領主は私です、婿の貴方は何様ですか?【完結】

Lynx🐈‍⬛

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過去

猛獣の獲物♡

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「んあっ………や……ま……て…」
「………もう………待たない………」

 抱き締められたロゼッタを逃すものか、とばかり、胸の中に納め、唇を奪うマキシマス。夜着に掛かるストールも勢いで床に落ち、ドレスとは違う感触が、マキシマスに伝わっている。夜着の下は素肌だ。ドレスを着る時に纏うコルセット等無い。次第にロゼッタの腰辺りに、ムクムクと硬いモノが当たる。が、男の象徴だと気が付いた時にはハッキリとした形が感じ取れた。マキシマスから与えられるキスは、またも食べられる様なキス。頬裏や上顎にマキシマスの舌が触れると、ロゼッタの声が漏れる。

「んんっ……はあぁ………」

 キスだけでも溶けそうなのに、マキシマスから抱き締められている腕は緩んでは背中を擦る。擦られては、ロゼッタの髪を撫で、抱き締める力を込める。躊躇したような腕に、もどかしさを感じたのは直ぐだった。

「……………はぁ……はぁ……」
「………み……ないで……」

 息を整えたかったのか、唇が離れるとロゼッタを見下ろすマキシマスが熱を込めた目で訴えた。

「色っぽいロゼッタを見たいんだ……隅々迄…………」
「…………ああっ……んんっ……」

 再び、キスを貪ってくるマキシマスは、手でロゼッタの頬を挟む。耳を塞ぎ、指を耳穴に指を入れ、更に塞ぐ。口内の唾液が混ざる音が卑猥に脳内を襲った。理性を奪うそのキスに、ロゼッタは立っていられなくなると、マキシマスの胸に倒れ掛かる。

「…………おっと……大丈夫?」
「………クラクラする……立って……られない………」
「………また、そんな目で誘って……」

 マキシマスは、ロゼッタを抱き上げベッドに下ろす。

「まだ、いろんなキスの仕方、教えてあげる…………そのままでいいよ」

 他にどんなキスがあると言うのか。ただロゼッタはマキシマスに委ねるしかなく、唇が重なる直前に目を綴じる。

「……………いい子」
「………」

 額、瞼、頬、鼻を軽くキスするマキシマス。口にまた次に来るかと思っていたら、耳に甘噛みされ、耳穴に舌が入るキスをされた。先程の耳を塞がれて、立っていられなくなった様に、背筋がビクッとし、身体が跳ねたロゼッタ。

「耳、気持ち良いいんだ、ロゼッタ……じゃ
、いっぱいキスあげなきゃね」
「………ああっ……やっ……ヌルってっ!」

 舌が入る耳穴はもうマキシマスの唾液が塗り込まれ、ピクピクと身体が蠢くロゼッタ。

「どっちの耳が弱いかな?」
「………あっ………んんっ」
「…………あぁ、甲乙つけがたいね」

 両耳を味わうこの男のキスは、どこ迄ロゼッタを変えるのか。

「ロゼッタ………舌出して」
「…………んっ」

 素直に従うロゼッタの舌は、唇の外へ。その舌を噛むマキシマス。勿論甘噛みだが、甘噛みした舌をマキシマスの口内の舌が絡め取った。逃げれる訳はなく、驚いて目を開けるロゼッタは、マキシマスと目が合った。この男はキスの間、ずっとロゼッタを見ていたというのだろうか。そう思った瞬間、ロゼッタは下半身に違和感を覚えた。疼く身体を感じ、ロゼッタを跨ぐマキシマスが分かるぐらい、足がをもぞもぞと動いてしまう。

「んんっ……んっ」
「……………」
「!!」

 もどかしさが伝わり、ロゼッタの舌が吸われた。

「ぷはっ………はぁはぁ……」
「………まだ、出し惜しみするけど、そろそろロゼッタの胸………食べさせてもらうね……キスマークもドレスから見えない所に着飾ってあげる……見える所に着けると、て分かるだろ?…………それもいいけど、見えそうで見えない場所にキスマーク着けて、ロゼッタをドキドキさせたいんだよね………」

 夜着に手を掛けるマキシマス。紐でかろうじて結ばれて脱ぎ着しやすい夜着は、マキシマスの目の前で、ロゼッタの胸を晒した。視姦するマキシマス。露わになるロゼッタの胸はマキシマスに向け蕾が勃っていた。

「………美味しそ………
「あっ!」

 蕾にそっと触れる。優しく先に触れる指。しかし、その快感が爪先を立て押された。

「ひゃっ!」
「…………いい声……この刺激でその声なら、もうちょっと強くしても大丈夫かな?」
「あっ………んっ………」

 クリクリと、指で挟まれ先端は指の腹で撫でる。しかも両胸の刺激は更に下半身を疼かせた。

「胸はどっちが感度がいいか……な?」
「ひゃぁっ………ああっ」

 強めに扱かれても、弱く撫でられても、もう理性等保てない。キスの余韻、顔周辺の愛撫、焦らす指、強引な指……リズムも一定な刺激で、ロゼッタを落ち着かす気の無いマキシマス。

「…………あぁ、右のが美味しく啼くね……左を弄りながら、右を酔わせてあげるよ」

 体重をロゼッタに掛け過ぎ無いように、マキシマスは覆いかぶさると、右胸の蕾を口に含まれた。舌のザラザラとした感触が来たと思うと、歯で甘噛みされ、先端に舌の先端で突付かれた。

「んあっ……ん…………やぁ………」
「美味しいよ、ロゼッタ………」

 甘い甘い囁きに、猛獣の餌になるのはもう直ぐ………。
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