私、魔王に恋してしまいました!【完結】

Lynx🐈‍⬛

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8 ♡*シュゼルト視点

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「はぁ……はぁっあっ……駄目ぇ……」

 佑美がずっと閉じ込められた部屋の床。
 シュゼルトは押し倒したまま、ずっと佑美がその気になる迄、シュゼルトに秘部から溢れ出る蜜を吸い取られている。
 3日で分かった事だが、どうやらシュゼルトは、佑美の蜜を身体に取り入れる事で興奮し、子供から大人になる様だった。
 熱を放出すると落ち着くからか、子供に戻ってしまうので、シュゼルトは不服そうだが、佑美を抱くには困らないので、大人の身体を維持する為に、常に抱きたい衝動はある。

 ---くそっ!何で分からない………俺がこんなに求めているのに還りたいなんて………

 アマリエとは違う身体だが、充分満足出来る佑美の身体に、シュゼルトから離れたくない、と思わせて繋ぎ止めておきたかった。
 部屋から出さないのも、人間の身体の佑美を守りたいが為で、閉じ込めておくつもりもない。
 城には沢山の魔界人が居て、佑美ばかりでなくアマリエさえも知らない者に、佑美を襲うのではないか、と危惧しているからだ。佑美は閉じ込められて文句は言っているが。

「…………グチョグチョだな……欲しかったら言え、思う存分可愛がってやる」
「い、言わな……い………あぁぁぁっ……やだぁぁ…………」
「締め付けてよく言う………もう3本入ってるんだぞ?」

 秘蕾に歯を立て、にシュゼルトの長い指が3本。その指が奥を抉り、滑りの良い蜜を出させている。
 この準備万端の佑美を見れば、シュゼルトは昨夜であればもう挿入はいっていた。
 
 ---アマリエだったら、強請ってた状態だった………言い争った後でも、俺を欲しがったのに……

「…………嫌ぁぁ………気持ち良………く……て……も……変っ………」
「…………そうか………じゃあ、変になれ………見ててやる」
「っぁあぁ………あぁぁぁっ……シュゼルト………の……馬鹿ぁっ!」

 欲しいのは佑美も一緒だったと分かる。
 拒否する目でもなく、佑美の奥底に光る目が高揚してシュゼルトへ熱視線を贈っていた。
 馬鹿と言って、喘ぐ佑美の言葉は、アマリエもよく言っていた。
 自分には力が無いが、同等で傍に居させてくれるシュゼルトは馬鹿で好きだ、と。
 育った天界には、誰もアマリエに近付く事なく寂しかったのだ、とシュゼルトに言った事を、シュゼルトはよく覚えている。
 シュゼルトが見下ろす佑美は、シュゼルトに酔わされて身体は啼き喘ぎ、目には涙が溢れていた。憎しみの目ではない。

「シュゼルト…………キス……は?」
「何だ、欲しいのか?キス」
「っ!…………い、要らないっ!」

 ---拗ねると可愛いのは変わらないな

「ユウミ………顔背けたらキスしないぞ」
「…………っ!………」
「…………天の邪鬼め……」

 素直にならない佑美に手を伸ばされ、シュゼルトはキスを落とす。
 甘いキスに、愛情たっぷり伝わるといい、と舌を絡めては、深く長く貪った。
 しかし、床の上だという事を思い出して、シュゼルトはキスをしながら、佑美の身体を持ち上げ、座位に変える。

「シュ………ゼルト………大き………から……ソレ、直ぐイクっ!」
「嫌じゃないだろ?」
「っ!」
「転生前のお前も座位は好きだった」
「……………馬鹿ぁっ!…………あぁぁぁぁぁっ……」
「締め付けろよ、もっと………絞り取ってっていいぞ」

 ドクドクと浴びせた白濁を、佑美は美味しそうに飲み込んでいく。
 絶頂到達すると、佑美は天を仰ぎ、ピクピクと身体を震わせて全身でシュゼルトを感じている。

「エロいな………ユウミ………コレを知ったら、俺から離れていかないよな?」
「……………はぁ…………はぁ………ソレと……コレは……別………不義理な事、したくない……の………還らせて、シュゼルト………片付けてから………また迎えに来てはくれないの?」
「…………それは………考える……」
「出来るのね?」
「知らん」
「知らない?」
「やった事無いからな…………ユウミ………もう終わりだと思うなよ?」
「っ!…………射精したばっか………」
「知らんな」

 注いだばかりだったが、基本的に魔界人の欲が強いだけあり、性欲も並大抵な物ではない。
 抜かずに2回目等序の口だ。

「昨日も、抜かず5回は続いたぁ!」
「今夜も付き合え」
「絶倫!馬鹿!巨根悪魔!」
「全部当たってる………ベッド行くぞ、ユウミ」
「っ!………ひゃぁっ………落ちる!」
「俺がお前を落とすとでも?」

 簡単に座位から挿入ったままでシュゼルトは立ったので、佑美はシュゼルトの首にしがみついた。

「乳が気持ち良いな………」
「ま、前見てよ!危ない!」

 谷間に顔を埋めても、シュゼルトは佑美を落とさないし、何かにぶつかっても、佑美を傷付ける事はしない、と自負している。

「言ったろ?落とすかよ俺が」
「今落としたじゃん!」
「ベッドだろ」
「…………そ、そうだけど………ひゃっぁぁ……」
「溢してんじゃない………まぁ、これはコレでエロいがな………」

 ベッドに佑美を下ろすのに、身体を放したシュゼルトは勿論、杭も抜く。
 その時に佑美から溢れ出た白濁をまた押し戻す様に、指で押し込んだ。

「ぁぁ、ぁっん………イったばっか………」
「イキっぱなしにしてやるんだ………まだ余裕そうだから、また濃いの飲ませてやる」
「っ!………あぁぁぁっ、あっ、あぅ!」

 シュゼルトは自分の欲に、また佑美のこの日を終えさせるのだった。
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