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媚薬♡
しおりを挟む「はぁ………はぁ………はぁ……」
「………もっとっ………んんっ!!」
雫は、弥の上で踊る。雫の右側の腰は徐々に濃く鮮やかな花の様な模様になっていく。濃くなればなる程、男を誘う香りが雫から出ている様だった。
「雫………俺にも………」
「………ああっ………尊ぉ……」
弥の熱杭を咥えながら、尊とキスをし、尊に胸を弄られている。まるで花に群がり蜜を吸う虫の様に雫を欲しがっている。拘束して雫を味わっていた弥や尊は、余裕等感じられない程、雫に触れようとする。
「雫………出すぞっ!」
「………う………んぁっ………やぁ……もっとぉ……」
「雫、次は俺が入るから………早く弥出せっ!」
「…………くっ……」
「ああっ!!」
雫の隘路は弥の熱杭を締め上げると、ビクビクと天井を仰いだ。
「………あぁ………雫……乱れたな………はぁはぁ……」
「雫、次俺っ!弥から離れろ!」
「…………尊ぉ……」
雫は酒に酔っているように、高揚感に満ち、尊に抱き着き弥と離れた。蜜がとろとろと出て、拭き取る事等しないまま、そのまま座位で尊を受け入れた。
「…………治まらんっ!」
「凄い、雫………な、なぁ、弥………どうしてだ?」
「…………いつも以上に、雫の中が熱い……痣と関係あるかもしれん」
治まらない熱杭にゴムを付け替える弥。噎せ返る程の雫の女としてのフェロモンに当てられてしまっているのは弥も尊も分かってはきたが、積極的な雫の姿に戸惑っていた。
「………弥ぇ………後ろも……っん」
「あぁ、待ってろ直ぐ入ってやる………でもソコは解さないと………」
「………いいの!…………来てっ!」
「……雫………知らないぞ、痛み伴っても……」
「雫、せめてローション塗っとけ……」
「指で塗ってやるから」
「…………ああっ……んっ」
雫の弱い所は勿論、身体全身が性感帯になった様で、身体に弥の指が新たに触れただけでも喘ぎ止まらない。割れ目を広げただけで啼く。尊が蜜壺に居ても、今迄とは違う。どちらかが蜜壺に居る間、後孔に入る時は、弥も尊も、腰を動かさず、解してから入る。雫に無理をさせているからこその、少しでもという労りだった。
「…………ん?」
「如何した?」
「ローション……必要ないかも……」
「え?いつも最初は塗ってるだろ?」
「………弥ぇ………早くっ」
蜜壺の様に、既に受け入れる身体になっていた雫。しかし、それは雫も説明等出来る筈もない。
「自分でも確かめてみろよ」
「…………え?」
「だろ?………遠慮要らないな、これだと………雫、お待たせ」
「………あっ…………あぁ………いっぱいっ……あああ…………んんっ」
弥が雫に押し戻される感覚もなく、蜜壺の中に居る様な熱さと密着感。弥と尊が挟む薄い壁が、雫の悦楽を最高潮にさせた。
「持っていかれそうだっ!」
「尊、まだイクなよ!」
「んふっ………ひゃっあぁぁ………激……っし……」
奥へ誘う雫に、2人の男は腰の動きを止められない。気が付けば、日を跨ぎ雫が落ち着いたのは、薄っすらと朝日が登る時間になっていた。
「はぁはぁはぁ……干からびそ……」
「…………俺も……」
「早く、原因調べないとな………」
疲れ切った身体に鞭を打ち、気絶する様に眠る雫の身体を拭き取る尊と、残骸を片付ける弥。
「少し寝ようぜ、俺達も………昼には天使家行く、て言ってあるんだろ?」
「あぁ………皇家からは確信的な事は出なかったしな」
「ふぁぁぁ………ギリギリ迄寝ようぜ……今は考えたくねぇ……」
尊はそう言うと、雫の右横に寝てしまうが、弥は寝れるような状態ではなかった。興奮気味で、雫の変化に高揚していた。
「雫…………さっきよりはっきりと見える………桜?」
桜の花の様な鮮やかなピンクが左右の腰に浮き出ている。
「……………この辺りは、卵巣じゃないか?」
そう思い始めると、弥は嬉しさを隠せなくなった。
「な…………んで、俺は嬉しくなってんだ?この痣が愛しくて堪らない……」
「…………ん………」
もそもそと、右に気配を感じたのか、雫が尊にしがみついた。その姿に今迄嫉妬等しなかった弥に嫉妬心が沸き、慌てて左側から雫を抱き締めて眠り、再び起きた時は雫が苦しそうに脇腹を擽られ怒られた弥と尊だった。
「大丈夫なのか?熱は」
「…………うん、何故かスッキリしてる」
起きてから、別々でシャワーだけ浴び、遅めの朝食を取る3人。一緒に入ろう、と弥と尊は言ったが、またなし崩しに抱かれそうで、雫は断ったのだ。散々、抱き潰された身体で、その雫に付き合って深い眠りについていた弥と尊を導火線を着ける訳にはいかないと思ったからだった。
『…………な!何コレ!増えてる!しかも左側にも!!』
バスルームから発狂した声が響いたのに、慌てて尊が駆け寄って行ったが、雫は見せなかった。
『ごめん!今見せたらまたセックスしそうだから!』
と直感で言われ、尊は見ていない。
「寝る前に、俺は見たが………」
「え?見たの?」
「………あぁ、何故か嬉しかったな……」
「見てぇ………」
「尊………夜でいい?」
ちょっと赤らめた雫。その顔を見せられた弥も尊も一気に欲が湧き出る。しかし、理性で何とか持ち堪え、雫から目を反らした。
「な………な……今迄……こんな事あったか?弥」
「無い!……照れた顔自体見せた事無かったのもあるから、コレはクル………」
「絞り取られたのに、またヤリてぇ……」
「耐えろ!尊」
「如何したの、2人共」
「い、いや………食べたし出掛けるか」
「うん、でも弥も尊も朝食作ってたからシャワー浴びてないでしょ?浴びてきて、片付けるから」
弥と尊がシャワーを浴び終わると、へそ出しキャミにデニムパンツ、薄手のワンピース風のロングシャツに着替えた雫を見た2人。
「「却下!」」
「………は?実家に帰ってお祖父様に見てもらうなら、服捲るよりいいかな、と………駄目?」
「せめて、へそ出し無しか薄手はやめろ、キャミが透けて見えてる」
「爺さん、卒倒するわ!」
無理矢理服を選び直され、『また抱き潰されたいか』の一言で雫は大人しくなったのだった。
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