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鬼畜を貪る小悪魔♡
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「マシュリー!!」
「……………ルカス…………様………」
爆発音の出した主はルカスだった。しかし、入って来た直後、ルカスはキレる。マシュリーの身体が素肌を晒し顔を腫らせ、部下のレナードは腹部に太刀傷に、暴力を受けた様な怪我を負い、それを高みの見物の様に見守るアンナレーナと、マシュリーを犯そうとする男達を目の当たりにし、ルカスは即剣を抜くと、何も言わず男達目掛け、斬撃を浴びせた。
「「「!!」」」
「うわっ!!」
「ぐわっ!!」
「!!」
斬撃に吹き飛ばされた男達。一瞬の事でマシュリーやアンナレーナは言葉を失う。
「ルカス様!!申し訳ありません!!マシュリー様を………」
「その話は後で聞く…………」
「………ルカス………様………」
「助けに来た………マシュリー……」
ルカスは自分のマントをマシュリーに掛け、素肌を隠すと拘束具を剣で切る。
「…………う……っ……」
「マシュリー、まだ泣くな………」
「……………」
ルカスの姿で涙腺が緩むのを堪え、頷く事しか出来ないマシュリー。
「アンナレーナとこの男達を捕らえよ!レナードの傷の手当を!」
マシュリーを抱き上げるルカスは、レナードに声を掛ける。
「外傷だけか?…………他は……?」
マシュリーの事を言っているのは明らかで、レナードはマシュリーの安否の説明を始めた。
「睡眠薬を飲まされまして、その後媚薬をアンナレーナ嬢から口移しで…………泣かせて涙を出させようと、頬は殴られましたがマシュリー様は必死に堪えておられました………申し訳………ありません………お守り出来ず……」
「………無事ならいい…………お前も怪我を治す事に暫く専念しろ……最小限の被害だと思っている………俺が少し遅れていたら…………と思うと………お前さえ斬りつけそうだ………」
何よりも大事にしたい存在のマシュリーを危険に遭わし、裸体をレナードにも見られ、他の男達にも晒させた事が、何よりも悔しくて被害者であるレナードにさえも殺意さえ起きそうなルカスなのが分かるのか、レナードは拘束が解かれた後は、ひたすらルカスに頭を下げていた。
「申し訳………ありません…………この記憶は直ちに消します」
「………そうしてくれ…………お前を斬りたくない」
ルカスは、部下達に指示を出し、馬車へとマシュリーを連れ乗り込む。ルカスは気が付かない訳はない。アンナレーナから媚薬を飲まされて、マシュリーの身体が如何なっているのかを、抱き上げていた本人は逸る気持ちと昂ぶりを抑えるのに必死だった。首筋に掛かる、マシュリーの熱い吐息と、腕の中で火照る身体、何よりも支えていた腕に伝わるマシュリーの足の間から湿る空気とニオイに、ルカスは理性を失い掛けている。
「馬車に暫く篭もる…………誰も近寄らせるな…………報告があれば離れた場所から声を掛けろ、必要であれば許可を出し、馬車の扉を挟み聞く……………いいな?」
「「「はっ!」」」
パタン………。
馬車にマシュリーとルカスが乗ると、ルカスはマシュリーを覆うマントを剥ぐ。マシュリーも待ち構えたかの様に涙目でルカスに縋り、ルカスの胸に顔を押し付けた。泣き叫ぶとルカスの部下達に聞こえ、声を押し殺すマシュリー。怖かった筈だ。身体が震え、媚薬で身体も疼くが、今は泣きたくて泣きたくて、ルカスにしがみついている。
「…………無事で良かった…………ごめん………お茶会の差出人の周辺をもっと調べる冪だった…………」
「………いいえ………わたくしに隙があったのです………レナードも悪くありません……必死に守ってくれました……」
「……………うん……レナードの事は安心してくれ…………それより………」
「っ!…………あぁっ!…………だ…………めっ………」
身体を昂ぶらせながら、何とか絞り出したマシュリーだったが、ルカスに少し触られただけで、甘い声が我慢出来なくなる程、媚薬が効いているようだ。
「治めてやる………辛いんじゃないか?」
「………あぁ………辛い………で………す………です…………が……ここは……」
「馬車の中だ………声は我慢してくれ………」
「い………いや…………ルカス………さ………んふっ……」
マシュリーの口を自らの口で塞ぎ、疼くマシュリーの身体を治めようと、濡れそぼる蜜口も、指で塞ぐルカス。指を入れる前から、ポタポタと流れ溢れる蜜にはルカスは気付いていた為、解さなくとも3本の指がすんなりと入ってしまい、直ぐにでもマシュリーは絶頂に達してしまう。
「んんっ………はぁ………ん、んぅ……んっ!!」
「1度では足りないよな?………俺は何時でも準備は出来ている」
「…………ル……カス………様ぁ………」
マシュリーも理性が飛んでしまっていて、自ら足を拓き、ルカスに見せてしまった。
「……………ゴクッ……」
ルカスの喉が鳴る。狭い馬車の中で、たった2人。邪魔する者は今は居ない。ルカスは締め付けた服を開けさせ、下半身を開放すると我慢していたであろう屹立の先は既に湿り、今か今かと欲しい場所に行き着く準備は出来ていた。
「…………挿入るが、途中で止めたくなっても知らないぞ?」
「…………は……い………欲しいです……」
息も荒く、マシュリーは素直に初めてルカスを欲しがる。ぬちゃ、にちゃ、とゆっくり挿入して行くルカスだったが、マシュリーは足をルカスの腰に絡め、押し付ける様に引き込んだ。
「!!…………マシュリーっ」
「焦らしちゃ…………嫌ですっ!」
「くっ!………知らないからな!」
馬車がガタガタと揺れ、我慢していた声も次第に漏れていき、ルカスの部下達が次第に馬車から遠退いたのは言うまでもなかった。
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