのに、自分が参加出来ないからだ。

「ああっ………んっっ」

 喘ぐ蝶子の声で、時折見る蜜口は粘着質の液体が光溢れて来ていた。そして、もじもじ、ヒクヒクと脈打つ様に花弁の割れ目から、尻の割れ目を伝う。

「ぁあぁあああ!…………なんか………おかしく………変っ……変~!!」
「光月、終わり」
「え?蝶子、もう直ぐ達しそうだったのに……」
「…………我慢も知らねばな……」
「そっか………」

 光月はその言葉に納得すると、蝶子から離れる。

「蝶子、風呂に入るぞ」
「……………わ、私………1人……で……」
「駄目だ………お前達は敷布交換しておいてくれ」

 月夜に言われた4人と、月夜の持つ鍵で鎖を外し、蝶子をベッドから下ろされた。風呂場に入ったのを確認し、満月が口を開く。

「見てらんない」
「俺も………」
「皆同じだろう」
「え?そう?」

 新月、三日月、満月は、光月を睨む。

「お前なぁ………若いからそう思うかもしれないが、辛そうな顔見て何も思わないのか!」
「新月………声大きい」
「………す、すまん……」

 三日月から新月に注意され、声の大きさを落とした新月は光月に更に注意する。

「俺達は蝶子様を守る為、救い出す為に来た事を忘れるな」
「……………は~い」

 訳がありそうな5人の正体はまだ不明。
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